Value Partner  槌田 昌子

@HEC paris留学中🇫🇷中小企業をvalue upする経営のヒントをお届けします!…

Value Partner  槌田 昌子

@HEC paris留学中🇫🇷中小企業をvalue upする経営のヒントをお届けします! <略歴>京都大学経営管理大学院(MBA)在籍。東京の投資会社・M&Aファームを経てUターン、地元で中小企業向け事業創造コンサルティングを展開。 http://valuepartner.biz/

マガジン

  • HEC Paris 留学編

    京都大学GSM⇒HEC Paris交換留学 交換留学の準備からフランスでの生活、HEC Parisでの学びの経験を書き留めた留学記録です!

最近の記事

マッキンゼーの7S Frameworkで、変化に向けて組織をととのえる!

イントロダクション 組織の診断ツールとして有名なマッキンゼーの7S。 本記事では、7Sとは何か、さらに、フレームワークの効果を実感するための重要ポイントを解説します。 思うように組織が動かない! と、聞くと、多くの経営者の方が思わず頷いてしまうのではないでしょうか?そんな悩みを解消する手掛かりになるのが、マッキンゼーの7Sフレームワークです。 7Sフレームワーク 7Sとは、組織の有効性に大きく影響する、、”S”から始まる7つの要因。7Sフレームワークは、つかみどこの

    • 【HEC Paris 留学編 7】英語とフランス語の赤裸々なお話

      フランス語と英語がどの程度必要なのか? 私の赤裸々な実例を、とことん正直にお話しします! フランス語 いりません。(もちろんあるに越したことはないですが。) 3か月間、(多少の不便は感じますが)困ることは全くありません。 銀行の担当者とのやり取りも、フランスの銀行やオンラインサービス企業からフランス語で様々なメール通知が来るのも、問題なく対応できています。 文字は、デジタル/紙媒体に関わらず、全て翻訳をかけられるので、一切困ることなく対応できます。大家さんや銀行担当者か

      • 【HEC Paris 留学編 6】カリキュラム②Marketing Specialization

        交換留学で参加した、Strategic Marketingプログラムについてご紹介します。 クラスの雰囲気 クラスは全体で25名弱。女性が過半数、約7割程度でした。5大陸から生徒が参加しており、国籍はバラバラ。アメリカからの交換留学生の参加が多かったので、アメリカからの生徒が一番多かったです。本科生と交換留学生の間の壁のようなものは全くなく、むしろ留学生の方が積極的に発言していました。 全体として、にぎやかで明るく、先生との距離も近い和気あいあいとした雰囲気です。 先生

        • 【HEC Paris 留学編 6】カリキュラム①全体像

          HEC Paris のカリキュラムについてザックリご紹介します。今回の交換留学で私が参加した Marketing Specializationについては、次の記事で詳しくご紹介します。 HEC Paris のカリキュラムの構造 まず、入学は9月入学と1月入学の2パターンがあり、在籍期間は16か月です。どちらの場合も最初2タームはFundamental phaseと呼ばれる基礎科目を、後半ではCustomized phase と呼ばれる選択科目を受講します。 Custom

        マッキンゼーの7S Frameworkで、変化に向けて組織をととのえる!

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        • HEC Paris 留学編
          9本

        記事

          【HEC Paris 留学編 4】月200€でフランスの食文化を満喫する―後編

          前編からのつづきです。 スーパーに通って手あたり次第いろんな食材を試した結果、気に入った食材をご紹介します。思いつくまま、順不同です。 ワインは当たり前すぎるのと長くなるので除外です。 フランスのイチオシ食材 1.フランス産AOPチーズ チーズは、本当にいろんな種類があって、そしておいしい。せっかくフランスにいるのなら、シェーブルチーズはマスト・トライです!個人的にはロカマドゥールを数日常温で放置してとろかして食べてみて欲しい。 AOP指定の有無にかかわらず、おいしい

