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代筆日記:運のバランス

vacantのメンバーに第二子が誕生しました。なんておめでたくて嬉しい話題でしょう。私まで朗らかで幸せな気持ちになれます。

ここ最近、色々と嬉しい楽しい話題を沢山耳にしていて、私までなんだかいい調子。とはいえ、元々私は「気にしい」な性格なので、ちょっとしたことで一人勝手に落ち込んでいる日もあります。それでも基本的に、日常の細やかなことをトータルして考えてみると、やっぱり私って割と運がいい方なのでは?と思っています。

でも人生のある一点において、私は人よりも、とりわけて運が悪い事柄があるのです。それは「結婚運」。私は…ちょっと人よりバツが多いのです。ちょっとです。いや、まあまあかもしれません。捉え方次第です。
でもでもでも、ここで主張したい。これは私がワガママだとか人を見る目が無いとかそういうことではなくて、日々の細々としたラッキーに運を使い果たしてしまっているためなのだと。

さっきも言ったように、私は日々をトータルしてみたら運がいいのだと思っています。

例えば、これまで数回の引越しを経験しているのですが、その度に訪れるのが「ご近所付き合い」。この点における運が非常に良いのです。
世間一般でいうと、ご近所付き合いと聞くと、少し煩わしいイメージを連想してしまうかと思うのですが、私はそう感じたことが一度もありません。みんな優しく楽しい人ばかりで、引っ越して「ご近所さん」じゃなくなった今もその縁は続いていたりもします。『(元)旦那さんが布団干してた』とか『新い彼女風の人が家に入っていったよ』などなどプライバシー無視、かつスーパーどうでもいい情報をくれる、元旦那と住んでた家の元お向かいさんもいます。
現在のアパートのお隣さんは妊娠中なので、ご主人不在時に産気づいた場合は私が病院へ走る約束をする仲。これって案外珍しいことなのかもしれないのに、ありがたいことに、いつも近所になる人たちとは、不思議と素敵な絆が出来るのです。

他にも、「義理の母運」(なんだこの言葉は)が毎度良いのです。「義母」というワードも、ドラマだとか漫画なんかのイメージのせいで、どこか陰鬱?な雰囲気が漂う感じがしますが、ちっともそんなことなかった。いくらバツがあろうとも、やっぱり一度結婚したいと考えた人のお母さんなだけあって、みんな素敵な人たちばかりでした。離婚してから1度も会わないまま他界してしまった義母もいて、いや、離婚したらそういうものなんだろうけどもう会えないことが悲しい。

他にも他にも、「旗当番運」が抜群にツイてるのです。(お子さんをお持ちの方なら分かってくださるはず、この運のすごさを)定期的に早朝から、横断歩道で旗を振って登校する子供たちを見守る、あの重大任務。
私は仕事柄、または趣味(飲酒)のため、けっこうな睡眠不足のへろへろ状態で旗当番をすることがありますが、常に快晴。一回も雨が降ったことがないのです。一回も。
 
マリオカートをやれば途中までは調子がイマイチでも、ラストの勝負でほぼ絶対勝ちます。ぶっちぎります。BBQやキャンプをしたら、みんなは蚊に刺され放題であっても、私は刺されたりしません。無傷で帰還します。

とまあ、こんな具合に。嬉しいような、ありがたいような、後半のはそんなんいらんわって感じなような、こんなちょこちょこした出来事にラッキーを消費してしまったが為に、私のパートナー運は使い果たされてしまったわけなのです。
何事も運のせいなのです。運のせいにしたいんです。運が悪いだけなら、その他のことを悲しく捉える必要は無いはず。出会ったことが悪いのではなく、私が選択したことが悪いのではなく、ただ、その時の「運」が良くなかっただけ。だからきっと、今までの全てに間違いなんてなかったのだと、私は思っています。

なんだか真面目なお話みたいになっちゃいましたが、とりあえず何か落ち込むことがあれば、最終的にはみんな、運のせいにして良いと思うのです。運は優しいし傷つかないので、全てを肩代わりしてくれますよ。

陵×じゅんこ


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