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『アイのない恋人たち』 第7回

栞(成海璃子)の乗る長野行き長距離バスの発車場所まで多聞(本郷奏多)が追いかけていくところまでは想定内だった。

そのあとは予想だにしなかった展開に……。

運転手に促されバスに乗り込む栞。そして発車。
多聞は栞を見送るでもなく呆然と立ち尽くしたまま。

視界から遠ざかる間際にバスがゆっくり停車する。
ドアが開き、栞が手荷物を持って降りてくる。
栞は多聞の元まで駆けていき思いっきり抱きしめる。驚きながらも栞を抱きしめ返す多聞。

次のシーンは多聞の部屋。
実は風俗で初体験を済ませたとウソをついていたがホントはうまくイケておらず、その夜、愛する女性と初めて結ばれる。

父の介護が必要な栞は長野に帰る決心は固く、今夜のことはお互いにいい思い出にしましょうという。多聞はこのまま終わりたくない、離れたくないというのは次週のようだ。

三者三様というか六者六様。
いや愛(佐々木希)を含めると七者七様、
絵里加(岡崎紗絵)の兄、雅樹(池田努)
を加えると八者八様。

一人一人が一生懸命に生きているからこそ、思い悩み、もがき苦しむのだ。もう誰一人のことも目が離せない。

実は、売れないシナリオライターの真和(福士蒼汰)にシンパシーを一番感じている売れない物書きのボク。

そして、
来週が待ち遠しい「ちょっと変わったオジサン」なのだ。

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