沙耶の唄 感想

最近あんまりまとまった感想文書いてないし、アウトプットが少ないなと思って、終わってすぐの感想を記録しておくことにした。

以下、それぞれのエンドについて、エンド名は通称をググってきた。ネタバレあり注意







開花エンド

たぶんメインルート。本能に従って選択肢選んだら最初に来てしまった。

本編ずっと沙耶目線で考えて読んでたので、切ない気持ちになりつつ良かったね……なんて思ってた。

井戸に突き落としてほったらかしにする詰めの甘さとか、武器に斧を選ぶのとか(もっと取り回しが軽い武器のほうが……)とかで、沙耶を守る覚悟が足りねえ!と言いそうになったけど、殺人については僕も素人だから正しい答えは分からん。

僕はこの時点で沙耶に完全に入れ込んでいたので、別れのシーンではもう涙ちょちょぎれってな感じ。行かないでくれー!!!と叫びたくなったわね。

病院エンド

ひとつめの選択肢に戻って郁紀の脳を弄ってもとに戻す方へ。沙耶のことを思うと正直選びたくなかった。

無事郁紀の認知はもとに戻るも、殺しをやってるので逮捕され、そのまま精神病院送り。それでも一番平和なエンドではある。

沙耶がいちばん乙女でかわいいのはこのエンドで、
正常な認知で姿を見られたらすべてが壊れてしまうと思ってか、愛してると告げられてもそのまま去ってしまう。泣ける。
郁紀は見た目の変わった親友殺せるぐらいだし、この判断は正しいがあまりに悲しい。バッドエンドとして用意されたものらしい終わり方だった。

耕司エンド

最後に見たのがこのエンド。いちばん泣いた。
もうね、沙耶の最期が辛くて悲しくて、メッセージ送る手が止まってしまった。どれだけ沙耶に感情移入してるのか。

生き残った耕司も精神を汚染されてぐちゃぐちゃになってるし、誰も幸せにならない完全なバッドエンドでしたね。でも、開花エンドのあとにやったほうがより心に来ると思うし、製作者も実はこっちを最後にやってもらう想定だったのかも。

全体の感想

主人公の症状の設定とか、純愛エロゲとかいう評判は随分と聞き及んでいたし、人生初エロゲは沙耶の唄って決めてたので期待値は激高だったけど、それを乗り越える良さがあった。

メリバやら共依存の話が大好きなので、メインのルートはそれだけで大満足なんだけど、ほかの2つのルートがその良さを更に補完するものだったのが非常にGOOD。沙耶の愛がどれだけ純粋であるかっていう描写と、それを際立たせる設定。とにかく沙耶を魅力的なヒロインとして描くための物語だったなと思う。肉塊だけど。

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