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ドキュサイン(DOCU)ってどんな会社?

この記事では読者が、「ドキュサインって会社知ってる?」と、会社の同僚や大学の友人などに聞かれたときに「あぁ知ってるよ、こんな会社だよね〜」とドヤ顔で答えることが出来るようになることを目指しています。

ポイントを絞って、企業の事業内容や業績を掴めるように努めています。
HPやIR情報、wikiなどを簡単にまとめたくらいのものですので、どんな会社かなんとなく理解する目的でササッと目を通して貰えたら幸いです。
見出し、太字になっている箇所を読むだけでも大筋は理解できるようにしていますので、お急ぎの方は拾い読みしてもらえたらと思います。

良かったらスキ、フォローも宜しくお願いします(甘┳┓モー)


ドキュサインとは

ドキュサインは、アメリカのカリフォルニア州を本社とする企業向けの電子署名・契約書クラウド管理サービスを提供する企業です。


ドキュサインの提供する"Agreement Cloud"は署名・捺印、契約締結までのプロセスをオンラインで完結し、法的拘束力のある電子署名を行えるようにしています。 クラウドベースのため、ユーザーはあらゆるデバイスからいつでも契約のプロセスを行えるようになりました。

"Agreement Cloud"の提供するサービスは大きく3つです。

①契約書作成サポート = 契約書テンプレートの提供、契約フォーム作成

②電子署名(eSignature) = 契約書への署名捺印

③契約書の管理 = 契約書を一括管理・検索できるクラウドストレージの提供

ドキュサインジャパン様の動画(2分26秒)が最もサービスのイメージを掴みやすいと思います。


契約の相手方がAgreement Cloudのユーザーでなくとも、メールを送るだけで契約書の締結が可能です。 契約の相手方はメールから契約書をダウンロードし、印刷、署名の後、ドキュサイン上に契約書をアップロードしてもらうことで契約は完結します。

Microsoft WordやPDF、その他の一般的なファイル形式には幅広く対応しています。有料プランは、個人向けプランで月額$10、企業向けは月額$25から利用できるようです。


ドキュサインは電子署名サービスとしては全世界で約7割と圧倒的なシェアを占めており、180以上の国で使用され、ドキュサインのユーザーは98.8万人、有料会員は13.6万人となっています。

サブスクリプション型のビジネスモデルで、売上高14.5億ドル(21年度)のうち、13.8億ドル(96%)はサブスクリプションによる売上です。
電子署名サービスの市場は最大500億ドルを見込んでおり、今後更にドキュサインが成長していく可能性は大いに期待できそうです。

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ドキュサイン導入のメリット

ドキュサイン導入のメリットは大きく4つあると考えています。

①契約書締結までのプロセスの最速・最適化がメリットの一つといえると思います。電子上での契約締結により、書類発送の手間やその到着までの待ち時間など物理的な時間ロスを避けることができ、テンプレートの活用によりスムーズに契約書を作成できるようになります。

また、②電子署名サービスによりユーザーが場所を選ばずに署名捺印を行えるようになった点がメリットとして挙げられます。2020年以降、在宅勤務が増える中で、場所を選ばず社内の稟議や顧客との契約書の締結を電子上だけで完結できるようになるためドキュサインの導入は大きく進みました。

③契約書のクラウド管理により、紙媒体での保管が不要となり、ペーパーレス化の加速にも繋がります。また、書類の紛失リスクを下げ、会社のガバナンス向上にも貢献すると考えられます。

④印紙税の節約が出来る点がコスト面でのメリットといえると思います。
日本やイギリス、フランスなど特定の国は印紙税を導入していますが、日本では電子上で契約書を結ぶ際は印紙税が課税されないことになっています。
ドキュサインが1ユーザーあたり月額$25程度から導入できることを考えると、年間の印紙税に比べてドキュサインを導入した方がコストセーブになる企業が一定数あると思われます。

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印紙税とは、契約書や領収書などの文書を作成した人が、所定の税額と同額の収入印紙を文書に貼り付け、これに消印して納付する税金のことです。
契約の内容や金額によって税率は異なり、契約締結にあたり200円から数百万円の印紙税がかかります。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/inshi/7140.htm
バルカウの所感(読む必要はありません)
私が総合商社で働いていたころ、所属していた課では様々な売買契約書や倉庫の寄託契約書、傭船契約書などを締結しており、年間の印紙税(収入印紙代)は10万円単位でかかっていたと記憶しています。当時は電子契約書は一般のものではありませんでしたが、その時にドキュサインの存在を認識していれば間違いなく導入していたなぁ、と思ったりします。


ドキュサインの業績

[年次決算21年1月期]
ドキュサインの売上高は14.5億ドル(前年比+49%)、営業利益は-1.74億ドル、純利益は-2.4億ドル。 売上高成長率は+49%と非常に良い伸び率となっており、営業キャッシュ・フローも3.0億ドルと前年比+156%成長となっています。

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[四半期決算22年4月期-Q1]
売上高は4.7億ドル(前年同期比+58%)、営業利益は-0.1億ドル、純利益も-0.1億ドルとなっており、引き続き強い売上成長率が確認できます。また、営業キャッシュ・フローも1.4億ドル(前年同期比+131%)と素晴らしい数字になっています。

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ドキュサインのまとめ

✔カリフォルニア州を本社とする企業向けの電子署名・契約書クラウド管理サービスを提供
"Agreement Cloud"は署名・捺印、契約締結までのプロセスをオンラインで完結
"Agreement Cloud"の提供するサービスは大きく3つ
①契約書作成サポート = 契約書テンプレートの提供、契約フォーム作成
②電子署名(eSignature) = 契約書への署名捺印
③契約書の管理 = 契約書を一括管理・検索できるクラウドストレージの提供

契約の相手方がAgreement Cloudのユーザーでなくとも、メールを送るだけで契約書の締結が可能
ドキュサインは電子署名サービスとしては全世界で約7割の圧倒的なシェアドキュサインのユーザーは98.8万人、有料会員は13.6万人
サブスクリプション型のビジネスモデルで、売上高14.5億ドル(21年度)

ドキュサイン導入のメリットは大きく4つ
①契約書締結プロセスの最速・最適化(時間削減、スムーズに契約書作成)
②電子署名サービスによりユーザーが場所を選ばずに署名捺印を行える
③契約書のクラウド一元管理(+ペーパーレス化)
④印紙税の節約

[年次決算21年1月期]
売上高は14.5億ドル(前年比+49%)、営業利益は-1.74億ドル、純利益は-2.4億ドル営業キャッシュ・フローも3.0億ドルと前年比+156%と高成長。

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