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名物!串勝つ!

なかなか長いこと生きてきているが、まだまだ身近な人生初はたくさんあるよな、って話。


松阪競輪場。ギャンブルをすすんでやる方ではないが嫌いではない。いつだって一発逆転を狙ってないわけではない。

居酒屋で知り合った人が連れてってくれるというので乗っかった。目の前で走るレースではないらしいが大きな大会らしく、私からしてみれば競輪場に入るだけでその日は充分だった。昼間っから競輪新聞を読みお酒を呑みながら名物「串勝つ」を食べる。賭け方を教わり、一発逆転とか言いながら小銭ではあるが何度か勝負した。オッズを見ながらベンチで寛ぐベテランを見ていると、おじさんになりたかったと心から思う。そんな彼らへの憧れを胸に私も一丁前にオッズを眺め一応考えたりした。

松阪競輪場。ドープな世界のイメージだが、一回行けば大丈夫。そこをベースキャンプとする人の中をくぐり抜けた先にある「ふじや」「宝」。

ここでダラダラ一杯やりながら賭けたいレースに賭ける。賭けなくてもいい。

夕方4時半には閉まるため、呑み足りない私たちはぼちぼち歩いて愛宕町へ。

残りのレースを小さい画面で観ながら呑み、私は外す。ビギナーズラックの文化はどこいった。

昼間っから競輪に行って夕方明るいうちからお酒を呑む仲間がいるって、最高なんだけど。

当てた姉さんが奢ってくれた韓国料理、美味しかったな。

松阪競輪場。この町の文化遺産なり。



りえ

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