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日本がコロナウイルスに対応できない衝撃の真実

日本人は非常に全体主義的傾向が強い民族、国民性、文化を有している。

もう一つは、日本は災害大国であるので、常に不測の事態が起こりえる。

最後に、人間は利己主義である。

ので政府や東京都が活動自粛を促すと、それに伴い、食料等の備蓄にせっせと走る。

多数が先読みしてこのような行為に走ることは民主主義、個人の行動の自由が制限されていない国家においては実に合理的な判断である。

情報の出所がデマであるにせよ、多数がx(トイレットペーパー)を購入するという事は、少なからず一時的にx(トイレットペーパー)にアクセス出来ない状況に陥る可能性があるので、その不利益を被らないように先読みしてx(トイレットペーパー)の備蓄に走るのである。

いくらかの人間は必要以上に備蓄に走ります。これは必要数nが何枚か予測がつかないからです。その場合、足りなくなって困るよりも、多く購入しておいた方が合理的です。

なのでそういった多数の人間心理に対して合理的にそのような現象にさせないようにするには、権力(国家)がx(トイレットペーパー)の購入に制限を設けて、配給制等の方法をするような、流通をコントロールする。

自由市場に介入しなければこの買い貯め問題を解決する方法がほとんど無い。

これらの問題についてまわるのが

市場の成熟+突発的に起こる需要の拡大

である。

## 市場の成熟
経営合理性の観点から、過去のデータの蓄積から、平均して年間どの程度x(商品)が売れるかを予測し、過剰に在庫が店舗や倉庫に残らないように企業はx(商品)の必要数をコントロールする。

その結果、そのx(商品)を作るサプライチェーンもそれに合わせて、工場の規模を調整するので、世界中においてx(商品)の平均供給量が決定する。

ところが

## 突発的に起こる需要の拡大
突発的に起こる需要の拡大が発生する時に、成熟した市場では大混乱が起こる。今回の例で例えるなら新型コロナウイルス。

によってx(マスク、除菌スプレー等)の需要が急拡大したとしても、マスクや除菌スプレー等の生産ラインが市場の急拡大に対してい直ぐに対応する事など殆ど無理です。

市場のニーズが急拡大したので明日から工場を二つに増やして生産を始めます。なんて物理的に大変困難だからです。

そして何より、新型コロナウイルスなどの突発的な需要の拡大はおおよそ10年に一度起こるようなイベントです。

なので需要の拡大は一時的なものなので、来年には需要の拡大は落ち着く可能性が高いです。工場(サプライチェーン)としては、たった10年に一度の需要に対応するような供給ラインを作る事は非合理的です。

残りの9年を無駄な工場や工員を遊ばせておくことになり得るからです。

多数の行動を権力が制限するような行為以外にこの人々が買い占めに走ってしまう行為というのは自由市場においてコントロールする事は不可能です。

日本は非常に厳格な国家なので、日本の人間たちの自由を権力が制限する超法規的措置を実行する事を日本政府はやりたがりません。

これは権力に対して非常に抑圧的、言い方を変えると、政府が国民の自由を抑圧する行為をとてもしない国民の権利をとても尊重する国家だと言えます。

もう一つは、日本という国家は、前例のない問題に対して対応が困難な文化を持っています。

何故日本はコロナウイルスに対して後手に回ってしまうのか?解説します。


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