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女神のひと声

わたしは、物事をはっきりと伝えるのが苦手だ。
病気のせいもあるのだと思う。(パニック障害)
言語化するのも難しいと思ってしまうし、2、3歳児のように「なんか嫌だ」などと言って、泣き出してしまったり。当然その度にダンナは右往左往する。最近は状況を見て、わたしが落ち着くまでじっと待ってくれたりするのでありがたい。
今朝の通勤時にもそういうことがあって、恥ずかしいのでそこは描かないでおく。
わたしが、しくしく泣いているのを見て、ダンナが原因を2〜3回でスパッと言い当ててことなきを得ました。

その後、いつものコンビニへ行き、お昼ご飯などを買った。
このコンビニには女神のような店員さんがいらして、いつも私たちにたわいもない話や、「この栗饅頭、最近よく出るんですけど、やっぱりお味が違います?」と囁いたり、もはやうちの家族構成まで知っていらっしゃる。
超美人で、どんなお客さんにも神対応、とにかくわたしも今生まれるなら、変われるなら今すぐにでもあなたになりたい。と思ってしまう素敵な女性です。

そんな女神の前でわたしは今朝、少し落ち込みがちにうつむき加減で、多分眉間にシワを寄せていた。
レジでダンナはいつも通り楽しく桜の開花についておしゃべりして楽しそうに話していた。
女神が「わたしバラが好きなんでいつもあの公園行っちゃうんですよねぇ、バラってまだですよね?」と尋ねてくれたのでわたしはすかさず「5、6月くらいかな?」と言ってしまった。すると女神は「あっ、そうなんですね。いいこと聞いた。わたしすぐバラの苗欲しくなっちゃうんですよねぇ。」などと話しながらも手先はテキパキ動いている。
さっきまでと違って眉間のしわはないし、わたしは笑っていた。

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