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INTJって誰かと推し活するのに向いてないよねって話


INTJって色んな応援の仕方や熱量の差がある推し活というものに、とても不向きなのではないかと感じる機会が最近とても増えた。
そんな私の気付きについて整理したいと思い、書いてみる。


推し活に勤しむINTJ女の自分語り

私は巷で流行りのMBTIで言うところの、“INTJ(建築家)”タイプである。INTJと言えば、感情より論理派・誰かと何かを分かち合うより一人で効率的に事をこなしたい・気になることがあると自分が納得するまで追求する、そんな性格だと理解している。

そんな性格タイプとは別にして、私は推し活にほとんどの休日を捧げるアイドルオタクでもある。所謂ドルオタとは、推しの幸せを願い、推しからの供給に熱狂し、推しの言動一つ一つに一喜一憂する。INTJには到底理解不能な存在だ。
しかし私は現実に、推しのために毎日働き、休日も推し活に励み、情報解禁の度に狂喜乱舞する、そんな理解不能なドルオタを約3年続けている。

一応私にもオタク仲間がいる。いた、と言うほうが正しいかもしれないが。
この3年で私にも、オタク仲間にも、そして推しにも色んな変化があった。
そしてオタク仲間と推し活をすることは私には向いていないのだと、とてもよく分かった。

ドルオタになったきっかけ

学生時代の私は邦ロックを聴き漁り、自分で曲も作らない・演奏もしないアイドルなんてダサい存在だと思っていた。そのため、ドルオタ文化に触れたのはコロナ禍の2020年以降。
最初にハロー!プロジェクトの事務所箱推しになった。元々Juice=Juiceを応援していたが、沼の予感がしたので現場には行かず緩い在宅オタだった。
しかし、2019年12月開催の「octopic!」に友人と初参戦、コロナ禍の巣ごもり需要もあり一気に沼へと溺れていった。

高校時代の友人がハロオタだったこともあり、日常会話の延長線上で推しについて話も出来、この頃までは比較的平和だった。(推しに対して過保護過ぎる意見が多いのはとても気になったが、これもINTJ故だと思う)

ハロプロがSNSに力を入れ始め、私も閲覧用のTikTokアカウントを作成。
いつものようにTikTokを眺めていた時に突然おすすめに現れたイケメン!
私が常々嫌悪し、一度も通って来なかった旧ジャニーズタレントであった。
イケメンには結構うるさい私が、あっさりと落ちた。わずか2週間でFCに加入した。(そこそこ中堅Gなのに今まで知らなかったのも面白いが)

しかし、当然私がつるむ友人関係にジャニオタはいなかった。

推しについて語りたい!!!

そんな想いからオタク仲間をTwitter(現・X)で求めるようになった。

ドルオタ仲間と出会ったが、、、

しかしやはりというべきか、仲良くなった旧Jオタの皆様とは考え方や応援スタンスがかなり異なっていた。あと年齢も私より年下ばかり。正直他Gには惹かれなかったので事務所推しにはなれなかった。
それが結構しんどかった。旧Jオタは掛け持ちが多い。他Gに対する批判的なコメントは言えなかった。
それでも鑑賞会や聖地巡礼、コンサートにだって一緒に入った。その瞬間はとても楽しかったし、この先思い返しても微笑ましく感じるだろう。

半年ほど前から、事務所は性加害問題で荒れていた。オタク間でも揉めに揉めていた。
フォロワーさんの事務所あげツイートのRTが流れてくる度モヤモヤし、ほとんどのJオタフォロワーさんをミュートにした。
推しGが周年を前に改名した。ここでもTLにはモヤモヤする投稿が多かった。

そんな中、私が一番気が合うと思っていたフォロワーさんと衝突した。
(衝突した原因は100%私にあり、INTJではなくHSS型HSPの気質が理由なので割愛。とにかく私のせいで一方的にフォロワーさんの信頼を失った)

その衝突がきっかけで、
私はいつからドルオタ仲間に縋らないと推し活が出来ないと思っていたのだろう。1人でも、自分のペースで応援したって楽しめるじゃないか。

良いか悪いか、推しGは今年で周年を迎える。
そして、ハロプロの最推しであるJuice=Juice植村あかりさんの卒業。

これらが終わったタイミングで誰かと推し活することに憧れるのは辞めようと思った。
そして推し活仲間との交流を縮小しようと決めた。

そして、これまでの推し活について何が相容れないと思ったかをINTJの目線で整理したいと思う。

ドルオタの全肯定がしんどかった

INTJは基本的に批判から入る。
そのため、主演ドラマや映画が決まっても(何でこのドラマに推しが?話も面白くなさそう。しかも主題歌まで歌うとか…ただの内輪仕事じゃん…)と思い、実際にドラマは観なかった。見もせず批判するのは…と映画や舞台は観に行ったが私のタイプではなかった。
他にも面白くない冠番組の企画回は観ないし、社会人としてのマナーが終わってる言動があると気になって仕方なかった。
歌もダンスももっと練習しろよ、と思うパフォーマンスにはお世辞にも格好良いとは言えなかった。
この辺りも好き嫌いがはっきりしていて筋を通さないと気が済まないINTJの性かなと思う。

しかしTwitterのTLは素直に仕事が決まったことを喜び、主題歌にも喜ぶ。
つまらない番組の企画だって推しのあんなところが見られて良かったと喜ぶ。非常識な言動もお子ちゃまで可愛い!歌もダンスも口を揃えて格好良い!
所謂お花畑は理解が難しかった。
その反面、素直に喜んであげられない私は真のファンではないんじゃないかと悩んだりもした。

私が素直な感想を書くとブロックされることが何度かあった。
勿論私はファンなので最初から貶すつもりは毛頭ない。基本楽しくエンタメを消費しているが、少し気になった部分があったので呟いた程度だ。

段々思ったことを素直に吐き出せる場所・相手がいなくなった。しんどくなった。

私は推しに対する愛は100%である必要はないと思っている。アイドルだって人間であり一つの職業。好きな面もあれば受け入れられない部分もある。
しかしそのスタンスは他者に押し付けるものでもない。だから誰の意見も見ず、好きなスタンスで応援すればいいのだ。
周りの目を気にしたり他人の価値観に当てはめながら呟くSNSの使い方はINTJには向いていないと思った。

自分と価値観の異なる人とたった一つの”推し”という繋がりだけで仲良くなるのは、そもそも不要な交流を嫌がり孤独を好むINTJには無理な話だった。
(HSS型HSPでもあるため積極的に人と交流しようとする一面もあるのが余計に拗らせる要因でもあったのだが)

旧Jオタさんのノリが私に合わなかっただけなのかもしれないが、誰かと推す喜びをSNSで知り合った仲間と分かち合うことに憧れていたけれど、私にはとても難しかった。

同じ性格・気質を持つドルオタさんがいたら一度話を聞いてみたい。


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