内覧結果

前回は不動産仲介業者に連絡をし、内覧物件を決めた所まで書きました。
今回は、それぞれの物件の内覧結果と検討状況を書いていきます。

買い主仲介と日程調整して内覧した物件もあるので、順不同です。
実際に内覧した物件は以下の4件です。

1.S1丁目戸建て

担当者からピックアップしてもらった中古の戸建て。
築年数は10年以下で、おそらく建て売りだったかと思います。

3階建てではあるものの、このあたりでは珍しい100㎡超えの4LDK。
しかも駅徒歩5分という戸建てとしては非常に好立地。
2LDKの賃貸暮らしだった私たちは、広さに感動しました。
周りは見渡す限り戸建てしかなく、戸建てでも眺望が保てていたのが気に入りました。

駅から物件に向かう途中、飲食店やスーパー、コンビニの類は一切なかったので、駅周辺で買い物を済ます必要はあれど、室内状況も良く、いい物件に感じました。

素人目にもちょっとお安い気がしたので担当者に聞いてみたところ、周辺が「市街化調整区域」であるからとのこと。

2.S7丁目戸建て

家探しのきっかけになった中古の戸建て。
こちらも建て売りで、やや小ぶりの80〜90㎡ほどの4LDK。
すぐ近くに大きめの児童公園があり、その公園は家族でも良く遊んでいたので、馴染みのあるエリアの物件でした。

ただ、上記1の戸建ての方が間取り、眺望、バルコニーなど全体的に良く、表記上は駅徒歩15分でしたが、実際には17〜18分かかるだろうことを考えると、けっこう厳しいかな、と感じてしまいました。

3.S7丁目中古マンション

上記2の戸建ての近くにある中古マンション。
こちらの方が少し駅に近く、徒歩13分。
やや駅遠であるものの、フラットな道のりで、周辺環境を熟知していたので自分たちには親近感がある立地です。
車道の突き当りにあり、車通りが少なく静かなのもGoodポイント。

間取りは横長リビングの70㎡弱の3LDK。
戸建てを先に見てしまったので広さに目が肥えてしまったものの、3人家族では問題ない広さと思いました。

連窓サッシの横長リビングで、初めて連窓サッシを見た私と妻は、窓の開放感と明るさに感動しました。
行灯部屋が発生しがちなのは残念ですが、この部屋を見て以来、横長リビングの間取りが好きになりました。

4.Y3丁目中古マンション

唯一、売り主居住中の内覧をした物件。
ポーチ付きの角部屋。ポーチいいねぇ。広さも75㎡とちょうどいい感じ。
築年数は3番のマンションと大差ないのですが、デザインかカラーリングか、こちらの方がやや古めかしいデザインに感じました。

また、居住中だったため、細かい間取り、広さのイメージがわかなかったことと、どうしても空室だった上記3件と比べて室内状況が悪く見えてしまいましたが、駅距離と広さ、ポーチ付きの角部屋など、条件は良かったです。

売り主の方は穏やかで、遠慮せず色々開けたりいじったりしてくださいといってくれたり、質問に色々答えてくれ、良い方でした。

検討状況整理・絞り込み

仲介業者の店舗にもどり、内覧した物件の感想などを共有。
チラシで紹介いただいた物件も含めて、もう少し吟味したい旨を伝え、後日連絡を取り合うこととし、妻と優先度をすり合わせして候補を絞ります。

1. S1丁目戸建て：◎
   広さ、室内状況も良く、気に入りました。
   市街化調整区域でも、インフラが通っていないレベルではないし、駅まで行けば買い物は困らない。駅距離と価格のバランスは良さそうに感じた。

2. S7丁目戸建て：△
   価格は一番安かったが、どうしても先の戸建てと比較すると劣る。
   また、妻はバルコニーが壁ドン＆隣住戸の感覚が狭すぎるのに難色を示していたため、希望度は低め。

3. S7丁目中古マンション：◯
   室内状況も良く、私、妻ともに大きなNGポイントはなかった。
   ただ、横長リビングの開放感は良かったものの、1の戸建てや、申し込みが入ってしまった第１希望のマンションほどの感動はなかった。
   また、後述の理由で4番のマンションが落選してしまったため、他のマンションを見てみたいと思い保留。

4. Y3丁目中古マンション：✕
   駅距離8分、ポーチ付き角部屋とGoodポイントは多かったが、室内状況はリフォームが必要そうな状態と感じた。
   そうすると、おそらく4000万以内には収まらないであろうことと、なんと当時住んでいた賃貸マンションから徒歩1分の距離であるにも関わらず、学区が変わってしまい、あまり評判の良くない学区であることが判明。
   番地が変わる時点で気づくべきでした。
   仲介担当者も、希望学区ではないことに気づいたやり取りを見ていて、「では、こちらは取り下げですねえ」と一瞬で引き下がったのを見て、やはりこのあたりは学区にコダワル人が多いんだなあということを実感しました。

検討した結果、内覧した4件の内から◎と◯をつけた1と3の2物件に絞りました。

次回は、物件価格の相場とは？適正価格とは？について調べていくのですが、慎重になる自分とは裏腹に、過熱している中古マンション市場の取り引きの速さと仲介業者に翻弄される様を書いていきます。