ウズ・弥七

ウズ・弥七。

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  • タイム・クエスチョン

    ウズ・弥七の雑記です。昔は鶏幸龍の名前でした。

  • 小説、SSなど

    思いつきで書いたSS置き場です。

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ルースター・マン

俺はルースターマンだ。 ルース・ターマンではない。ルースター・マンだ。 人間の身体に軍鶏の脳を移植。 闘争本能と身体能力を強化した、それがルースター・マン。 俺は軍鶏に酷いことをしやがる人間を取り締まっている。早速困ってる軍鶏からヘルプが来たようだ。 もうフラフラなのにまだ闘わせようとしてるようだな。 高く高く飛び上がるとシャモ・アイで現場を発見した。一直線に降下、軍鶏をけしかけてる人間の脳天に蹴りを入れた。 蹴爪には人間の平衡感覚をなくす毒めいたモノが仕込まれてる。そいつは

    • 近況報告と鬱の悪化

      最近何も書いてなかったので何か書く。 いきなりだが鬱病と疲労、風邪、体の痛み、極度の緊張、不眠でボロボロだった。 他人から嫌われる被害妄想や昔の嫌いな人への恨み、自分が怠けているダメなやつだとの自責。 スケジュールも上手くいかず伝言も忘れがちで何も食べられなくなってしまった。 最低限はなんとか食べたがご飯は拒否反応。 あとは基本的なサプリなど。 救ってくれたのは介護の人と生き物たちだった。それと数少ない友人たち。 でも呆れたのか相談に乗ってくれる人も減り、ネット登録の

      • シュタイフのコッカレル

        シュタイフのコッカレル

        • 風邪引きました

          風邪引きました 喉風邪でダウン 薬でボンヤリ まだ治りきってないのでこの辺で

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        ルースター・マン

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          苦しい年明け

          元旦に能登地方で巨大地震が起こった。 2日には旅客機が燃え上がった。 すっかりショックを受けた私は東日本の震災がフラッシュバックしてカーテンも開けずほとんど食べず寝込むようになってしまった。 太陽の光が浴びられないのでセロトニン不足になり、頭痛や落ち込み、希死念慮が出始めた。 身体もふらつきいいところなど一つもない。 なんとか病院や訪問看護などのお陰で原因もわかり、今は回復傾向にある。 ただご飯が食べられない。 無理に食べても途中で疲れてしまう。 味覚が子供に戻ったよう

          苦しい年明け

          カマキリフィギュア

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          耳の穴から見える心臓 2

          「おい!どこ行く気だ!」 心臓は血管を引き摺りながら台所へと走っていく。そして!動脈をなんと水道の蛇口に接続した! 「馬鹿!水じゃ生きられ…」 信じられない、目の前の心臓はどんどん巨大化していく。それだけじゃない、デカくなる心臓の周りに心筋が現れ始めた! 「さあ!いっちょやるぞー!」 そう叫ぶと巨大心臓は水道に赤い血を送り込みはじめた。 送水ポンプを超える力らしい。 このアパートのすべての水道の水が、俺の赤い血液になっていく。 すべての風呂が、シャワーが、便所が、散水ホ

          耳の穴から見える心臓 2

          苦悩

          被害妄想が激しい。 ある程度付き合った人たちが信じられない。 大抵の人は私と距離を置いている。 こちらもうまく話せない。 誰も信じられない。自分も廃棄物のような人間だと思う。 なんてダメなんだと頭を抱える、自分の頭を殴りたくなる。 最近は空腹でも食べたくない。ふらつくがそんなことには構ってられない。 誰か助けて欲しい。

