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BOCCO emoと会話しながら脱出を目指せ!~BOCCO emoアドベンチャー~

こんにちは。エンジニアアルバイトの木村です。
本記事では、BOCCO emo 対話セッションAPIを使った作例を紹介します。

今回は、ご自宅で楽しめる簡単なゲームを作成しました。
ある日、皆さんのBOCCO emoに差出人不明の何者かからメッセージが届いたら、、、?
そんなあらすじで、BOCCO emoと会話しながら遊ぶことができたら楽しそうだと思い、ちょっとしたゲームにしてみました。
BOCCO emoとやりとりしながら、ゲームクリアを目指しましょう!


ゲームのあらすじ

今回作成したゲームのあらすじはこちら↓です。

ある日、あなたとBOCCO emoの元に謎の人物からメッセージが届く。
中には一枚の地図と文章が入っていた。
「私は旅人。洞窟に閉じ込められてしまったんだ、真っ暗で何も見えない。助けてくれ!」
なぜか旅人の命運を託されたあなたとBOCCO emo 。あなたは地図を頼りに、BOCCO emoを通じてメッセージを送りながら旅人の脱出を手伝うことに。果たして無事に旅人を洞窟から脱出させることができるのか!

ということで、「洞窟に閉じ込められた謎の旅人の脱出を手伝う」ゲームになります!

このゲームは旅人が提示する選択肢をプレイヤーが選択する形で進めていきます。
そこで、今回BOCCO emoには旅人とプレイヤーの仲介役を担ってもらいました。
例えば、「メッセージが届いたよ!『道が二つに分かれている」だって!右と左どっちにする?」といった具合に、プレイヤーに選択肢を提示してくれるようにします。


開発環境

開発に使用したプログラミング言語はJavaScriptのみです。


システム構成

システム全体の構成図は下記の通りです。
今回の作例では、ユーザーとBOCCO emoが対話を行います。
このとき、ユーザーの音声データをPlatform APIでテキスト化することで、サーバー(今回はAWS Lambda)で処理できるようにします。
画像データはストレージ(Amazon S3)に保存しておき、サーバーで取得します。


ゲームの流れ

イントロダクション

ゲームの始まりに、旅人から地図の画像と文章がBOCCO emoの元に届きます。

地図の画像は、ユーザーが見ながらゲームを進められるようにしたいので、BOCCO emo アプリのチャットルームに投稿されるようにしました。

文章はBOCCO emoが読み上げて、発話の最後に「こちらからもメッセージを送る?」とプレイヤーに問いかけます。プレイヤーが「送る」「はい」と答えることでゲームが始まります(ここで「いいえ」と答えても、結局ゲームが始まるお決まりの展開になっています)。

ゲーム進行中

進行中は「BOCCO emoが旅人のメッセージを読み上げて、プレイヤーに問いかける」→「プレイヤーが答える」→「BOCCO emoがプレイヤーの答えを旅人に送る」までを1ターンとして、毎ターン2択の選択肢をプレイヤーに投げかけます。
プレイヤーは地図を手がかりに正解だと思う選択肢を発話し、ゲームを進めます。

プレイヤーが選んだ選択肢の文言を、BOCCO emoが「〜〜だね!わかった」のように繰り返したり、旅人からのメッセージの中に「〜〜を選んだよ」のように入れたりすることで、リアルタイムでのやり取りを演出しています。

旅人からのメッセージ

また、旅人のセリフはBOCCO emo アプリのチャットルームに表示し、BOCCO emoのセリフは表示しないことで、旅人から自分にメッセージが届いている様子を再現しました。

ゲーム終了

最後まで正解の選択肢を選び続けることができればクリアになります。クリアした際は、脱出に成功した旅人からお礼のメッセージを受け取ることができます。また、クリアした際にはBOCCO emoが喜ぶアクションをしてくれます。
間違った選択肢を選ぶと、ゲームオーバーとなり、最初からやり直しになります。

ゲーム中の様子


おわりに

今回はご自宅で楽しめるような、BOCCO emoと会話しながら進めるゲームの作例を紹介しました。

「誰かからメッセージが届く」場面を活かすことで、BOCCO emoならではの楽しみ方ができると思います。
また今回はお見せできませんでしたが、複数の分岐ルートや、展開によって変わるエンディングを作ると何倍も楽しめるものになりそうですね。登場人物をご家族やご友人など身近な人に変えて、複数人で遊んでみても楽しそうです!

BOCCO emo の対話エンジン活用についてもサポートいたしますので、ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください!


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