          【HEC Paris 留学編 4】月200€でフランスの食文化を満喫する―後編

          【HEC Paris 留学編 5】フライパン一個でお米を炊くサバイバル術

          体調が悪くなると時々無性にほかほかのやさしい炊き立てごはんが食べたくなります!そんなときに編み出した、フライパン一個で日本米をおいしく炊き上げるサバイバル術をご紹介します。 用意するもの お米 計量カップ/コップ 軟水(なくてもOK) ざる(なくてもOK) フライパン(少量のお米なら小さめのフライパンがベター) フライパンの蓋 1.一人分のお米を計量する 計量カップ、なければコップで一人分のお米を計量します。 私の場合、100ccの分量です。計量カップがなけ

          【HEC Paris 留学編 5】フライパン一個でお米を炊くサバイバル術

          【HEC Paris 留学編 4】月200€でフランスの食文化を満喫する―前編

          フランスの生活も早2か月。気になる食費と食卓事情のリアルをご紹介します。 1.食費 2023年9月の食費は226€、10月は190€です。 外食は月に3回以内(ランチ含む)で、外食費は除外しています。 また、9月はまだ到着から日が浅く基本調味料やパスタ・缶詰などの保存食材を次々買い足していた時期なので、平均額より少し高めかなと感じます。保存食・調味料を一通りそろえ終わった今の食生活であれば、朝昼夜、三食食べて、1か月でおおよそ200€くらいになりそうです。 どうでしょう?

          【HEC Paris 留学編 4】月200€でフランスの食文化を満喫する―前編

          【HEC Paris 留学編 3】食品・インテリア雑貨の買い出しのおすすめ店舗のご紹介

          フランスのBièvreに住み着いて約10日。家主のmadamやChat GPT, 上の階のご近所さんらの力を借りながら、ようやく生活の基盤が整ってきました。 家具付きアパートで、調理器具からカトラリー迄何でもそろっていたものの、やはり生活するとなると、ちょっとした雑貨や日用品をいろいろと買い揃える必要がありました。 どこで、どんなものがいくらくらいで買えるか? 10日間自分の足でご近所をくまなく回ってみたので、これから留学にいらっしゃる方のために、個人的オススメをシェアします

          【HEC Paris 留学編 3】食品・インテリア雑貨の買い出しのおすすめ店舗のご紹介

          【HEC Paris 留学編2】フランスに免税扱いで身の回り品を送る

          *disclaimer* 以下は執筆時点の個人の記録であり、手続きについて何ら保証するものではありません。個別ケースの判断にあたっては、フランス税関又は専門家に正確な情報を確認してくだい。 今回、半年を超える長期滞在、かつ冬(=コート、ブーツで荷物がかさばる!)、ということで、段ボール二箱分の荷物を別送することにしました。留学の別送品は免税対象ですが、フランスでは、荷物配送時のVAT,関税の徴収が厳しくなっているという情報があったのと、配送業者の扱いが雑、という悪評も目にし

          【HEC Paris 留学編2】フランスに免税扱いで身の回り品を送る

          【HEC Paris留学編1】フランス一時滞在長期学生VISA

          *disclaimer* 以下は執筆時点の個人の記録であり、手続きについて何ら保証するものではありません。必ず最新の正確な情報をフランス大使館HPにて確認してくだい。 京都大学経営管理大学院の交換留学制度を活用して、HEC Parisに留学が決まりました!部局間協定締結後、派遣第一号で何もかも手探りで諸手続きを進めました。 中でも、初めてのビザ申請には四苦八苦したので、フランス留学される方の参考になればと思い、私の経験をシェアいたします。 1.Campus Franceへ

