くもりときどきはれ/みこたん@ウツ

神経症、ウツと生きてきた半生と今、これからを綴ります。 50代女性。首都圏在住。家族・…

くもりときどきはれ/みこたん@ウツ

神経症、ウツと生きてきた半生と今、これからを綴ります。 50代女性。首都圏在住。家族・夫。

最近の記事

みこたんの洋服

今の私ははっきり言って太っているので、近くのスーパーの衣料品売り場ではあまりサイズがない。 だから仕方なくほとんど通販で買っている。 試着しないで買うのはすごくこわい。レビューとかじっくり読み込んで判断するしかない。 だいたい大丈夫だけど、たまに交換や返品しなきゃいけなくなる。 試着して買える人がうらやましい。  でも、洋服に興味が出て、通販をのぞくようになったのは最近のこと。ウツウツとしてたころは、洋服なんて興味なし。そんなのどうでもよかった。裸で出歩くわけにいかないから

    • みこたんの読書

      いつ頃からだったかな。 小学校1、2年生だと思うけど、本を読み始めた。図書館が近くになかったので、隣駅まで電車に乗って通った。 読んだのは江戸川乱歩。ミステリーにはまった。次々に読み進めた。多分読んでいないのはあまりないと思う。 そして中学生になると、少し難しいものに移った。横溝正史だ。 これまた図書館に通って借りまくった。夢中になった。 高校生になると、松本清張にのめり込んだ。でも、純文学も読むようになって、国木田独歩とか夏目漱石とか有名どころをあさるようになった。 勉

      • みこたんの火事場の馬鹿力

        神経症が大学入ると同時にひどくなり、本当につらかった。 父親のようになってしまうんじゃないか、とおびえるような気持ちだった。 父親と同じ心の病だなんて知られたくなくて母親にも隠していた。なんでもないように振舞っていた。 当時はまだ心の病に対する偏見がすごく強くて、なかなか医者にかかる気になどなれなかったのだけど、あまりにもつらくて、たしか大学4年の時、意を決して精神科のクリニックに行った。 とても良い先生で、話終わるとすごく気持ちが楽になった。薬は処方されなかった。 続けた

        • みこたんの好きな歌手

          大好きな歌手が2人いる。昔からではなく、ここ数年のこと。 2人とも本当に天才だと思っている。曲作り、詞、歌唱力、声、どれをとっても抜きん出ている。 今日も旅行先の宿にあるカラオケで2人の歌を歌った。 2人とは、尾崎豊とASKAだ。 2人とも良くないものに手を出してしまった人だから、世間ではちょっと悪い印象を持っている人も多いと思う。 でも私は、人間として尊敬しているとかではなく、アーティストとしての才能を愛しているのだ。 2人のタイプは全然違う。歌い方も声の質も、曲も歌

          みこたんの運動神経

          悲しいかな、両親に似てしまって運動神経はほとんどない。 何をやってもダメ。 テニスやってみたけどダメ。 ゴルフかじってみたけどダメ。 ボーリングもうまくいかない。 短距離、長距離共にダメ。 鉄棒の逆上がりもできない。 逆立ちは壁を使ってもできない。 とにかく運動はなにをやってもダメなんです。 そんな私が唯一、少しは人よりできるのが中学時代と社会人になってからも少しやっていた卓球だ。 中学の時は、顧問の先生から、同じ学年では1番、と卒業の時に言われた。 そういえば車の運転

          みこたんの職歴

          私の職歴はハンパない。それにはいろいろ事情があって。 いくつの職場で働いたろう。もう自分でもわからなくなっているぐらいだ。 最初は正社員で5年、そのあと転職してまた正社員で4年働いた。 その時点でもう30を過ぎていて、正社員採用がなかなか難しい状況もあって、派遣で働くことになった。 そうこうしているうちに、当時付き合っていた人と結婚する可能性が出てきて、いつそうなってもいいように短期の仕事でつないでいこうと決めた。 でもなかなか結婚の決断ができないまま、結局3年間も3ヶ月

          みこたんの温泉

          何年ぶりだろう。温泉に来ている。足は痛いのだけど、ウツのほうは最近すごく安定している。 ウツじゃ温泉だって楽しめない。 空気がおいしいから、食欲も旺盛で、宿の食事もおいしくて、ガンガン食べている。 といっても、実は遊びで来ているわけじゃなく、だんなさまが体調不良で医師から湯治でも行くように指示されたのだ。 だから、観光はほとんどなし。 宿でのんびりして、温泉につかって、おいしいご飯たべて、部屋で、持ってきたドリップコーヒー飲んでまたゆっくりして、の繰り返し。 私はこうし

          みこたんの食生活

          50歳手前くらいからぶくぶく太り始めた。 元々食べるの大好き、甘いものにも目がない。その上ウツだから運動不足。 さすがにこれじゃあ膝や腰を痛めるでしょ、というやばいレベルまできてしまい、健康のために糖質制限を始めた。 まず夕食の炭水化物をやめた。初めはつらかった。物足りないし、おかずだけでお腹いっぱいにするのは大変だった。 でも人間って慣れるもので、徐々に当たり前になっていった。 3年間、夕食のみの炭水化物抜きをやってから、昼も炭水化物抜きを始めた。糖質控えめの宅配弁当

