キャラクターを形作る(4)〜咲子編〜

今回は本作で言うところのギルド嬢&研究生である咲子について紹介します。

REALBLABE第1話中の後半より登場していました。
その時は所謂初めてブレイダーズの本部にやって来た萩原理(オサム)へ自己紹介する形で登場しましたが、その後はほぼ話の始まりに出ています。

所謂、このキャラは主役であるルナに物語を進めさせる係というキャラ位置とされており彼女無くしてこの物語は進む事は有り得ません。

街に怪獣、救援要請、依頼、各専門の騎士に対しての人々が困っている事への解決策行動etc…を咲子によって毎日起こされている為に誰でも出来る様な仕事と思われるが、騎士達の手が空いているかはコンピューターで分かるので一日の始まりに誰に依頼が来ており、誰が今できる状況か、やる意志を持っているか否かを瞬時に判断し、仕事依頼を担当騎士の顔を見てから渡す事を徹底付けているある意味プロフェッショナルなキャラである。

咲子の上司でもあるタツジ隊長は彼女にしか出来ないと評価している為、まさに適材適所の配役と言えよう。

そんな彼女にはもう一つの顔がある事が第6話の「咲子ノート」で判明しました。
ブレイダーズでクエスト嬢の仕事してる裏で、研究生として怪獣の研究をしていたのです。

なおその職場の上司でもあった研究所の局長とは折りが悪かった(後に和解した)事もあり、一時は研究職から離れようと考えた事もあったがルナ達が間に入った事により怪獣の研究を続ける事とし、怪獣の生態学や細胞学、行動学を研究している各大学の研究機関関係者側へ研究成果を報告する日々を送っていくのだったが、あくまでこの職場での咲子研究生は他研究生らが行なっている研究を手助けする補佐的な立ち位置におり、咲子を中心とした研究は現在行われた事は無い。

これに関して局長をはじめとしたメンバーである研究生らは「縁の下の力持ち」と話している一方で、幽霊と嘲る人も居るのも事実で、ルナ達からも身体は一つなんだから職は一つに絞ったらと言う助言に対して「咲子一人が亡くなっても代わりに誰かがやってくれるよ」と下手をすればショックを受ける様な発言をした事がある(第9話の「ひとりでできないもんっ!」の会話にて)。

自己の死生観も、騎士になりたい思いのルナへの態度も自分とは一つに重ねない様にちゃんと区別して話をしており、仮に今この命が亡くなろうとも咲子ならば「騎士として最後まで国を守る」と言うだろうと隊長は評価しており、ケビンからは生きていたくはないのか!?と驚かれていた。

これは彼女の出生にも関わってくる事で、彼女の両親は本当の親だが幼い頃に怪獣に自分一人だけ襲われた事がありその時の恐怖感が今の「自分が居なくても〜」という考えを培わせたと言っても過言ではないだろう。

気になる職場の同僚である萩原理の事だが第8話の「逃げる式場、追いかけて」の回ではオサムとコンビになり事件を解決する為に街中の教会を奔走していたが、この事件が無ければ本当に彼と将来の事についての話とかをしたかったと言う彼女の気持ちがあった事はまだ秘密である。

以上、解説終わり。