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これからは

病気で仕事を休んでいたが、来週半ばに復帰する予定である。入院中(ヒマだったので)自分の生き方、というと大げさだけど生活スタイルのようなものをどうするかいろいろ考えていた。日々のことについては先週書いたけど、仕事へのスタンスもちょっと変えてみようと思った。

10年ちょい前にも長く入院して休職したことがあったんだけど、(今では信じられないことに)当時は自他ともに認める仕事大好き人間だった。
そのときだって退院してすぐ復帰という気にはさすがにならなかったけど、早く仕事がしたいんじゃないかと上司が逆に気を使って、退院早々打ち合わせに呼び出されたことがあった。体力も免疫力も落ちてたのでそれはさすがにきつかったけど、そういう感じに思われていたし、実際そうだった。

それからいろいろあって、サラリーマンとしての仕事への情熱がしゅわしゅわと消えてしまった。フリーターになったり、再度転職してサラリーマンに戻ったりしたが、最近は付加価値を付けたり、新しいことを提案しようなんてまったく思わず、仕事は「与えられたことしかしない」というスタンスを貫いている。
まあそれでもわたしも日本人なんで、だれもやらない(やりたがらない)プロジェクトにはたまに手をあげたりしているんだけど、それは仕事はこう見えても積極的にしてますよというアピールでもある。あんまりやる気がないと思われて目をつけられてもめんどくさいと思っていたので。

そして今回の復帰後は、やる気がないと思われようが、自分の仕事が終わったらフレックスでさっさと帰ろうと計画している。
自分で言うのもアレかもしれないけど、わたしは仕事がはやい。たぶん同じ部署のひとたちの平均より半分近い工数ですむ。
だから定められた勤務時間をちゃんと社内にいるとなると暇になってしまうことがある。残業が発生することもあるけど、短納期や仕事が重なったためにすることはあっても、自分の仕事の遅さで残業することはほぼない。

仕事してるかしてないかはアウトプットを見ればわかることだし、先だって上司と面談したときもわたしの仕事のはやさを認識しているようだったので、わざわざ自ら仕事を増やしたり、あるいは仕事をしているふりをして会社に残る必要もないなと改めて思ったので、それを行動に移そうと思う。

定時前に帰ったとしても、ときには残業せざるを得ないこともあるから勤務時間がプラマイゼロにはなると思うけど、たとえ勤務時間がマイナスになって給料が減っても、あるいはそのことによって評価と査定が下がっても構わないと思っている。それよりも自分の時間の方が大事だからだ。仕事を過剰品質な程に時間をかけてやったり、無駄なおしゃべりをしたりしてぐずぐず残業するよりよっぽど良識的でしょ。

こう考えるに至ったのは、前回も書いた日常の幸せを取り戻したいからだ。
長時間労働して疲弊したり、挙句の果てに健康を害したりしたら日常が不幸になってしまう。
そもそも仕事と、それ以外は睡眠と食事や入浴といった最低限の身の回りのこと以外に時間が取れない、あるいはそれすらできないというのは異常な状態だと思う。
それらの最低限のことについても必要な時間だけ寝て、おいしくごはんを食べて、ちゃんと湯船に浸かるといったようにクオリティは高めたい。それに加えて平日にだって本を読んだりする趣味的な時間もほしい。
そういうことができるようになれば気持ちに余裕ができて、イライラすることも少なくなるような気がする。

だから、臆することなく自分のやらなければいけない仕事をやったらとっととプライベートな時間に戻ります! ということをここに宣言しておく。


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