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#161 世界三大瀑布「イグアスの滝」!アルゼンチン旅もいよいよ大詰め!!🇦🇷

12/26 イグアスの滝/トロッコ電車🚃/ロウアートレイル/アッパートレイル遊歩道🚶/ボートグランアドベンチャー参加🛥️/💦滝に突っ込む!

7:15のアラームが鳴った。急いで止めたものの、まだ眠い。そして再度のアラームで今日がイグアスの滝を観光する日だということを思い出し、気合いでベッドを離れた。すぐ出発できるよう、昨日のうちに荷物はまとめておいた。水飛沫が凄まじいというのでサンダルや水中ゴーグルなんかもバッグに詰めてある。日焼け止めを塗ってホステルから徒歩2分のところにあるバスターミナルへと向かった。
イグアスの滝への切符はRio Uruguay というバス会社で買える。往復で4000ペソ(589円)。スペイン語ではイグアスの滝のことを
「Cataratas Iguazú (カタラタス・イグアス)」
というらしい。現金のみだということだったので少し躊躇してしまった。もう手元には13000ペソほどしかないからである。他のバス会社にも尋ねてみたが、同様に現金のみだったので仕方なく最初のバス会社に支払った。「次のバスは何時?」「10分後だ。」

Rio Uruguayという会社のチケットを購入!
往復4000ペソ(589円)
朝の便は混んでると聞いてたけど余裕あった

やってきたバスの運転手に切符を切ってもらい乗り込む。朝は結構混むという話を他の人がブログで書いていたが、この時は全座席の半分ほどしか乗客はいなかった。
バスは20分強を走り、「Parque Nacional IGUAZÚ 」の標識を通り過ぎて国立公園に進入していく。イグアスの滝の入り口に到着した。帰りの時刻表もここに表示されているのはありがたい。イグアス国立公園の入場料金は20,000ペソ(2947円)で、ここではカード払いができた。
8:20、チケットを端末で読み取ってもらってから入場した。進んでいる途中に「滝に突っ込むボートツアー」のチケットを売っていたが、この先でも購入できるらしいのでここでは購入せずに先を急ぐ。

イグアス国立公園進入!!
料金表
一般は20,000ペソ(2947円)
入り口入ってしばらく進んだところでも、ボートのツアーを申し込める
ここで
帰りの時刻表も貼っときます

園内は各駅までトロッコ電車が走っている。もちろん無料だ。「Train Ticket 」と書かれたところで係員のお姉さんに発券してもらう。駅のお店で使える10%ディスカウント券と一緒に受け取った。「10分後に出発よ」

ここでトロッコチケット(無料)をもらう
トロッコ来るまで持参のパンで朝食とする
トロッコチケット(無料)の他に店の値引きチケットも
トロッコ乗って出発
ゆっくり動きます

8:40にトロッコ電車に乗った。発車してから10分もかからず「カタラタスの駅(滝の駅)」に到着した。このまま乗っていればイグアス最大の名所である「悪魔の喉笛」の駅に行けるはずだが全員が降りてしまった。
園内の係員に尋ねる。「この電車は悪魔の喉笛までいく?」すると「今は悪魔の喉笛は閉まっているよ。アッパー(上)トレイル&ロウアー(下)トレイルだけ行ける」という返答が返ってきた。「オーマイゴット!」理由は分からないが、それはかなり残念すぎるぞ。
後日理由を聞くと1ヶ月前に川の氾濫で遊歩道が壊れたからとか。全く、、早く直してくれ。日本なら一週間とかからないぞ(笑)

カタラタス駅到着
地図
注意書き

他の観光客が手配したらしいガイドが、「ほとんどの観光客は最初にアッパートレイルから行って混んでるから、我々はロウアートレイルから行くよ」というのを聞いたので、自分もそうすることにした。途中、「モンキーとマングースに注意⚠️」という看板が目を引いた。万が一咬まれればこのように大きな怪我になるぞという忠告だ。野生動物には安易に近づいてはならない。

緩やかな坂道を降りていくと遊歩道が出てくる。木々が開けたところから遂に姿を現した。これこそ世界三大瀑布の頂点に君臨する「イグアスの滝」だ。頂点と言い切ったのは完全に我が主観によるものだが、某アメリカ大統領夫人もこのイグアスの滝を見て、
「Oh... my Niagara…(私のナイアガラの滝が...)」
と悟ったようだからあながち間違いではないだろう。この世界一周旅を計画した時にはアフリカにあるビクトリアの滝も行くつもりだった。今回の旅でナイアガラ・イグアス・ビクトリアの世界三大瀑布を制覇する予定だったのだが、ビクトリア滝を予算と日程の都合でキャンセルしてしまったので、次回行ってからランキングを決めたいと思う。

緩い弧を描いた絶壁から1秒に何千万トンの水が落下しているのが遠目でも分かるが、この季節としては水量はまだまだMAXではないだろう。遊歩道を進んでさらに滝へと近づいていく。ちなみに遊歩道はぐるっと一周するようになっているので見落としすることはない。開けた場所で下から見るイグアス滝の全景をカメラに収めた。

次はアッパートレイルを歩く。やはりガイドの予想した通り、午前中はかなり混み合っていたが、こちらの方が迫力がある。悪魔の喉笛には行けないので、今回は「Mbiguáの滝」と「サンマルティンの滝」を横から見る場所がハイライトだ。水の色は茶色いが、40年前までは透明だったという。森の浄化作用が機能低下し、土を通すようになってしまったため、今日のような赤い水の色に変わってしまったのだという内容が説明板に書いてあった。次の名所「サンマルティンの滝」上部の歩道に進もうとしたが、橋が欠けて通行止めになっていた。