          鴉のおとぎ話

          こんなつらい日は誰かに会いたい。 1人で帰って寝るのは虚しい。 ここはただでさえ人気の少ないところだ。 「あーあ、店に入る金さえありゃな」 俯いたところで声をかけられた。 「おい、あんた」 「!!」 「怪しいもんじゃねえ、暗いからわからないだろうが俺は鴉だ」 鴉だと、言葉を喋ってやがる。 「来いよ。鴉酒をご馳走してやる」 俺は戸惑いながらもふらふらとついて行った。 真っ暗闇だが気配はした。 「その酒は美味いんだろうな」 「…」 無言で歩く1人と1羽。 「さあ!ここ

          鴉のおとぎ話

          サワガニ姫 4

          数日間愛らしい妖精姿のサワガニ姫と暮らした。 だが、その日はやってきた。 「ねえ、私、故郷の川の様子を見てきたいわ」 俺は慌てた。 「川に帰っちまうのか?」 「違うわよ、あなたも来るのよ。蟹になって」 !!俺も蟹に! 「私があなたを蟹に変えるから、故郷の蟹たちに挨拶してちょうだい」 え、それって… 「も、もしかして結納??」 「あなたさえよければ」 はにかむサワガニ姫。 人間、俺は人間だ。 だがサワガニ姫が愛おしい。 俺の心は揺らいだ。 続く

          サワガニ姫 4

          耳の穴から見える心臓

          おかしいぞ、俺、つまりタカヒロは耳掃除してただけなのに。 なんだ?この動悸は? 「この野郎!ここから出しやがれ!」 声がする、タカヒロの胸から。 「俺はこんな狭いとこ嫌なんだよ!出て行くぞ」 タカヒロはあたふたしながら 「誰だお前、俺の体の中にいるな!?」と叫んだ。 すると 「俺はお前の心臓だよ、もうこんなとこで脈打つのはまっぴらだ。今からそのガサゴソしてるとこから出て行くからな!」 ガサゴソしてるところ? 俺の耳?!!! 「駄目だ!」慌てて叫ぶ。 「お前が出て行った

          耳の穴から見える心臓

          トルネードバトル5

          源一郎とカイシンはへのへのもへじの実態を捨て、思念だけになって漂っていた。 「俺は嫌だぞ」 「悪かった」 源一郎が素直に詫びた。 しかしムカシトンボは頑健だ。 太古からの生命力のおかげだろうか。 カイシンは聞いた。 「そもそもあの名無しの奴、何が目的なんだ?」 源一郎は眉間に皺を寄せて 「太陽の熱されたガスを狙ってるんだろう」 納得の行かない顔のカイシン。 「高熱のガスを持って帰るなんて不可能に決まってんじゃねーか」 源一郎は語る。 「それがな、昔、アステカのある場所

          トルネードバトル5

          トルネードバトル4

          「おい!源一郎!」 小さく畳まれ、箱状になったムカシトンボのそばでへのへのもへじ状のものが漂っている。 「なんだ?カイシン」 もうひとつのへのへのもへじにダッシュがついたものが返事をした。 「なんだじゃねぇ!呪いってこれかよ」 「ああ、実態があったらひとたまりもない。思念体として存在するというわけだ」 「だからってなんでもへじなんだよ!」 「そう言う趣味の呪い師だったんだ」 ムカシトンボは箱になって付いてくる。 強力な術がかけられているのだろう。 「ざまぁねぇな…

          トルネードバトル4

          トルネードバトル 3

          ムカシトンボは源一郎とカイシンを乗せてほぼ垂直に上へ飛んで行く。 出せる限りのスピードを出して。 「おい、これ成層圏突破するぞ!」 源一郎は涼しい顔だ。 「ああ、こいつに乗ればそのくらい行ける」 「酸素は?」 「こいつは呪いがかりのトンボだ、心配するな」 加速!加速!加速! 素晴らしいスピードで飛んで行くムカシトンボ。 そして、ついに! 「あれなんだ?」 「太陽だな」 「太陽だと?!!!」 名無しの男は太陽にいるらしい。 「焼け死ぬ」 「呪いがかりだと言っただろ

          トルネードバトル 3

          タツマキフィギュア

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