見出し画像

ブレーズラボカップ3位入賞!(全文無料)

この度ブレーダーズラボカップ3位入賞しました!
チームファミリオリーダーの野乃秋斗(サムネ中央)と申します!

これは初のチーム戦大会であるブレーズラボカップに参加し3位入賞した一部始終を書き連ねる記事です。
個人的に感じたチーム戦の攻略方法も紹介しますm(__)m


メンバー選び

以前よりBarFamilio(ファミリオ)店主「金子誠吾」さんとは一緒に大会に出たかったので迷わず誘いました。
もう一人はファミリオの近くにあるPURPLE DOORという酒場のオーナーで金子さんにベイブレードを教えたLiuさん(サムネ右)という人を誘いました。ファミリオと私で運営する大会で2連覇を達成している強者です。

二人の強さは「ムードをつくることができること」です。第1回戦に弱い自分の致命的な弱点をカバーできるのでとても心強かったです。

ベイ選びと打ち合わせ

とりあえず、全員好きなベイを使ってもらうことにしました。慣れないベイを使わないという意味もありますがムードをつくるのが大事なのでそれができるようにしました。

初期の構築案は以下の通りです。
金子誠吾:シャークエッジ3-60LF
Liu!!・・:コバルトドレイク4-60R
野乃秋斗:ドランソード9-60F

ここから集まって調整を行うのですがとある問題が発生しました。
夜の酒場で働く二人と昼に子ども預かる自分では生活と日程のスケジュールが合わせづらく1日しか集まれる日がなかったのに金子さんが体調不良でダウンしてしまったのです!

仕方がないので大会前日の仕事終わりに中野に行き、ファミリオが工事中の間に金子さんが勤めているBarMoonwalkに行きました。
チェーン店なのでベイが回せるかどうかは分からなかったのですが、たまたまいらしたお客様がごっりごりのメタベイ世代で興味を持ってくれたので最初で最後のチーム練習を行うことができました。

調整の結果、「今の構築ではフェニックスウィングとチェインオーブに何もできない」ということが分かったので急遽構築を変更することにしました。

金子さんMoonwalkの営業で忙しく数本しかできなかったのでこのままでいきました。
Liuさんはコバルトドレイク9-60Pに変更しました。大会で2連覇したカスタマイズのブレードをコバルトに変えて重量をアップした原点回帰カスタマイズです!
野乃はフェニックスウィング3-60T→フェニックスウィング3-60Fにしました。基本フェニックスウィングはダッシュができるけど持久もあるビットを使うと思います。しかし、Fビットを約1年間ずっと使い続けてきた逆張りブレーダーの野乃は慣れていて扱いやすく独創性もあるFビットを選びました。バランス型フェニックスウィングを受けきれるカスタマイズでもFビットなら飛ばせるという読みも僅かにあります。

全員が自分の「好き」を保ちながら環境カスタムにも抗えるいい構築ができたと思います。

大好きなカクテル「暗黙」で充電しました!

メンバーまさかの遅刻

さて、12時から7時までしっかり寝て秋葉原に向かいます。ここでまたあの男が問題を起こします。はい、遅刻です。メンバーが急遽出れなくなった場合は同伴から補欠を出せるみたいですが焦りました。

もう一つ大きかったことは鮫LFを使える人が同伴者にいなかったことでした。急遽メンバーに加わったプロダーツプレイヤーテツさん(サムネ左)はヘルズBが上手かったのでオーダーを変更することにしました。

先発にLiu選手(コバドレ5-60P)を置きました。様々なベイに対応できるカスタマイズとLiuさんのムードメイク力で先発性能が高めと判断したためです。
2番手はテツ選手(ヘルサイ9-60B)を置きました。Liuさんが万一やられた場合に相手に流れをつくられても独特なダーツスタイルとプロレスを参考にしたエンタメ力で押し返す力があることや2連続でダッシュするビットを投げたくないという考えがありました。
この二人で荒らして最後は野乃選手の圧倒的計算力とフェニックスウィング3-60Fの圧倒的パワーでお掃除する作戦です。

予選

私の采配は完璧でした。最初にも言った通り私は1回戦に弱い人間です。
しかし、予選第1回戦は先発のLiu選手がヒヤリハットひとつなく3タテをかましてくれました!
弱く打つけど弱くしすぎないシュートを打つ前日の練習が生きていました!
これでほかのメンバーも肩が軽くなりました!Liu選手は神です!!

