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うずらんのPTA奮闘記 改革体験者へのインタビュー

PTA改革を実施した方にお会いしました。

同僚の紹介で、某市内の小学校でPTA改革をした人とお話しました。Aさんとします。社内の人なんですが…しかも結構偉い人なんですが、親身に話聞いてくれました。

いくつか改革ポイントがあってそれをご紹介します。

1)PTA活動の透明化


PTA総会は、(うちの小学校もそうですが、一般的に)委任状含む2/3以上の出席があって、その場で異論がなければ決議されます。

なんですが、たった表2枚程度のPTAの会計報告があっても、その詳細を総会で報告することはなかったそうです。

Aさんはそのやり方を変えて、スライドショーを作り、PTAの活動報告を総会の時に実施するようにしました。活動の透明化は非常に大事で、役員の成り手を増やしたり、支出が明らかになる効果がありますね。

2)PTAは任意団体


真っ先にやったことはPTAの会則に「PTAは任意団体」ということを明記したそうです。その上で、PTAとは何かという説明を入学式にするようにして、理解活動をしてきたそうです。

3)経費の見直し


まず、公費・私費を明確化して、支出する必要のないものを辞めるようにしました。
ここが目からうろこだったんですが…

学校教育は無償であるというのは、日本国憲法(憲法第26条第2項)にも記載事項ですし、教育基本法(教育基本法第4条)にもそう書いてあります。
ってことは、税金で公費として支払うものというのが決まってまして…会計の内容によっては「公費であるべきもの」があり、是正が必要でした。
Aさんは力強く「法律違反ですからね」とのこと。なるほど…!

また、寄付についても正しく手続きが必要で、特に固定資産の場合は自治体のガイドラインに従って、XX万円以上は申告が必要です。

また、いくらPTA会費でも個人に支出することは出来ません

例えば、部活の遠征費の場合
・PTAでバスをチャーターするのはOK
・個人の移動費をPTAから出すのはNG
といった感じ。

総会で合意すればなんでも…という言われ方もしますが、そもそも総会でそんな説明やってないでしょ?というのが1)の取り組みなんですよね…

まぁ~貧困家庭何とかしなきゃ、とか、子供のためならどんな寄付でもいいじゃん、みたいな考え方もあるかもしれないですが、その議論は別。

すべて総会で許可を得てからやれ、って話なんですよね。

なので、まずは「活動の透明化」が必要なんですよねー。

とてもいい話、そして力強い声援をもらえました。

さーてがんばるぞー。

お話してくださったAさんありがとうございました!



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