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第307回、金縛りに対する多様な原因の可能性を考えてみた


前回、金縛りの話を行ったので、今回はその原因、金縛りが起きる仕組みについて、考えてみようと思いました。

金縛りについて、既に多くの人達が様々な考察をされていると思いますが、自分は人の意見をほぼ見ていないので、あくまでも独断の考えになります。

金縛りが起きる原因は、実は科学的には、ほぼ解明をされているそうです。
ざっくりといえば、脳が目覚めているのに、身体がまだ眠っている事による不具合で、端的にいえば、「寝ぼけている状態」だという事になります。

つまり科学的には、金縛りに、霊的な要因はないとの結論になっています。

金縛りが起きる要因として、自分はこれの否定をするつもりはありません。
実際に検証をして、実証もされているようだからです。

しかし「だから全ての金縛りには、霊的な要因はない」という結論に関しては、自分はいささか懐疑的に思っています。

金縛りというのは、パソコンに例えれば、フリーズ状態のような物です。
そしてパソコンがフリーズをする原因は、一つだけではないのです。
様々な理由で、フリーズが起きるのです。

フリーズする要因が一つ判明した所で、それで全てのフリーズ問題が、解決をする訳ではない事くらい、パソコンに詳しくない人でもわかっています。

自分は、金縛りが起きる要因は、幾つかあるのではないかと思っているので一つの要因のみで全てを解決したと思い、他の要因を考えない事は、あまり適切ではないように思うのです。
それが要因の一つであっても、他の可能性も、考慮をするべきなのです。

またハード的にフリーズをする構造が分かったとしても、それを引き起こすソフト的な要因は、多様に考えられます。

自分はつまり、ソフト的な不具合が原因による、フリーズ現象(金縛り)の一つに、霊的な要因も含まれる可能性があるようには、思っているのです。

しかし自分は、金縛りに対して、一つの疑問があります。
金縛りは、全ての人が経験をする訳ではありませんが、経験をした事のある人でも、生涯を通して経験をし続ける人は、あまりいないように思います。

自分もですが、多分10代の思春期の頃に、金縛りの経験をしている人が最も多いのではないでしょうか?
なぜこの時期に、金縛りを経験する人が、多いのでしょうか?
そして、ある時を境に、殆どの人が金縛りを経験しなくなるのでしょうか?

はっきりとは断定できないですが、自分は思春期特有の精神構造が、それに関係しているのではないかと、思っているのです。

思春期といえば、自己の確立期であり、他者への興味と拒絶の意識が目まぐるしく起きる時期になります。
この精神の不安定さ、大人に向けた新たな精神構築の過程において、精神のオーバーヒートのような事が起こり、それが身体に何らかの影響を与えて、フリーズ現象(金縛り)を起こし得るのではないかと、思っているのです。

「何だそれじゃ心理現象で、心霊現象ではないじゃないか」と思われるかも知れませんが、そうです。自分は、心理、精神状態が原因による、金縛りもあるのではないかと思っているのです。

では結局、金縛りは、心霊現象とは関係がないのかというと、自分はそうとも言い切れないように思っています。

大人になっても金縛りにあう人はいますし、そういう人達は、特定の場所で体験をする等の、外的要因が影響をもたらしている場合が多いからです。

それとて、不安な気持ちが、身体に何らかの影響を及ぼしている、心理的な要因だといえない事もありませんが、その不安な気持ちを抱かせる原因に、霊的な要因が絶対にないとも、いい切れないとは思っているのです。

詰まる所、金縛りの原因は、どれか一つだけが、正解という訳ではなくて、身体的、心理的、霊的な要素のどれもが、金縛りを起こす要因として存在し時にはそれらが複合的に作用をしている可能性があるのではないかと自分は思っているのです。

もちろん自分がそう思っているだけで、別に確証がある訳ではないのですがここで自分がいいたいのは、あらゆる事において、必ずしも、どれか一つの結論だけが、正解だとは限らないのではないかという事です。

一見相反するような答えでも、両立している可能性は、十分にあるのです。
正解が、常に一つだけだとは、限らないのです。

これが自分が、多くの物事に、あらゆる可能性を考慮した方がいいように
思っている理由の一つであり、今回の投稿でいいたかった事になります。

本当は映画「フェノミナ」の、ヒロインの寝画像が欲しかったのですが、ネットで、この画像しか得られませんでした。(こんな時こそAI画像生成をしたら、という声も聞こえてきそうですが‥)

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