雪原の求道者 【のり32】
私は萩原聖人のファンです。そして、私には2人の萩原さん愛を持つフォロワーさんがいる。葵さんとアイスさん。
私がいくらハギー愛を語っても2人には敵わない。
一方、X界およびABEMAコメ欄にはハギーを叩く人はたくさん居る。その理由にはいくつかあるだろうが、「下手だ」と罵る人もいれば、芸能人の肩書きでプロ試験も受けずにプロ資格を取ったことも非難する人も居る。
私はハギーの俳優業としての側面をもう少し知りたいと思っていた。ハギーを擁護するにしても、その俳優業というのは何があるのか、私はあまり知らなかった。
今年3月に葵さんに頼み、Mリーグ2022-2023シーズン中に萩原さんがこなした仕事というのをざっくり教えてもらった。
この質問をして回答までにそれほど時間はかからなかった。葵さんの頭の中にはハギーのことがきれいに整理されて収納されているようだ。
それにしても多い。こんなにあるのか。
ナレーションは台本を読みながらできるのかもしれないけど、その他は全て台本を読み込んで、役作りをしなくてはいけない。特に芝居は長尺になるから、大変さはなお増すだろう。
私はハギーの俳優に関する記事を探してみた。50になったハギーは、次にようにインタビューに答えている。(抜粋)
ハギーを叩く人に言いたい。麻雀プロであるハギーを叩くことを止めてくれとは言わないが、彼の生き様を少し頭に入れてから叩いてほしい。(叩くというか叱咤激励ね)
そんなハギーが先日麻雀最強戦の解説をしていた。解説もすごく良かったが、その中で気になることを言っていた。
一生懸命ある方が考えてくれたことは感謝していると前置きをした上で、雪原の求道者という通り名がついてから牌運が向いてくれないということだった。それと少し長いと。
私は、この通り名とハギーがどうにも結びつかない一人だ。
なぜ雪原なんだろう。求道者も、どちらかというと小林剛さんだったり、ずんたんのような、一生をかけて麻雀の答えを追い求めているような人を求道者と呼ぶイメージがある。ハギーはずっと麻雀をしているが、そういうのとは少し違う。
ハギーは誰かいいのを考えてほしいと言ってたので、私も考えた。私のような一般人に依頼していない。それは十分に分かっているのだが。
先日仕事中に脱水症状気味で体調が悪かった。その体調の悪さから気を紛らわすために、延々とハギーの通り名を考えた。ヒマだったこともある。あらゆる選択肢を考えてしまった。
通り名をイメージするのは小山剛志さんのナレーションが最適だと思ったので、頭の中で小山さんのナレーションに置き替えてイメージした。
三色マスター なんかかっこ悪い
卓上の麻雀アクター 意味不明か
シナリオのない卓上を生きる 強さがない
今ついている他の雀士の通り名をもじったやつだとどうにもうまくいかない。ここはやはり萩原聖人というプロ雀士をよく考えた方が良い。体調が悪いにしては少しまともな考えが浮かんだ。
萩原聖人と言えば、若い頃から麻雀を愛し、それが原因かどうか知らないけど、離婚もし、俳優業の傍らで麻雀をやることを非難されながらも、麻雀をやり続けている。その麻雀界の一部の人たちからも非難されながら、麻雀をやり続けている。
そういう生き様を表現したらこうなるのではないか
牌に魅せられし愚か者
愚か者という表現がちょっと萩原聖人を下げているようにも思えるが、彼の麻雀と俳優の2足のわらじ。ずっと非難され続けながらもそれを続ける姿は賢い選択ではなく愚か者だ。そんな愚か者に私たちは魅せられている。なので褒め言葉として愚か者という表現を使いたい。
ただ、13文字もある。雪原の求道者の10文字を超えているのが問題だ。
なのでもう少し考えた。
稲光る右腕
これはハギーがリーチして、その上がり牌を自分の手前に持ってくる動きをイメージしたものだ。右上で牌をぎりっと握り、一気に自分の真正面に持ってくる動き。それを稲妻に例えた。雷電を象徴する存在でもあるし、短いのでいいのではないかと思う。
来週からMリーグ2023-2024シリーズがはじまる。微妙に枯れながらも、その色彩を魅せるハギーに今季も大いに熱くなりたい。
完
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