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正しい暴言の吐き方とは?

こちらも、昔書いたコラムのリライトです。

心身の健康のため、内側から湧いてくる叫びを飲み込んで溜め込まずに、声を出して息を吐く、を意図して行う「暴言キャンペーン」の具体的なやり方になります。

普段私は、多少カチーンとくることがあっても、滅多なことでは怒りません。

もちろん、我慢はしない。
我慢していないからこそ、滅多なことで腹が立たないのだと思います。

やりたいことがわからないとか、自信がないとか、漠然と不安だとか。
よく聞く話ですが、やさしくて我慢しがちな人は、周りを気にして優先させてしまう(自分の気持ちは抑圧する)癖がついているので、自分自身の欲求とか感情に対して「不感症」な状態です。

「快・不快」は、「好き・嫌い」「したい・したくない」の元になる、動物的な感覚。快よりも不快の方が、防衛本能として強いので、感覚を取り戻していくには、「嫌い!」「イヤだ!」にまずフォーカスするのが効果的です。(何が嫌いかがわからないと、何が好きかもわからないのです)

そもそも怒りの感情は、瞬間湯沸かし器のように、ガーっと湧いて、おさまるのも早いもの。(3歳児の感情表現がお手本です)
沸騰して沸いた蒸気は、閉じ込められると溜まりに溜まって爆発するけれど。ちゃんと逃がしてあげると何の害もない、というのと、物理的に同じ仕組みです。

仕事もプライベートも、すべては「人間関係」に左右されますので。
基本的に何か感情が大きく動く時っていのうは、人と関わっている時。自分以外の誰かや何かに対して感じるわけです。

たとえば、誰かの言動や行動に対して、理不尽だと思ったとして。
まず、客観的事実と主観を分けてみます。

客観的事実は、これだけ。

「〇〇さんが、〇〇と言った」
「〇〇さんが、〇〇をした」

これに対して、どう受け取るか、どう感じるかは、人それぞれなはず。
立場や性格が違ったりすると、受け止め方は変わりますよね。

たとえ、起きたことを誰かに話して、多くの人が「それは理不尽だよね!」と賛同してくれたとしても。「理不尽だ!」というのは個々人の「捉え方」であり主観です。
共感してくれる人が多いとしても、多数決で多数派なだけ。

自分自身の「捉え方」に対して、100%共感し、100%理解し、すっきりさせてあげられるのは、自分だけなのです。

客観的事実は変えられないけれど。主観である捉え方によって、感じ方が変わるので。自分自身の主観に思いきりフォーカスすると、「くそー!」という怒りを感じやすくなります。

これが、暴言を吐く手前の下準備ですね。

そして、いよいよ。吐いてすっきりしたら、わだかまりも後腐れもなく、忘れて前を向ける。そんな、正しい暴言の吐き方とは。

1.できれば、ひとりで、集中できる空間で。
2.100%自分は悪くない、という「前提」にする。
3.湧いてきた言葉を、どんなに汚い言葉でもそのまんま吐く。
4.自分がスッキリすることが目的であり、事態の改善を相手や環境に期待しない。
5.吐き切ったら、心の健康を守った自分を褒める♡

暴言に正しいも何もないのですが。笑
要は、排泄と同じく、内側から湧き上がる衝動的なエネルギーの「お通じ」を良くするためのプロセスです。

ちなみに。最初は少しずつ、自分ひとりの安心安全な空間で始める暴言キャンペーンも、上級編になると人前でも構わず暴言を吐くようになります。笑
(くれぐれも、慣れないうちはひとりでやるのが賢明であります^^)

私の体感値なのですが、私の暴言を聞いた人の反応は、こんな感じです。

めったに怒らない、温厚な人(に思われることが多いので。笑)が、めったに使わない言葉で、悪態をついている姿に。

初めは、ちょっと意外でザワザワ・・・
共感し、ともに悪態をついたりつかなかったり。
のち、爆笑!

・・・そう、笑われるんですよねww

人前で暴言を吐く時は、エチケットとして。わざと漫談のようにまくしたてるようにしているからかもしれません。(上級編です。笑)

お笑い芸人さんの、キレ芸みたいな感じですね。
思い切り悪態をつくんだけど、おもしろおかしくやる。
そして、

あら、暴言吐いちゃった♡
失礼しました~~~~( ´艸`)

って、締める!!笑

ここで、私の話に相手が共感してくれるのは嬉しいけれども。
私の怒りに反応して、相手が同じことに対して怒りを覚えたとしても、それは相手の反応(感情)なので、昇華することは本人にしかできません。

ただ、「巻き込んで、やりっぱなしは品が無い」と私自身がイヤなので。
私に感化されて必要以上にヒートアップしないように、笑いで締めるという心遣いをする、という感じですね。

そして、理不尽だと感じた状況は、何も変わっていないとしても。
しこたま暴言を吐いた私は、スッキリしていて。

理不尽だなぁという正直な気持ちはそのままに、求められたことややるべきことは、自分の意志としてちゃんとこなします。
それを見て、私が散々暴言を吐くのを聴いていた友人は「大人だね・・・」とポカ~ンとしたりしますww

暴言キャンペーンに興味を持ってくださるような、繊細で心優しい人は、気にするところだと思うのですが。
私の経験から、「暴言を吐くようになったら、敬遠されるどころか、笑われるし和ませキャラになったようだ」とご報告しておきますね。

長くなりましたが・・・

くれぐれも。ベース(我慢しない)あっての、上級編です。
なので、暴言がまだまだ非日常で、笑いで締める自信がないうちは、渾身の暴言は人前ではなくおひとりで思い切り吐くことをオススメします!笑

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