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みんなは悪くない

 今の日本人どうしちゃったの、とか、
礼節忘れてまったの、とか
他者への感謝の気持ちがなくなったの、とか
便利になりすぎ、平和ボケだよ、とか
こういう言葉、時々耳にするんです。
日本人、しっかりしろ、と。

大人たち。言いたい気持ちはわかる。
特に見えない世界が見えるという方々は、
日本人の精神が落ちぶれたから、災害が起こるんだと。
気づきを与える為だと。
先祖が、神様が、堪忍袋の緒が切れて、目覚めさせるために苦痛をもたらすのだと。

本当か?
本当にそうなのか?
私達が悪かったからこんなに災害や不幸がやってくるのか?
私達が感謝や礼節や祈る気持ちを忘れたのは私達のせいなのか?
昔の人々はそういうものをもっていた、そして現代人はそれを忘れた。
本当にそうなのか?

私は違うと思う。
それは政治がそうしてきたのだし、教育がそうしてきたのではないですか?
誰のための政治をし、誰のための教育をしてきたのですか。
日本人は、いつだって、自分ができる以上のことを、
こつこつと、もくもくと、パワハラ、モラハラ、カスハラ、、いろいろなハラスメントを受けても黙って耐えて、頑張り続けてきたでしょう?
違いますか?
今でも、他人を思いやる気持ちは持っているし、迷惑をかけないようにしようと思っているし、他人の物を盗んだりもしない。

政治は、家であり、政治家は親です。
自分の親が、自分ではなく他人ばかり大切にして、子供には我慢ばかりさせて、ごはんもろくすっぽ食べられないくらいの所得と、大学に行くために借金までさせて、自分はこそっとへそくりをして美味しいものを食べて、
他人にはお金をあげるんでしょう?

愛されていると感じられないからですよ。
親に愛されていると感じられないから、心がすさんでいるんです。
自分を守るために鎧を着てしまっているんです。
本当はピュアで、楽天的で、芸術が好きで、モノづくりが好きで、お料理が得意で、隣近所でおしゃべりしたりして仲良くできるし、勤勉なんです。
でも、親が愛してくれないから、苦しいから、子供たちは愛の乾電池が切れて空っぽになってるから、余裕がないんです。相手を思いやるには、心に、生活に、余裕が必要なんです。

なぜわからないんでしょうね。
なぜそれでもまだ私達が悪いというのでしょうか。
気づき?そんな傲慢な考えの神様がいますか?
神様は善悪やジャッジはしないはずです。
目に見えないのは、見えなくていいからです。
そして私達は、見えなくても、ちゃんと一人一人の心の中に神様はいるんです。だからこうして、じっと我慢して、心を折らず頑張っているじゃないですか?

私達日本人が悪いから地震や自然災害が起こるんじゃないんです。
私達を愛してくれない親がいる。愛が、足りなくなっているんです。
それならば、親に気づいてもらうしかありません。気づくべきは親のほうです。
みんなは悪くない。

だから、私が言いたいのは、親に気づかせるために、
今のままじゃノーだよ、と伝える為に、選挙に必ずいきましょう。
前の記事にも書きましたが、「怒」をちゃんと伝えるべきです。
自分を大切にするべきなんですよ。
気づいてもらって、親がよくなって、愛が沢山溢れるようなそんな日本にしたいし、そんな家に住みたいです。
親を育てるのは、実は子供の役目なんですよ。
だから、伝えましょう。必ず。
その手段が選挙であり、成人国民が持つその大切な大切な一票なんです。



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