          【HEC Paris留学編1】フランス一時滞在長期学生VISA

          「ポテンシャル•モデル」で成長余地を見抜く、未来志向のリーダー育成

          採用や昇格を過去の実績で評価することは一見公平で合理的ですが、一方、人材の伸びしろを全く考慮していない点が問題です。 「この人材、磨けば光るぞ!」という若手や女性の伸びしろを可視化して、ポテンシャル(潜在能力)の高い人材を選抜してリーダーとして育成できるとしたら、どうでしょうか? エゴン・ゼンダ―の「ポテンシャル・モデル」 そんな未来志向のリーダー開発を可能にする人材評価モデルが、エゴンゼンダーの提唱する「ポテンシャル・モデル」です。 エゴン・ゼンダー(Egon Zeh

          「ポテンシャル•モデル」で成長余地を見抜く、未来志向のリーダー育成

          組織行動論から学ぶ、マネジメントのエッセンス

          マネジャーとは何する人ぞ? 最初は一人会社でスタートしても、会社の規模が大きくなるにつれて従業員が増え、次第に仕事の中心は、最前線の業務から、メンバーに仕事をしてもらうための仕事にシフトしていきます。こうした、組織の人やモノをうまく使って仕事の成果を出す役割をマネジャーと呼びますが、マネジャーの役割や求められるスキルについて、学んだことがある方は、どれぐらいいるでしょうか? 今この記事を読んでいる方の多くは、トップマネジメントの方々か、又はマネジャーとしての役割も担って日

          組織行動論から学ぶ、マネジメントのエッセンス

          P&Gのウィスパー撤退。敗北か、はたまた、したたかな戦略か

          比較的数の少ない女性経営コンサルタントという特徴を生かして、本日は、女性×経営知識の組み合わせならではの視点で記事をお届けします。 注目したのは生理用ナプキン市場。頻繁にGMSやDSを見回ってアンテナを張っていても、見落としがちなこの女性専用市場が、今、激変しているのをご存じでしょうか。 ひっそりと消えたかつてのトップブランド 日本経済が絶頂にあった1986年、日本の生理用品市場に「ウィスパー」という黒船が襲来します。米国発祥の世界最大の一般消費財メーカーP&Gがプロデ

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          2024年3月、京都大学経営管理大学院MBA課程を修了した自分に問う

          以下は、2022年2月時点の自分の、中小企業に共通する経営課題と経営コンサルタントとしての自身の課題認識を整理し、MBA課程修了後の自分に成果を問う独白文です。 中小企業が抱える課題 中小企業診断士としての活動開始から3年弱。 今、見えてきた多くの中小企業に共通する課題は、戦略不在です。 経験上、戦略不在の主な要因は以下の2つです。 まず、経営者の多くが、プレイヤー>マネージャーである点。 中小企業では、経営者自身も社内の一流・一線の技術者・専門家であり、最前線で業務を担

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          加賀屋のPurposeを勝手に提案してみる

          「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」 総合首位のおもてなし 泊ったことはなくても一度は聞いたことのある「加賀屋」。そして、加賀屋といえばおもてなしの宿。旅行新聞新社が毎年発表する「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の総合部門で、過去46回中少なくとも40回首位を獲得している加賀屋は、間違いなく日本を代表する宿の一つでしょう。 と、なると知りたいのは、、、 加賀屋の何がそんなにすごいのか? この度、機会を得て、2015年10月に開業した加賀屋のオールインクルーシブ

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          経営力=アート✖️クラフト✖️サイエンス

          経営者は、企業の代表として何でもかんでも求められるのが現実ですが、「優れた経営者」を目指すために、どんな能力を磨けばよいのでしょうか?経営判断に必要な能力を集約すると、以下の3種類に大別できます。 クラフト力:着実に業務を遂行する現場力 ものづくりであれば技術開発から調達、製造、配送の統制管理、サービス業であれば技術や接客サービスのノウハウなど、日々の業務の積重ねの中で蓄積される実務能力。 アート力:まだ誰も見たことのない未来を描き出す創造力 共感を呼ぶミッションやビジョ

          経営力=アート✖️クラフト✖️サイエンス