「Mbiguáの滝」と「サンマルティンの滝」
40年前は透明の水だったらしい


橋が途中で落ちている

11時、カタラタス・トロッコ駅のベンチで休憩していると、マングース、そして猿の家族がやってきた。彼らは人が食べているポテトを狙ってやってくる。本来ならば近づくべきではないが、顔は可愛い奴らなので人だかりができ、みんなスマホで撮影していた。

13時、ボートで滝に突っ込むツアーである「グラン・アドベンチャー」に参加しようと思い、ホテル・カタラタスの裏にあるチケット売り場でカード払いでした。料金は40,000ペソ(6444円)。少々高いが、この手のツアーは体験する価値があることを自分は知っている。
「予約はしてある?」「いいえ」「オーマイガー」と言ってはいるが余裕でその場でカード払いして参加出来た。何がオーマイガーだったのだろう笑

グランアドベンチャー参加!
オープントラックに乗り込む!
チケットをスキャンしてもらう

縦6列、横に5人の計30人座れるオープントラックに乗り込んでツアーが始まる。
「もし動物を見つけたら教えてください。少しなら停車出来るので。」
ガイドのお姉さんはスペイン語、英語が堪能で、パネルを出して2言語で説明してくれる。

出発!
イグアス国立公園の説明を聞く

「このイグアス国立公園には毎年各国から多くの観光客が訪れてきます。皆さんはどこから来ましたか?」
ブエノスアイレス、ブラジル、ペルー、コリア、USA、コロンビアと実に国際色豊かだ。ハポンは自分だけだった。
このイグアスは先住民の言葉で「ワラニー」といい「大いなる水」の意味なのだとか。運が良ければこの国立公園に300頭ほどいるジャガー(虎)も見れる可能性があるらしい。その他にも蛇やトカゲももちろんいる。彼女の話で一番ジョックだったのはこの国立公園の森林減少の話だ。1920年ごろオリジナルのジャングルは95%も残っていたのに、2023年現在はたったの6〜7%しか無くなってしまったようだ。
「防水バッグが配られますが、その中に手荷物や帽子、そして靴もしまった方が良いですね。」

発車してから30分間ジャングルの中を走ると、バスは停車した。ここから200段ほど下ったところにボートがあるらしい。途中で防水バッグを渡してくれる場所がある。かなり大きな防水バッグなので安心だ。カッパに着替えていた人もいるが、おそらく全くの無駄だと思う(笑)

階段を降りて行く
防水バッグを借りる
ボート乗り場
一番下でライフジャケットを着ける
防水完了!

ボートのところでライフジャケットを渡されて、乗船した。ボートの右側に座った方が良いというのをどこかで聞いて覚えていたので確保した。
エンジン始動し、猛スピードでイグアス川を上っていく。ディズニーランドのアトラクションにありそうなぐらい爆走し、水渦の中にも入っていくので乗客は悲鳴を上げている。そもそも目を開けているのにも一苦労だ。途中左手にブラジル側のボート乗り場があるが、人数はアルゼンチン側と比べて少ないように見えた。水の上を10分ほど走ってイグアスの滝ポイントに到着した。

ライフジャケット着て全て完了!
楽しみです^_^
右側に着席
ガイドがゴープロで撮ってる
爆速のボート!🛥️

サンマルティン滝を下から見るのは圧巻だった。水飛沫がここまで飛んできている。写真を撮る時間が少し与えられた後、いよいよ滝に突っ込んでいった。スマホを落とさないように細心の注意を払いながら。
ボートが滝に突っ込んだと同時、水で視界が奪われた。バケツを被るくらいではなく、もはや滝行の如くに濡れる。乗客の黄色い悲鳴も滝の音によって掻き消される。これは凄い。凄すぎる!
滝から一回出て、終わったかと思いきや、ボートは再度滝へと向かっていった。二度目の滝行。スマホが稼働しているのかさえ分からないが、構え続けた。iPhoneの防水機能を信じるしかない。船はそのまま動き出し、次の滝へと向かって突っ込んでいった。合計で4回も滝に向かってくれた船長に感謝感謝だ。これは間違いなく一生の思い出になっただろう。どこからともなく拍手が起こった。帰りの道もボートは高速なので、少し身体が冷えた。帰路の途中、カピバラがこっちにお尻を向けて座っていた。そしてボート乗り場の近くまで帰ってきた時には、対岸にクロコダイル🐊がいるのが見れた。
ガイドが終始goproで撮っていたビデオは7000ペソ(1038円)で買えるみたいだった。

全身ずぶ濡れ笑

階段を登り再度オープントラックに乗る頃には服はほとんど乾いていた。出発地点に戻ってきた時は15時半近かった。こうして約2時間半のグランアドベンチャーボートツアーが終了した。確実に40,000ペソ以上の価値があったと思う。

カピバラ
クロコダイル

この時間になると観光客はほとんど帰っていく。自分はもう一度アッパートレイルを歩いてみた。サンマルティン滝に着いた時、最高の光景が広がっていた。滝に虹がかかっているではないか!ここぞとばかりにシャッターを押しまくった。観光客も少ないので滝を独り占めできる。もし時間があるなら午後の滝も確実に見るべきだ。数十分間、滝から大量に落ちゆく水を目に焼き付けてから、惜しむようにその場を離れた。

午前には無かった虹が!
🌈

トロッコ電車に乗って入り口まで戻り、前もって買っておいた復路のチケットを運転手に見せてバスに乗って町まで帰った。

入り口まで戻ってきた
20分で街のバスターミナル到着🌇

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