          みこたんの買い物

          主婦の仕事の中でもさぼれないのが食品の買い物だ。 3年前に引っ越してきた今の家は、徒歩6分のところに大きなスーパーがあるのだけど、ウツな私にとってはそれも大仕事。 でも運動不足にならないように、せめて買い物だけでも毎日行こうと心がけて、なるべく買いだめしないでがんばって通ってきた。 ところが、数年前からの足の痛みが最近ひどくなって、徒歩6分でもきついと感じるようになってしまった。 そこで、徒歩3分のドラッグストアに行ってみた。以前から食品売り場が狭いながらもあることは

          みこたんの文系脳

          私は完全に文系人間だ。 それでもなんとか中学校の数学までは普通にできた。 だけど高校の数学になったら、地に落ちた。 全くわけがわからない。頭に入ってこない。 1番前の席で、数学の時間はよく居眠りした。先生に小突かれたこともある。 完全にお手上げ状態で、試験勉強もあきらめた。努力のしようがないんだもん。 当然の結果として、6点という衝撃的な点数をとったこともあった。 小学校、中学校と、テストといえばほとんど100点。成績は常にクラストップ。 それが6点というのだから、笑っ

          みこたんの恋愛

          私の恋愛は失敗続きだった。 初めて男性とお付き合いしたのは29歳の時だった。知り合いの紹介だった。さして好きでもなかったけど、嫌でもなかったのでなんとなく付き合ってしまった。 男をみる目など養われていない私は何の判断もつかないまま、結婚を前提として付き合った。 でも、ある出来事があって、それは私にはとても受け入れられないのに、彼は満足して自信満々だった。 当時の1人目の主治医にその話をしたら、即座に、別れなさい、と言った。結婚したら、なんで?ということばかりになるよ、と

          みこたんの火事

          私が21歳の時、家が全焼した。 父が自殺しようとして火をつけたのだ。 でも怖くなったみたいで逃げ出したので、ひどい火傷を負ったけど命は助かった。 私は大学で講義が終わった後、用事があって帰りが遅かったのだけど、自宅の最寄りの駅に着いたら近所の知り合いのおじさんが車で待っていた。 え?なに?!と思った。とにかく車に乗せられて、車の中で起こったことを聞いた。 ああ、ついに、やっぱり、と思った。数日前から、父親の目がなんか怪しい感じで、これは何か起こすんじゃないか…と直感的に感

          みこたんの精神年齢

          私は2回ほど転院していて、今は3人目の主治医にお世話になっている。  1人目の主治医には18年位お世話になった。大好きな先生だった。 その先生からはいつも、あなたは子供だ、と言われ続けた。 最初はよく分からなかったけど、だんだん自覚するようになった。たしかに子供だなと。 原因は自分で分かる。精神疾患のため苦しんでいたから、まともな精神活動がなされていなかったからだ。精神的な成長がない、もしくはすごく遅いまま時が過ぎてきていたのだ。 先生からは、飛び級はできないんだよ、と

          みこたんの青春

          私には、いわゆる青春時代なんて生き生きとした輝くような時代はない。 苦しみの連続。苦闘の日々。 友達とカラオケ行ったり、スキーやテニスを楽しんだり、会社の同僚たちと飲みに行ったりなんて全く縁遠い世界。付き合いが悪いと言われようが、どう思われようが、どうしようもなかった。 たったひとつ誇れることは、ひどい神経症、ウツを患いながらも、休学や休職することなく、学業、職業を全うできたことだ。 でもそれは生半可なものではなかった。無我夢中、必死、七転八倒。今の歳では無理だ。青春の

          みこたんの怒り

          3年前だったかな?自立支援と手帳の手続きで保健事務所に行った。 対応した女性職員の態度に怒りを禁じ得なかった。 まるで小さな子供に話しかけるような話し方だった。精神障害者をバカにしているのだ。 その後も問い合わせがあって保健事務所に電話したら、男性職員が少し偉そうに、そして見下したような話し方。私は電話を切った瞬間に思わず「バカにするなよ!」と口走った。精神障害者は劣った人間だと思っているのだ。 だいたい、障害者を相手にして仕事している人間がそういった誤った認識をもってい

          みこたんのドタキャン

          ウツは日によってもひどさに違いがあったりする。 友達と約束しても、その日にどうなるか分からないのでなるべく約束したくないんだけど、全く友達付き合いしないわけにもいかないし、なんとかできる範囲でがんばってきた。 でもどうしても当日、ああだめだ、となってドタキャンしてしまうこともよくあった。 当然信用がなくなる。それで友達を失ったこともある。病気のことは隠していたから。 昔の友達には今もほとんど言ってないけど、数年前から、新しく知り合った人とかにはオープンに話している。その方