見出し画像

あなたは明日死ぬって言われたら、大阪の『りくろーおじさんの店』に絶対いく

東京に住んでいたころ、出張でよく大阪に行っていました。
新幹線の停まる新大阪駅は、構内だけでも飲食店の数がとても多くて、帰りの新幹線に乗車するまでの時間がものすごく楽しかった記憶があります。

そんな新大阪駅で、空腹時はもちろん、満腹でも必ず買っていたのが
『りくろーおじさんの店』のチーズケーキです。


6号(18cm)1ホールで、当時(2019年くらい)は700円くらいで(※2022年3月現在は965円らしい)、お手頃価格なのを良いことに、
自分用に1ホール、自分予備用に1ホール、災害時自分用に1ホールと
計3ホール買ってました。

まず、帰りの新幹線で1ホール食べてしまうかもしれない「自分用」
そして、帰宅後に家でも食べたくなった場合のための「自分予備用」
最後に、もしかしたら災害が発生して、もう大阪に行けなくなってしまうかもしれない、今回が最後の大阪になるかもしれない場合の「災害時自分用」

防腐剤などを使用していないので、賞味期限は「その日中」。
冷蔵しても3日以内だそう。
成人女性が3日で摂取するカロリーではないのはわかっているのですが、
大人買いをやめられません。

あんなに可愛くふるえる食べ物がこの世にあっていいのか


なぜそんなに買ってしまうのか。

味が美味しいのはもちろんですが、大きな決め手は「目の前で焼き上がりを見られるように売られている」ことだと思います。

食べ物はパフォーマンスがあるとさらに美味しくなると感じませんか?

フランベした肉の塊、ベテラン店員の焼くお好み焼き、軽快に冷たい鉄板の上で作るアイスクリーム(今はコロナでもう店員さんは歌ってないのかな?)…

りくろーおじさんのチーズケーキは、底にラムレーズンが程よく敷き詰められており、食感はやわらかいスフレタイプのチーズケーキ。

柔らかいってどのくらいかっていうと、まず、私はこのチーズケーキを恐らく「噛んで」食べたことがないです。噛むのは底のラムレーズンのみ。
ちょっと口の中をキュッとしたら、とろけていく。
そのくらいなめらかな食感です。

そして、あまりに柔らかいので、チーズケーキがものすごく震えます。
焼き上がり後は少なくとも、私の目の前で2回、ぷるっぷるしてました。

1回目のぷるっぷるは、焼いた窯から取り出して台に置くとき。
2回目はぷるっぷるは、りくろーおじさんの焼き印を押されたとき。

あれを見せられてしまうともう、触ってみたくてしょうがなくなります。
チーズケーキが台にどんどん並べられていくのを見るともう、その上に大の字になって寝っ転がりたくなります。
ベッドのマットのポケットコイルが、りくろーおじさんのチーズケーキだったら良いのに!というくらい、気持ちよさそうな柔らかい弾力です。

そんなぷるぷるのチーズケーキをどうやって食べるか。

ナイフなどでカットせずに、手でちぎって食べることをおススメします。
ちぎる時の音をぜひとも聞いてほしいのです。

「ジュッッッ」

とってもみずみずしい音を立てて、チーズケーキが千切れていきます。
これがやりたくて食べているような時もあります。


このきめ細やかさ、見えますか

視て、嗅いで、触って、食べておいしい
『りくろーおじさんのチーズケーキ』。

大阪に10店舗あるのみで、ほかの地域では買えない代物です。
この地域希少性がたまりません…。

累計何個食べたかわかりませんが、少なくとも案じながら買っていた
「災害」は、一度も発生していません。
平和で何より。

#このお店が好きなわけ
#りくろーおじさん
#りくろーおじさんのチーズケーキ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?