さて手術とリハビリ(人工股関節②)

人工股関節置換術の話の続きです。。。

入院した日はさまざまな説明を受けたり食事をしたりシャワーを浴びたり寝転がったりして、なんとなくのんびりぼんやりと過ごし、翌朝9時から手術に臨んだ。

全身麻酔は人生で4回目。
だから弱いのはわかっていたけど、手術が終わり声をかけられ目覚めてすぐ「キモチワルイ…」と言って嘔吐。
それからその日の記憶はほとんどなく、夜も一晩中吐き続けた。傷の痛みより麻酔の方が私はツラかった(いつもそう)。

翌日からリハビリ開始。。。
の予定が、リハビリの先生が病室に来て下さっても気持ち悪くて動けず、「明日からにしましょう」ということになった。
痛みは大したことないけど、とにかく気持ち悪くて話にならない。

翌日、土曜日。
リハビリの先生が迎えに来て下さって車椅子で初めてのリハビリ室へ向かった。
立ち上がれたけど、「先生ごめんなさい、キモチワルイ…」と、せっかく連れてきてもらったのにすぐ終了。車椅子でまた病室まで送ってもらう。
「薬がまだ体内にたくさん残ってますからね、二日酔いみたいなもんです。しょーがない。大丈夫ですよ。」と言って下さった。
薬に過剰に反応するタイプなオレ。

その翌週からは毎日先生が迎えに来て下さって車椅子でリハビリに行き、マッサージをしてもらい、手すりを使って立ったり歩いたりした。

手術をしてパーツを交換したので悪いところは取り除けたけど、歩くとビックリするくらい左脚全体や尻の筋肉が痛んだ。
長年動かせなかったことで衰えてしまった筋肉が、急に動けるようになっても無理で悲鳴を上げてるのだった。
やがて車椅子→歩行器→杖と、ぐんぐん回復していった。

傷は熱を持ってズキズキと痛むけど、アイスノンで冷やせば眠れちゃうくらいの痛みだった。
ベッドは窓側だし内臓は元気だから、暇な時間はベッドの脇に腰掛けて景色を見ながら本を読んだり絵を描いたりして過ごした。

ベッドの上で描いた龍先生
(手に持った如意宝珠で何でも治します)

ご飯も窓の外を見ながらベッド脇に座って食べた。展望レストランみたいだった。コロナ禍だからお見舞い禁止だし、4人部屋の病室内でもお喋りしにくい環境だったのは私にとっては都合が良かった。気兼ねなくカーテンを閉め切って独りで過ごせた。

術後1週間。
筋肉の痛みはあるけど階段の上り下りができるようになり、執刀医のOKが出て翌日の退院が決まり、術後8日目の退院が叶った。
「麻酔がもうちょっと大丈夫だったらもっと早く退院できてたね」と言われて、ほんとよもぉ…と思った。

この時点では、まだ痛みはあるし、杖もついてる。
でも退院の翌日に『RRR』を観に行くことになる。

また近いうち続きを書きます。。。

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