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【361日目】:病むことの意味

ご隠居からのメール:【病むことの意味】

病むことにも意味があるとすれば、それはどんな意味だろうか。病むという体験をしてよかったという意味かもしれない。

我が八十三年の生涯をふりかえると、風邪、結核、脳梗塞、肺炎という四種類の病気を罹患した記憶が残っているが、いずれの場合も、無事恢復している。恢復していなければ、こうして生きながらえて、駄文を書き散らすこともない。そう考えると、病むことの意味には恢復することという意味がふくまれているような気がする。

そういえば、失語症という病気にも罹患したことがあるような気がするが、たまたま宮沢賢治の詩を思い出すことができた。その詩のおいしいところを拝借して、リハビリに役立てよう。

コロナニモマケズ
風邪ニモマケズ
結核ニモ脳梗塞ニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ


返信:【Re_病むことの意味】

たしかにーー。病むことにどんな意味があるのだろうね。病には、身体の病と、こころの病があるけれども、どちらも、回復できなければ死んでしまう。

風邪だろうが、コロナだろうが、脳梗塞だろうが、病むということは、死との戦いのような気もする。生まれてから、今日まで、何度も何度も病いが襲いかかってきたけど、そのたびに打ち勝ち、乗り越えてきたのは、自らの個性である、身体のおかげだ。

この身体を授けてくれたのは、他ならぬ両親だし、ご先祖さまたちなわけだから、やはり、ファミリーヒストリーを紡ぐことは大切なことだなぁ。

ご隠居さま、丈夫な身体を授けくれてありがとう。


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