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「好き」を仕事にするために、必要なこと

「好き」を仕事にするのは、イバラの道だと聞いたことがあります。
それは、必ずしも「好きなこと」=「お金になること」ではないから。

でも、起業のようちえんプロジェクトをやっていた2011年当時、実際に「カウンセリング」という「好き」を仕事にしてみた結果として感じていたことは、
「一生やり続けたい!」「頼まれてもやめたくない!」ような好きなことであれば、努力を努力とも思わずに、たとえすぐには形にならなくても、勝手に努力を継続できるものだ、ということ♡

よく、「モチベーションが続かない」とか言うじゃないですか。
私、意味がわからなかったんですね。

そもそも好きでやることに、「モチベーション」って要る?って。

但し、「仕事にする」となると、商品を売る、サービスを提供してお代をいただく、それで生計を立てる、みたいなことは切っても切り離せなくなるものだから。
「好きなこと」自体に努力は必要なくても、「ビジネスをする」ということについては努力が必要。

事業を小さく始めて育てるのならば、「継続すること」が大前提なので、日々重ねていく時間の中では、感情が動いたり、やる気が起きたり起きなかったり、自分の内側で起きる「波」は乗りこなしていかねばなりません。

あとね、モチベーションとも関係するのですが、「ゴールを描く」よりも「ハードルを並べる」イメージの方が、私は目の前のことに楽しく取り組めたんですよ♡

何をしたいか、どんな世界を見たいのか、だけじゃなくて、そのための今をどう楽しむか、をとても大切にしていました。

何かを学ぶことも、実践することも、試行錯誤することも、とにかく「どうすれば楽しくなるか」の方に想像力をおおいに働かせることで、行動し続けていられました。

例えば、いきなり独立開業を目標にするんじゃなくて、まずは復業として始めた。
生活の心配をすることなく、積み重ねて形にしていくことを楽しみたかったからです♡

だから、カウンセラーとして活動を始める時に、正社員は辞めましたが、それはいきなり全力集中すれば不安と隣り合わせの日々だなぁ、それって楽しくないなぁと思ったからで、
時間も条件も自由に選べる派遣の仕事に転職をして、時間とエネルギーの余裕をまず確保しました。

生活の心配はしなくていいけど、ボーナス分は稼がないと無いから、その分はがんばろう!という、ゆるーい目標設定で始めたんですよね。

ここまでは、自分の内側で、自分の裁量で全部決められて、自己完結できることですよね。
好きなことを楽しむだけ、それを続ける努力をする、ってことは、自分1人でできます。

そして、ここからは1人では成り立たない世界。
もうひとつ、大切なのは「マーケット(市場)」です。

商品となるサービスの強みや、事業を起こす情熱は、自分で発掘して、自覚していくことができますが、「マーケット(市場)」というのは、自分ひとりではいっさい成立しません^^;

単なる趣味として、「買い物をする側」としてなら、勝手に選んで勝手に買えばいいだけなので、自分ひとりでも成立するといえるのかもですが、
売る側として商売をするのなら、買ってくれる人がいなければ、仕事にはなりません。

「マーケット」というのは、「お客さまの集まり」であり、買っていただくならば、とにもかくにもまず「集客」ですよね。

このwebでほとんど完結できる時代、「集客ノウハウ」というものがたくさん出回っているし、「やり方」というのは、情報を探せばいくらでもあります。

「強みや情熱(やりたいこと)」は、努力しなくても最初からあるのですが、
集客力というのは、「そこへ、人を引き付ける力」であり、お客さんて待ってても来ないので、どうしても努力が必要ですよね。

さらに、集客のノウハウで、「人を集める」ことはできるかもしれません。
でも、そこから、「気に入ってもらう」「買ってもらう」「買い続けてもらう(←理想)」ためには、また別の努力が必要だと思います。

それは何か?
「お客さまを喜ばせること」「お客さまを大事にすること」

・・・これが、当たり前のことのようで、難しく。
結局のところ、「わかってるけど、どうやって?」と思いません?

この「どうやって?」は、考えてみたらいろいろと方法や手段はあるかもですが、
本質的には、お客さまと自分を繋ぐパイプ作り、つまり人間関係なんですよね♡

繋がることは簡単にできる。
でも、そこに「血が通う」ということは、また別の話。
(パイプって、血管だったのか。笑)

しかも、勝手にこちらから流すだけ流しても、嫌われるかもしれません^^;
せっかく努力して繋がっても、嫌われたらブチっと切られてしまうかもしれません。
(悲しすぎる…)

血管をただ繋ぐ、ただ出会って認識するレベルのプロセスが「集客ノウハウ」だとするならば・・・
血液を流すために必要なのは、「コミュニケーションスキル」だと思うんです。

お客さまに、知ってもらい、気に入ってもらい、会いたい!欲しい!と思ってもらう。
そして、通ってもらう!(←理想)

お客さまって、「お客さまっていう生き物」じゃなくて、同じ人間です。
お客さまに喜んでもらおう!って頭をひねるのももちろん大事だけど・・・
どうしたら嬉しいか、何をしてほしいか、お客さまに訊いたら早くないですか??

私、事業を小さく始める上では、コレしかやっていませんでした。
自分ひとりで考え込んで、商品を完成形まで作り込む、というのができないんです。
考えてると、楽しくなってきて、誰かに話したくなるし、すぐにでもやってみたくなる。

だから、ちょっと考えたら、やってみるんです。
それで喜んでもらえたら、自信つくしやる気が出るでしょ?

参加してくれた人に、「今度は何したらいい?!」って、尻尾ふって教えてもらいます。笑
そして、お客さまの望みと、私にできることをくっつけて、さらに喜んでもらう。
そうやって、お客さまに協力してもらって、上手に自分を調子に乗せてきたんですよ。笑

ちなみに、これは「天然集客スパイラル」とも言いまして。笑
私、その当時「集客」って言葉を意識したことはまったくなかったのに、「ちっちゃくやってみる」うえでは、集客に困ったことがありませんでした^^

お客さまがお友達を連れてきてくれるようになるからです♡

楽しいところに人は集まるので。
「自分の商品やサービスを買ってくれる人を集める」ことではなくて。
「人が楽しんで参加したくなる場所を作る」ことが、私は集客だと思うんですね^^

この違い、ものすごく大きな違いです。

そこに必要なのは、やっぱりコミュニケーションなんです。
集客ノウハウとして、ツール(ブログとかSNSとか広告とか)の使い方を教えてくれる人はたくさんいるけれど。
そのツールって、やっぱり人と繋がる「きっかけ」なんですよね。

「血液」である「コミュニケーションの取り方が大事!ってこと」を、集客と併せて教えてくれる人って、見かけないな~と思って、
それなら私が知ってる(というか、体感して実感してること)ことをシェアしよう!と思って作ったのが、起業のようちえん「マーケティングぐみ」のプログラムだったんです。

…と、つらつらと書いてきましたが。
最後にまとめると。

好きなことを仕事にするために必要なのは、この4つことだと、私は思っています。

・プロセスを楽しむ
・続ける努力(あきらめない)
・マーケット(市場)を意識する
・お客さまとのコミュニケーション


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