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一日中、Squarepusherの新作を聞いてました。

今回は紹介というよりは、日記、覚書の類だと思ってください。
タイトルの通りの行動をした結果、思った事を書きなぐるだけの記事ですので。

1/31、日本のテクノオタクから所謂コーンウォール一派なんて呼ばれてたり
ドリルンベースってジャンルの開祖的存在の一人だったりするSquarepusherの新作、「Be Up A Hello」がリリースされました。

奇妙なビートが好物な僕はそんな大家の新作に、嬉々として飛びついたわけです。
結論から言ってしまうとめちゃくちゃ良かったですね。

開幕のOberloveや続くHitsonuなんかはそのビート自体は変態的なそれなんですが、上で鳴ってるメロディはわかりやすいというか、キャッチーな感じなんですよね。

Tr.3のNervelevers辺りから緻密にプログラミングされた攻撃性が顔をだしてきます。
そしてアルバムの後半へ向かうほど、深淵へと沈むかのようにダークさを増していく…

最終的にラストトラックの80 Ondulaに至ってはビートすら喪失してしまいます。
この明暗のはっきりした一連の流れに、喪失感のような強いメッセージ性を感じると共に、その構成美に強く惹かれる一枚でした。


またTr.7 Terminal SlamにはMusic Videoが存在します。
こちらもひとつの映像作品として、非常に素晴らしいものだと思いましたので併記しておきます。

渋谷の街中のあらゆる広告が激しいエフェクトと共に、Squarepusherの広告に書き換えられていくその様は、単純に映像としてクールであると同時に、
現在のメディアに対する啓発、警告めいたものも感じさせます。
Terminal Slamという楽曲タイトルを鑑みても、そういった鋭さを持った作品ではないでしょうか。

流石はSquarepusherといいますか、本当に深く引き込まれた作品でした。
しばらくヘビーローテーションすることになりそうですね…

では今回はこの辺りで。
お読み頂きありがとうございました。