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フィルム上映会準備note4:先輩に相談

映画に関する活動を長年されてきた大先輩二人に会いにいきました。

 横須賀。地味に東京から距離があり、かといって超田舎へ行くというほど首都や横浜とも離れていない街。そんな横須賀で数十年に渡り自主上映やフィルム・アーカイブをされてきた大先輩がいるのです。

自主上映とフィルム保存


 今ではなかなか想像することが難しいのですが、数十年前の当時は横須賀や小田原、鎌倉、横浜などに映画の自主上映クラブがあり、自分達の見たい映画や紹介したい作品のフィルムを借りてきて定期的に上映会を開く文化があったといいます。
 横須賀のクラブでは、仲間と資金を出し合いフィルムプリントを購入、保存する活動も並行して行っていたそうです。今回は横須賀で活動されていた方々に会い、企画中の上映会のアドバイスや協力をお願いしてきました。

 会場の候補地や上映会の方向性など、考えていることや直面している問題などを率直にお話ししました。経験豊富なお二人で、実際にさまざまな活動をしてきたからこその意見やアドバイスを、それぞれの立場で伝えて下さりました。
 しかも、上映会に関わる貴重な資料とも言える書籍を寄贈して頂いたりと、感謝がつきません。まだ詳しくは明かせない今回の上映作品についてもお二人がいなければ実現できない作品です。この点はいずれまた。

上映会場候補、もうひとつの場所へ

 先輩方にお会いした帰り、ちょうど近くを通ったので、会場として利用させてもらうかもしれない個人経営のオルタナティブスペースを訪問しました。外で網戸の掃除をしているオーナーを見つけたので少し立ち話。

オルタナティブスペース


 彼とはこの場所ができてから知り合いました。(後日詳しく紹介する予定です)東京か、あるいはどこか国外で行われているのではないか、というような尖った展示を見たり、不思議な音楽を聴いたり、何をしているのかわからないものを見せてもらったりしました。そんな場所が横須賀にあることを誇らしく思える稀有なスペースです。
 彼は網戸を洗う手をとめ、想像通り優しく対応して下さいました。やはり、市の会場とは異なり、運営面でも融通が効くという点に惹かれるものがあります。さて、どうなる会場問題。まだまだいろいろ続きます。

続く
(このnoteは上映会へむけてメモしていた準備の記録を再構成したものです。出来事としてはしばらく前のこともあります。上映会は2024年秋頃を予定しています。)


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