予選第2回戦は親子とはとこのチームです。特にお母さんは1回戦で3タテをかましたらしく向こうもリラックスした状態でプレイできたと思います。
しかし、こちらの姿を見た対戦相手から「ファミリオ強そうだな」という声が聞こえてきました。流れはこっちにありそうです。私野乃はコーラス部で培った腹から出した元気な声で「よろしくお願いします!!!!」と言って流れを強くしました。元気な挨拶と綺麗な身なりはスポーツマンシップに則った最強の威嚇です。ニュージーランドのラグビー選手がやるハカも同じ効果があると思います。

試合内容は激アツでした。
第一試合は両者3タテして勢いに乗る選手同士の大事な対決です。
対戦相手はフェニックスRを使われていました。
結果はバーストを取られてまさかのLiu選手敗北!相手にリードを許します。

しかし、続く第2試合はテツ選手のラッシュシュートが見事に刺さり勢いに乗るお母さんを撃破しました!テツ選手のHotPlayです!
追いついたのも束の間、次に出てきた小学生のヘルズボールミラーでテツ選手がバーストを取られて負けてしまいます。
追い詰められたチームファミリオ!出てくるのはリーダー野乃秋斗選手だ!
ヘルズBに一度スピンフィニッシュを許すも2ndバトルではパワーを上げてバーストフィニッシュで勝利!Fビットのパワーが活きました!
最後ははとこ(コバドレ5-60P)との一騎打ち!1stバトル序盤は決定打が無かったものの野乃選手とFビットのパワーと運がいい方向に流れオーバーフィニッシュで勝利!
Liu選手の1試合目の3タテが私の2タテを生んでくれたと思います。また、テツ選手が勢いに乗るお母さんを撃破したのも大きいでしょう!
二人の仕事はチームファミリオリーダー、野乃選手が無駄にしません!
もうこうなってしまったら誰も私を止められません。

予選第3試合はテツ選手が活躍します!
第1試合はLiu選手が敗北するもテツ選手が手堅く勝利!
第3試合はテツ選手VSドランソードB!学生限定大会の決勝戦で私のヘルサイBが待ちドランにEXフィニッシュを取られているのでかなり不安でした。
しかし、ドランソードの反作用を活かしてオーバーフィニッシュを取り見事勝利!
3rdブレーダーのヘルズチェインPにEXフィニッシュでテツ選手は破れますがこの大きな2タテを無駄にしないのがリーダー野乃選手!一度はスピンフィニッシュを許しますが2回戦同様にシュートパワーを少し上げてオーバーフィニッシュで逆転勝利!
予選突破です!店主の金子選手はファミリオの名前が公式に乗ることを大変喜んでいます!

決勝トーナメント

私の采配に問題はなかったので使用ベイとオーダーは変えずに臨みました!

準決勝、ファミリオVSヴァリアブルは私が大戦犯をかましました( ;∀;)
1stブレーダーひでポン選手の鮫GNに3タテを食らいました。ここまでLiu選手とテツ選手が合計で最低1人は倒していたのとLiu選手のドレイクが不可解なバーストフィニッシュをしてしまったことと頭の糖分が切れたことで気負いしてしまいました。相手に完全に手の内を読まれそれに対する策を実行できずにやられました。仲間に甘えて3タテをする必要はないと踏んでしまったのがよくなかったです。
対戦相手もレポートを書いていたのでこちらからどうぞ!

さて、何もなしで帰りたくはないチームファミリオ。3位決定戦、ファミリオVSややまるが始まります!
第1試合はLiu選手のEXフィニッシュで見事ナイトシールドSを撃破!予選第1回戦以降は全敗でしたがここで決める男こそがLiu選手です!

しかし、ここでLiu選手は自分のコバルトが破損していることに気が付きます。激戦に次ぐ激戦で壊れてしまったようです。ジャッジの判断でパーツ交換なしで試合を続けることになりました。Liu選手はバーストしないように力加減をしてシュートしましたがパワー負けして2ndブレーダーのフェニックスRに倒されてしまいます。

第3試合はテツ選手が手堅くスピンフィニッシュを3回とりフェニックスを突破!安定していました!
しかし、3rdブレーダーである東京G2ファイナリスト也太郎選手のコバルトBにスピンとオーバーを取られて敗北!大将の一騎打ちが始まります。

最終試合はオーバーフィニッシュを取られ絶体絶命のピンチになりつつも冷静さを保ち安定したシュートでコバルトをEXゾーンに叩き出して逆転勝利!
一進一退の熱すぎるバトルでした!だからこそギリギリ勝てて嬉しいです!
皆さんも野乃選手のEXフィニッシュをこちらからご覧ください!

