天高し甲骨文字の馬跳ねて 杉本光祥

甲骨文字を見てごらん。生き生きとしていて見ているだけで心が躍る。特に馬という字。幼児が描いた絵のようで、微笑ましい。真横からみた頭部は目が大きく、胴体は前足と後ろ足の2本で、毛が生えて尻尾が伸びている。今から3,300年ほど前に書かれており、日本では縄文時代に相当する。殷王の驚異的な大発明だ。占いによる神権政治を行っていたというが、なんだか楽しそうだ。日の出の勢いを感じる。天の神と地の王が通じていた。


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