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この先酔っ払うことはないのかしら

最後にお酒を飲んだのは2020年6月27日だった。猫の推測誕生日も忘れるくらい、記念日系をまったく覚えられないのになんで覚えているかというと、実家の遺品整理が終わり、熱海の寿司屋でビールをしこたま飲んだのが最後だったからだ。

禁酒とか断酒という言い方をしないのは、決意してお酒をやめたわけではないからだ。
若いときはザルだった。翌日多少胃がムカムカすることはあっても、二日酔いで頭が痛いとか記憶がないという経験はない。だけど最近は飲酒量がかなり減って、外で飲んでいるときはそうでもないが、家だとビール350mlでへれへれになっていた。
冬になると1カ月くらい自然と飲まない期間もあって、これを契機に飲む回数をもっと減らしたいと思ってはいたが、なかなか実現はせず、飲む→飲まない→飲む→飲まないを繰り返していた。

んで、なぜぴったり飲まなくなったかというと、そこがよくわからない。徐々に減らしていった結果と言えなくもないが、計画的にやったわけではない。減らしていったというよりも勝手に減っていったという感じ。
家で飲むときは、ビールを常温かそれに近い温度で飲むようになったり、以前はあったかいワインなんて! と思っていたのに、ホットワインが好きになったりと、飲むにしても嗜好の変化があって、それは少し関係あるのかもしれない。

ともあれ飲まない1周年迎えたわけだけど、断酒したひとがよく言う、やめてよかったことというのはあんまり思い浮かばない。もちろん悪かったことはない。
お酒をやめたら時間ができたと言うひとがけっこういるけど、わたしは飲み会を除いてお酒を飲むときその行為に専念していたのではなく、読書とか映画を観るときに飲んでいたから、時間はあまり変化はない。
お金の面でも、1ヶ月に何万も酒代につぎこんでいたわけでもなく、むしろ甘いものを食べることが増えてしまったので(これはこれで問題。人生はやめなければいけないことのほうが多い)、プラマイゼロというところ。

飲みたくなることはこの1年で2、3回あったけど、切望! という感じではなかったので飲むまでには至っていない。そういう気分のときにコンビニに行っても結局お酒は買わないですむのは、気持ちは欲しているけど体が欲していないのか、その逆なのかわかんないけど。

飲んでいたときはストレス発散的に酔いたかったわけではなく、休日にゆっくりしているときのお伴だったので、そういう気分をつくりたいときはシュワシュワしたものを飲めば満足する。レモン果汁とオリゴ糖を炭酸水で割ったものとか、たまにノンアル梅酒ソーダとか。

こんなゆるさなので、また飲むことになるのかな。お金がないとどうせないからと開き直ってぱーっと使っちゃうけど、今月は残高がまだあるぞというときほど財布の紐を締めるのと一緒で、せっかく1年飲まなかったんだから記録更新したいという気持ちでもう飲まなくなるかもしれない。

この方、飲んでた量が半端ないのであんまり参考にならなかった。読み物としてはおもしろいです。

このnoteはお酒やめたいひとにはまったく参考になりませんでしたね。どうもすいません。


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