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鵜の岬は日本で唯一の鵜を捕獲する場所

岐阜県長良川の鵜飼い。鵜匠と呼ばれる鵜を操る方々は、実は宮内庁の職員なんです。その方々が操る鵜は、本来は川にいない体の大きい海鵜です。もちろん川にはいないので、どこかで捕獲しなければな要りません。

とは言え天然記念物にも指定されているため、誰でも捕獲して良いわけはありません。

ではどこで?

それがここ、茨城県の鵜の岬です。

前日水戸室内管弦楽団の定期演奏会に行き、水戸に一泊したのち、茨城県を観光ドライブをしながら帰路についているところでした。

海に出て最初に出会した岬がこの鵜の島でした。「岬でも行って海を見て帰るか」と、立ち寄ってみると、日本で唯一の海鵜の捕獲場、鵜の岬だったのです。

鵜の岬には、とても立派な国民宿舎があってリゾート風の雰囲気。

国民宿舎 鵜の岬

海鵜がかわれていて、特別な場所だということがわかります。

海鵜捕獲場の説明書き

ホテルの裏手に歩いて行くと、太平洋が一望できる展望台などがありさらに奥に進むと、海鵜捕獲場の入り口となるトンネルがあります。

この先で太平洋を一望できるスポットあり。
海鵜捕獲場に続くトンネル

捕獲場の公開は、期間限定で行われていて、今回初めて見学は出来ませんでした。

今回の旅は、水戸から袋田の滝に行きそのあと海を見て帰るということ以外は未定で、行き当たりばったりの旅になりました。

旅というのは、偶有性との出会いに感動があり、完全に計画された旅では、旅の本質を体感できないことを改めて確認しました。

生きている手応えを感じる旅とは、こう言った体験がもたらしてくれるのだと思います。

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