表彰式

激戦に次ぐ激戦。Liu選手のコバルトは壊れ、テツ選手の滑り止めは底をつき、野乃選手の計算力は九九もロクにできないほどに消耗した。
しかし、それでもなお我々は表彰台の上に立っているのである。
表彰台で見たみんなのカメラのレンズは修学旅行で見た長崎の夜景の数十倍美しかった。

表彰台からの形式に見とれている間にLiu選手が誰かを呼んでいる。
呼んでいたのは予選第2回戦でヘルサイBでファミリオをあと一歩のところまで追い詰めた少年だ。そして、Liu選手は賞品の金のラチェットを少年にプレゼントしていた。Liu選手かっこよすぎる( TT)私ももっとLiu選手の社会性を吸収したい( ;∀;)

初のチーム戦入賞者達

ここまで戦ってくれたLiu選手とテツ選手、対戦していただいたブレーダーの皆様、ファミリオの常連客をはじめとした応援してくれた皆様、そしてこのようなアツい大会を開いてくださったベイブレード開発チームの皆様!本当にありがとうございましたm(__)m

ここからは、「なぜ、チームファミリオは少ない練習時間で入賞できたのか」について個人的に思うことをまとめてみようと思います。

なぜ、少ない練習時間で入賞できたのか

対戦相手のレベルが低かったことは決してないと思います。単純に運がよかったのもあると思いますがそれ以外にもたくさんの要因があったと思います。

理由①メンバーの関係

メンバー同士の関係がベイブレードだけでなかったからということが一つ大きな理由だと思います。

もちろん、最初に知り合うきっかけは地下闘技杯というチームファミリオが運営するベイブレード大会ですがそれと同時に飲み友達にもなりました。これは酒場での大会なので必然です。
そのため、今日は友達との思い出づくりに行く感覚で試合に臨むことができました。
これは勝利することとは矛盾すると思います。しかし、考えるべきなのは勝つことではなく練習通りの力を発揮することだと私は思います。思い出はこれからできるからこれから先のことは考えなくていいという気持ちで臨むことで、みんなで練習した時間のことを思い出す余裕ができるというわけです!

理由②メンバーの強さを発揮する方法を知っている

人によって強さを発揮できる場面や条件は異なると思います。金子選手は心理学を専攻していたこともあり、我々チームファミリオはベイの動きだけでなくブレーダーの精神状態が勝負に与えた影響も考えます(酒場のノリで考えている)
そのため、どういう状況をつくればメンバーが力を発揮できるか、その状況をつくるために自分の強さを生かして何ができるかをメンバー全員が感覚的に理解していたと考えています。
選手のオーダーはベイの性能よりもこっちを優先して考えています。

これだけだと少しわかりづらいと思うので具体例を挙げます。
例えば、テツ選手はステージ上でダーツの素振りをしていたと思います。ダーツは自分との戦い要素が強いのでダーツの雰囲気を作るとテツ選手は「多少流れが悪くても元に戻す修正力」という強さを発揮します。
しかし、ベイの大会で無名の選手がダーツの素振りをするのは社会的に憚られることもあると思います。そのため、ダーツの素振りをしてもいい雰囲気をつくる必要があります。
そこで生きるのが野乃選手の「狂気的なプレイスタイル」です。野乃選手は試合に勝つと目がガンギマリ状態になって笑い方や動作が獣のようになります。
計算力に全神経が持っていかれるので理性が追い付かなくなるためです。そのため、こうなった野乃選手は計算の怪物となり簡単に勝てなくなります。
野乃選手の狂人ムーブがチームに色を付けることにより、チームのパフォーマンスとしてダーツの素振りができるようになります。
しかし、野乃選手の狂気的なプレイスタイルは場になれないと発揮しません。野乃選手は個人戦では「一没の神様」と自称するほど一回戦に弱く、狂気的なモードになることができません。
そこで生きるのが中野で酒場のオーナーをしているスキルを活かしたLiu選手の「冷静で流れを加速させるプレイスタイル」です。冷静さ故に1回戦や第1試合に強いLiu選手を先発させることで野乃選手を場に慣れさせ最高のパフォーマンスを発揮させます。第1回戦の3タテもLiu選手でなければできなかったと思います。準決勝ではコバルトの整備不良バーストでここが崩されてしまったのが大きかったと思います。
Liu選手は場の状況で弱くなる選手ではありませんが流れがこっちにあるときの方が明らかに強いです。そのため、Liu選手が整え、テツ選手が守った場で発揮される野乃選手とフェニックスFの圧倒的な力を見ることによって第1試合を追い風状態でスタートさせることができます。

言語化すると大変なことになりますが全員がこれを感覚的に理解していたのが勝利の秘訣だったと思います。あとは、単純に相性が良かったです。金子さんすら遅刻して良かったとか言っております()。

ダーツの素振りをするテツ選手

理由③:見た目

ブチギレマルチちゃん

さて、アニメのこの回はみなさんご存じだと思います。私はこのアニメを見て「ブレーダーズラボカップはちょっと高い服を着よう」と思いました。

中学生時代の友達からアドバイスをもらいながら無印良品で購入した4000円(これでも奮発した方)の襟シャツをベースにコーデを構築しました。決勝トーナメントでもそれは着ていました!
また、ABCマートでVansの8000円のブーツを購入しました。
仮にもベイスポンサーついてもらってる身なので慣れないなりに頑張りました。

野乃選手のブーツ、カッコよくないですか?

