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漫画外見至上主義を読んでどう思いましたか?

こんにちは8です!

(途中からネタバレ含みます。まだ読んでおられない方は漫画紹介のところで読むのをやめることをお勧めします。)

漫画紹介

皆さんは外見市場主義という漫画を知っていますか?

LINE漫画で読めるこの作品は韓国のPark Tae-junという方が書いておられる作品で、外見によってどういう世界が見えてくるのかがリアルに描かれています。

(だんだん漫画的に面白くなっていきますが、)

この漫画のもっとも大きい特異ポイントは、
主人公が体を2つ持っているというところです。

元々あった体と、後から現れた体です!
元々あった体は不細工でその体で過ごしていた時はいいことはあまり起こりませんでした。

しかし、ある夜主人公が目覚めるといきなり凄まじくイケメンで高身長の第二の体を手に入れていて、

そこから彼が
美と醜という2つの立場から自分の立場や、周りからの評価、
そしてそこから、
自分がどうしたいのかを考えて、行動に移していけるようになる話です。





私の感想


(私はまだ途中までしか内容がわからないので間違ってると思われてもご容赦下さい)


私はこの作品をNetflixでたまたま見かけて今アニメを見ています。

アニメ版では漫画ほど、胸をえぐられるようなリアリティはなく、主人公の心理描写や絵の感じも漫画版のようがリアルだなぁと感じました。

ただ、原作のストーリーはしっかり描写されていて、見ていて、
「あっあのシーンだ!!」となるところもたくさんあるのでアニメ版も面白いです。
アニメ版はたくさんの人が見るので、より大勢に受け入れられやすいようになっていると思います。

ところで、ですが、
私は主人公の心理に疑問を感じざるおえません。なぜなら、主人公、けいすけは、酷いいじめに遭っていました。
だからお母さんに当たってしまったり、自分を可哀想な存在だと決めつけて、自分の可能性まで否定してしまっています。

そして、ストーリーの途中でそのことに気づいて、変わろうと決め得るわけですが、作中でけいすけはいつも『自分はダメだった。変わらなきゃ!!』って感じで前を向いて頑張りますが、私は、けいすけみたいに酷いいじめを受けて辛い思いをしたなら、もっと自分を大事に休ませてあげることも大切なんじゃないかと思います。
そういう息苦しさもこの作品の魅力であると思います。
けどあんまり息苦しすぎやしませんか?

私もけいすけがどんどん大人になっていって、誰かのためや、自分のために頑張れる人になれてとても嬉しいです。
けど、私は今はそんなに理想ばかり追いかけていては疲れてしまう人間なので、けいすけには休んで欲しいです。

この作品の中に”びんと”というキャラクターがいます。
このキャラクターは人間的にものすごくできたキャラクターです!
ラップが大好きでいつも曲を作ったり、文化祭のコンサートに出たりしています。
しかし、この不遇なキャラクターは第二の体を手に入れる前のけいすけの境遇に似ていました。
お母さんと二人暮らして、貧乏で、そして元々のけいすけの体と同じようにあまりいい容姿とは言えません。そのせいでいじめられていました。

けど、びんとのすごいところはそれでもめげないところです。
誰にどんな酷い仕打ちをされても、とても酷い言葉を投げかけられても、
いつも明るく、前を向いて、ひたすらに歪むことなく生きています。

そんなびんとをけいすけは初めこそ自分と重ねていましたが、
『彼は僕とは違う、僕だけが情けなかったんだ!!』
と気づき、自分も頑張ろうとします。
私もこれを初めて読んだ時中学生で、2人ともなんてかっこいいんだろうと思ってしまいました。
私もこの人生の中で嫌なこととかたくさんあったので、それでも周りのせいにせず生きているびんとにも、それに気づけたけいすけにも衝撃を受けました!感動しました。

けど、けいすけは元々びんととは違ったわけじゃないですか。
私は誰かの真似をして、誰かになろうとして、なれずにいることがとても辛いことだと知っています。
だから、もしけいすけがまだ傷ついていて、辛い思いをしているなら無理せずに休んで欲しいんです。もし自分を追い詰めているのなら。
けいすけにあなたはあなたのままで大丈夫といってあげたいです。

漫画の描写的に私みたいにけいすけに休んでほしいというところがフォーカスされていなかったり、そうじゃないのはわかっているのですが、どうしても自分と重ねてしまって、苦しくなるんです。(笑)

皆さんはこの作品をどう思われますか?
私は好きですが、外見至上主義を助長するとして批判されることもあるそうです。
(私は作者にそんな意図はないように感じますが、、、)

またコメントで感想を教えてくださると嬉しいです!




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