うつみっこ新聞vol2

うつみっこ新聞 vol.2 -保護者の気持ちについて-

いつもご支援ありがとうございます。
署名が190名に届きそうです。もう少しで200名!

「うつみっこ新聞」第2号を発行しました。
2月21日(金)に、内海町内で新聞折込されます。

この号では、インターネット署名についてのお知らせと、
1年前に保護者内でとったアンケートの結果について、
そして、2月27日(金)に開かれる住民説明会についてお伝えしています。

うつみっこ新聞vol2

<保護者の気持ち・・・>

これまで保護者でも何度かアンケートをとっています。その内容を少し紹介します。

2018年秋冬に、内浦内海保護者会が主体となって、41世帯の保護者を対象にアンケートをとりました。保育所の保護者と、内海小・内浦小の1年生~5年生の保護者を対象にしています(※千年小中一貫教育校の開校が予定されている2022年度に、子どもが中学生以下の世帯です)。アンケートの回収率は65.9%でした。

項目はいくつかありますが、特にお伝えしたい結果が2点あります。


1つは、「千年の義務教育学校についての期待/不安」
「内海町の小中学校についての期待/不安」
についてまとめたものです。

1~5の5段階評価で、数字が大きいほど、期待が大きい/不安が大きいということになります。

千年の義務教育学校については、不安が大きく、期待は小さいことがわかります。項目別にみると、教育効果や地域活性化の観点では期待が小さく、課外活動においては期待が大きいという結果。ここから、「部活動の選択肢が広がる点では期待できるが、教育効果や内海町の活性化ということを考えると不安が大きい」ということが言えます。

一方、内海町の小中学校については、期待が大きく、不安は小さいことがわかります。項目別にみると、教育効果や地域活性化の観点では期待が大きく、課題活動においては少し期待度が下がることから、「教育効果や内海町の活性化を考えると期待できるが、部活動の選択肢が少ないという点ではやや不安もある」ということが言えます。

学校が再編されることで期待できるのは、部活動の選択肢が増える点だけだ」ということが言えそうです。
ただ、ここで考えてみたいのは、この小規模校における部活動の選択肢が少ない問題は、もっと解決できる方法が考えられるのではないだろうか?ということです。

確かに、わたしたちが子どもの頃は、部活動に所属してそこから多くのことを学んできた人も多いでしょう。しかし、部活動はあくまで”課外”の活動であり、最近では学校の先生の働き方の観点から部活動のあり方も見直されつつあります。(以下の記事では、「部活動が徐々に地域に移行していくだろう」ということが書かれています)

子どもたちが様々な活動に触れ、自分の好きなことを見つけることができるのは魅力的です。しかし、それは部活動でしかできないことなのでしょうか?部活動は学校でしかできないことなのでしょうか?

地域にはいろんな活動をしている人、してきた人たちがたくさんいます。部活動の指導者も、必ずしも学校の先生だけではなくなってきています。人数が少ないチーム同士で一緒に練習することだってできるはずです。

そうした小規模校だけではできないことを工夫して乗り越えるアイデアを、もっと前向きに、教育委員会のみなさんと一緒に考えていきたい。それがわたしたちの願いです。


お伝えしたい結果の2点目は、「内海町の学校は今後どうあるべきか?」という問いへの答えです。

この質問は選択制で、
「千年小中一貫校に統合する」
「内海町内に1校を残して千年と選択可能にする」
「現状維持で内海町に3校を残す」
「その他」
となっています。

ここで、「千年小中一貫校に統合する」と答えた人は1人もいませんでした。
一番多かったのは、「1校を残して選択可能にする」というもので、59.3%の人がそう答えました。「3校とも維持する」と答えたのは11.1%で、「1校か3校」と答えたのも11.1%。3つの回答を合わせると、内海町内に少なくとも1校は残すべきと答えたのは、81.5%です。

(残りの18.5%には、「わからない」と答えた方や無回答の方、どちらの選択肢を選んでいるのか判定しかねる方がいらっしゃいました。)


同時期に、PTAでも保育所・小・中学校の保護者68世帯にアンケートをとっています(回収率76%)。

こちらでは、千年小中一貫校に通わせたいと答えたのは17%、通わせたくないと答えたのは64%です(無回答が19%)。


これが、内海町の保護者たちの気持ちです。

大きい学校に行かせたい、小さい学校に行かせたい、というのは、それぞれの子どもたちの個性や、保護者の育ってきた教育環境、持っている価値観の違いであり、正解・不正解はありません。

ただ、半数を超える人たちが内海町の学校に通わせたいと思っているのに、その声を聞き入れない進め方はどうなのでしょうか。

わたしたちがここまで頑張っている理由はそこにあります。

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