見出し画像

第339回、武装少女の魅力を語ってみた


前回、日本に美少女+武器及びメカ武装の伝統工芸がある事を述べた所まで書きましたが、自分はこの路線に、二つの系統があるのだと考えています。

一つは、美少女+武器であり、もう一つが美少女+メカ武装の系統です。

この二つは、似ているようで、大きく異なります。

まず美少女+武器の代表作品に「セーラー服と機関銃」があげられますが、この系統の先には「ヘブンバーンズレッド」等があります。
(CMでしか見た事がないですが)
この系統の作品に共通している事は、美少女+学生服+武器という事です。

元々学生服、特にセーラー服は、海軍の制服を元にデザインされている為、武器との相性が抜群によく、つまり制服を着て武器を持つ美少女は、決して色物等ではなく、描かれるべくして描かれている、正装の戦闘姿なのです。

この少女+制服に、前回も書いたプラスアルファー要素を付け足していくと

少女+制服+機関銃=「セーラ服と機関銃」
少女+制服+日本刀=「ブラッド ザ ラスト ヴァンパイア」
少女+制服+戦隊物=「美少女戦士セーラームーン」

等の多彩な作品が作られるのですが、これを応用すると、

少女+制服+義手マシンガン=「片腕マシンガール」
等の異色な作品も、自在に生み出す事ができます。

女子高生の片腕に、マシンガンの義手をつけるとか、最高に気が狂っています。
1年前に公開されたこの映画が多分、発想元だと思いますが、
というか、こちらがベースにあるのかも知れません。
過去にさかのぼれば、こんな作品もありました。


そしてもう一つの系統に、美少女+メカ武装の路線があります。
この路線の代表作をあげるのは難しいですが「武装神姫」「アリス・ギア・アイギス」辺りになるのでしょうか。
自分でわかる限りで、この路線の元祖と思われるのが、1992年に発売された家庭用ゲームソフトの「銀河お嬢様伝説ユナ」ですが(といっても名前しか知りませんが)この系統は、メカ武装という性質からか、ゲーム媒体である事が多いようです。

この路線の特徴として、美少女+武器の系統が、制服を着ているのに対してメカ武装の方は、バトルスーツを着用している事にあります。

これはゲームキャラクターとしての描きやすさや、メカを装着する性質上、バトルスーツの方が都合がいいからなのだと思われますが、少女服が好きな自分としては、バトルスーツである事に、幾分の不満を感じています。

もちろんバトルスーツも、魅力がない訳ではないのですが、できる事なら、少女服を着た状態で、メカ武装をした姿が見たいのです。

「武装神姫」と「アリス・ギア・アイギス」は、美少女系メカ武装の到達点と言えます。
どちらもゲームをした事は、ないですが。


ではそういう物が、全くないのかといえば、ない訳でもないようです。
「艦隊これくしょん -艦これ-」がこれにあたるのではないかと思い、戦艦の擬人化という性質上、セーラー服を着ているキャラクターが多いです。
「ストライクウィッチーズ」も、戦闘機型の飛行装置という設定だからか、制服を着た状態でメカを装着しています。

しかしこれらの作品は、軍に絡めた設定からか、バトルスーツではない物の基本的には制服 (軍服) 姿であり、自分の望んでいる私服姿ではありません。

ポリコレ推進派が、白目をむいて気絶しそうなこのデザイン、最高です。
何をどうしたら、こういう発想になるのでしょうか?
戦艦の擬人化とか、もう訳がわかりません。
このイカれた発想力が、日本の凄い所でもあるのです。


では私服で武装をした物はないのかというと、全くない訳ではないようで、メカ武装ではないのですが「シャーマンキング」の、オーバーソウルという実体化した霊を武器として身体にまとう状態が、それに近いのではないかと思います。
しかしこの作品は、女性キャラもいる物の、主要な登場人物は少年達なので自分が望んでいる、少女服を着て武装をするキャラは、ほぼ見られません。

「シャーマンキング」のオーバーソウルが、自分の一番好きな、武装スタイルです。
これでスカートをはいた少女のキャラだったら、最高なのですが‥


詰まる所、美少女+少女服+武装というスタイルの作品は、自分の知る限り、存在していないのです。
さらにいえば、これらの作品の登場人物は、基本的に皆高校生以上であり、(シャーマンキングは中学生)自分が望む、小学生少女ではありません。

まあ商業作品的に、このような設定になるのは、わからなくもありません。ですが逆にいえば、小学生少女+可愛い少女服+メカ武装というのは、プロのクリエイターが手を出さない、穴場ともいえるのです。


とはいえ、素人でそれを画像化できる人は、そういないと思います。
当然の事ながら、自分も描けはしません。

しかし、AI画像生成を使えば、それを表現する事も、できるのではないかと自分は思っているのです。

何度か試みてはいるのですが、今の所、あまり上手くはいっていません。
AIは、学習した物からしか画像を生成できないので、お手本になる物のない画像を生成するのは、難しいのです。

ただ全く生成する事ができない訳ではないと思っているので、自分は何とかその画像を生成したいと思っています。

これまでにも何度か同じ事を言ってはいるのですが、今まではあまり本気になって取り組んでいなかったように思います。
もっと早くにそうするべきだったのかも知れませんが、自分は今から本気になって、その画像の生成に取り組みたいと思っています。

生成できた所で、それが売り物になるのかは、正直よくわかりません。
ただ自分の中で、それがわだかまりになっている以上、結果がどうであれ、納得のいくまで、その画像作成に挑戦をしたいのです。


※決意を固める為に商業作品の分析をしたのですが、プロのクリエイターの凄さに圧倒されて、自分が無謀な事を言っている気がして来ました。

今回改めてブログを見返したら、八カ月前にも同じ事を言っていました。
この八カ月、自分は一体何をしていたのでしょうか‥

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?