Liu選手は赤い髪に赤い服、ジャラジャラのブレスレットとネックレス、そして多分2万ぐらいするブーツを着ていました。

テツ選手はダーツの試合で着るようなゴリゴリのスポーツウェアと運動性能の高そうなド派手なスニーカー(?)を装備していました。

当日の三人の服装、Liu選手のブーツは表彰式のを見てね!

先ほども書いた通り、二回戦の相手からは戦う前から「強そうだな」評価を頂いております。つまり、見た目だけで流れをつくることができたのです!
抽選が第0回戦なら服は第0試合!

理由④:ダーツから来た優秀なアイテム

テツ選手がダーツで使う粉タイプの滑り止めが優秀すぎた!以上!
ただし、ベイに付着すると違法改造扱いを受けるかもしれないので注意!

メンバーからのコメント

Liu選手からのコメント

待機中です。お待ちください。

テツ選手からのコメント

今回、急遽チームメンバーに選出してもらい、3位という結果を残せたのはとても嬉しく思います。
 ノートにも書いてありましたが、ダーツの素振りをしていたのは緊張をほぐす為でもあり、ダーツの試合でもするルーティーンになっているからです。それをすることにより、緊張が少しほぐれると共にいい状態で(リラックスした状態に持っていける)シュートする事ができました。また、心掛けていた事がもう一つあります。それはメンバーに声を掛けること。主に試合前なんですが、楽に行こうとか楽しみましょうとか、メンバーにもリラックスして欲しい思いがあったのでそうしていました。変にプレッシャーとか感じて力んで欲しくなかったので。実はダーツのリーグ戦(お店同士でのオンラインのリーグ戦)でも、こういう声かけとかしてるので、同じような効果があったのかなと思います。
 余談なんですが、素振りをしてたおかげで大会参加者の方から声をかけられダーツを息子さんとやられてるという方からお話しする事ができました。ブレーダーさんのの中にも結構ダーツをやっている方も多くいらっしゃるみたいで、縁を感じます。こういった縁をこれからも大事にしてベイブレードもダーツも楽しんでやっていきたいと思います。
 最後に応援してくださった皆様本当にありがとうございました。また皆様とお会いしてベイバトルできるのを楽しみにしてます。

テツ選手はマジで最強のムードメーカーだった…
3位決定戦のEXフィニッシュはテツさんが肩叩いてくれていなかったらできませんでした…(野乃)

店主、金子誠吾選手からのコメント

待機中です。お待ちください。

後日談

今思いつく反省点

もう少し、ご飯(糖分)を多めに持ち込めばよかった!

3月17日

とりあえず、次の大会に向けて壊れたコバルトの代わりを見つける必要がありました。そんな時にTLを見ると大会参加者や友達のブレーダーがコバルトを出しているではありませんか!
もしかしたら出るかもしれない!と思い大会で手に入れた5000Pで回したところ…

出たwwwwきのうの3位決定戦に引き続き神のEXフィニッシュ!

これで次の大会の準備はできました!4月27日に向けて作戦を立てましょう!

3月18日

今は大会から2日後の夜です。私はまだこの大会のことが忘れられず、ずっとこの記事やチームヴァリアブルの記事、当日撮った写真や動画を見返しています。
それもそのはず、野乃選手は高校時代から持っていた「ステージの上でパフォーマンスをしたい」という7年間かなえられなかった夢を遂に叶えたのです!それに気が付いたのは全部が終わってからでした。
チームファミリオのリーダーやってて本当に良かったです!

そして、もう一つ。私はベイブレードが好きです。
仕事の都合上練習がロクにできないのが辛いから認めたくなかっただけです。

スタッフロール

ここまで読んでいただきありがとうございました。BarFamilioは現在工事中(都市開発のいけにえになりかけてる)ところです。復活を待っています!

チームファミリオ

野乃秋斗:Twitter
金子誠吾:
BarFamilio店主、現在BarMoonWalk中野北口店店長
Liu:
𝗣𝗨𝗥𝗣𝗟𝗘 𝗗𝗢𝗢𝗥オーナー
テツ(好井哲也):パーフェクト所属のプロダーツプレイヤー:
Twitter

この他にもチームファミリオには優秀な選手が何人もいます。
次は誰が来るかな~?

対戦相手

メンバーは対戦時のオーダー順に並べています

チームヴァリアブル(準決勝)
メンバー:ひでポン選手(リーダー)、しょーご選手ilove布団選手
レポート:準備編当日偏
Youtube


ここから先は

0字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?