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浴びようアニソン#3「もってけ!セーラーふく」Various オタクs

おはようございます。

今回は「もってけ!セーラーふく」の色々なカバーを浴びるように味わっていく記事です。
アニメ『らき☆すた』のOPテーマたるこの曲は、もはやオタク界隈のスタンダードナンバーといえるほどの有名曲であり、ネット上では溢れんばかりの様々な形態でカバーされています。
そしてそのアレンジの数だけ、オタクたちひとりひとりの物語があり、青春があるのです。
どうです、一つ一つじっくりと噛みしめていこうではありませんか。

なんか初っ端から暑苦しい雰囲気ですが、今回はそういう回です。
とにかく、さあ。始まるザマスよ!いくでガンスゥ!!!
フンガァ


私の思い出

さて、『らき☆すた』放映当時、私は小学4年生でした。
私を含めほとんどの友人は年相応の小学生で、デュエマやポケモン、コロコロコミック等の学びにいそしむ毎日を送っていました。
一応私の家にはパソコンがあったのですが、私はおもしろフラッシュ倉庫とかゲームの攻略記事とか見たり、あとドラクエ8の二次創作小説掲示板のROM専をやっているぐらいでした。
最後のは何故かたらこが大好きなトロデ王とか、家庭内でのリアルな喧嘩を掲示板に持ち込む姉弟投稿者とか、謎の濃い思い出が沢山あります。

そんな大きなお友達向けアニメとは無縁に思われる日常でしたが、少しだけ大人の世界を垣間見る機会がありました。
ある時期から、登校班が同じだった男の子が、通学時に「もってけ!セーラーふく」を歌うようになったのです。
何やら『らき☆すた』というアニメの曲なのだということは教えてくれたのですが、アニメの内容の説明はしてくれず、彼はただひたすら毎日歌い続けました。
そのおかげで、私はアニメ本編は知らないが「もってけ!セーラーふく」を知っている、ちょっと大人な小学生になりました。

今思えば、私がそこまで抵抗なくオタク文化に足を踏み入れることが出来たのは、小学生にして『らき☆すた』ファンだった彼の熱いカバーソングを聴き込んだ影響なのかもしれません。
曲をカバーするという行為は自己表現の手段でありながら、上手くハマればコミュニケーションの手段にも、また他人の人生に影響を与える手段にもなりうるのです。

様々なカバー

それでは本題。さまざまなオタクアーティストによるカバァを、あなたの体に流し込む時間だよ。

歌詞(のカバー)

まずはじめに皆様におかれましては、もってけ!セーラーふくの歌詞をぜひとも熟読していただきたい。畑亜貴さんらしい”読んでもようわからん凄み”があるので。
しかし、歌詞を丸ごとブログに載せるのはあまり良くない。著作権的に。

ということで、私が大好きなVTuberの月ノ美兎さんがうろ覚えで書いた歌詞を載せときます!
雰囲気はだいたいあってる!うん!
あと何というか文字が良いよね。既成のフォントにはないヌクモリティというか、””かくて””がある。
サンズイに寸を組み合わせることで、「人体からほとばしる液体」を自分の言葉で表現しているのも、この曲らしくていいぜっ。さすみと。

……すみません冗談です。ユルシテ…。
モノホンの歌詞はGoogle先生にでも訊いてみて下さい。

歌詞の考察記事

お次は歌詞の解釈について。
私にはちょっと難しすぎたので、インターネットを参考にします。
Google検索の上位に出てくるサイトだと、大まかに2通りの解釈がありました。

まずは恋に恋する女子高生が主人公だという派閥。
「仲良しグループの一人が恋愛しだした。私もやってみたい!てか私のポテンシャルなら余裕っしょ!あげぽよ!かわちい!!!」
みたいな感じ。(女子高生ってこんな喋り方だよね、チガウ…?)

もう一方が、ひたすらに頭がピンクな派閥。
こちらは既にヤることをヤっている女子高生が、彼氏との甘い日常を歌っているという解釈です。
下ネタ苦手な方はリンク先注意です。

ちなみに作詞者本人のインタビュー記事で、歌詞の意図が少し紹介されているそうです。コンプティーク2007年10月号増刊らき☆すた夏のおきらく特集号をチェックだ!
まあ作った人の解釈が絶対正解というわけでもないと思うので、皆さん好きな説を推していきましょう。

私としては、歌詞の解釈とか曲の感想とかを語るのも、楽曲のカバーの形態の一つに入るのかな、なんて最近思ってます。
やり方は違えど、原作に自分なりの解釈と個性を加えた二次創作のことをカバーと呼んでいるわけですし。
というわけで、今回紹介した記事たちも、私的にはカバー作品なのです!

○○してみた

歌詞の意味がまあなんとなく分かってきたところで、ここからはインターネットのオタクたちによる熱量高めなカバー動画を色々見ていきましょう。

まずは朗読動画
ここまでずっと歌詞をじっくりねっとりと味わってきたのでね、まずは朗読で詩世界を堪能してみましょうや。
朗読の声が若々しくて、本当に国語の授業で読まされてるみたいで好き。
タグに「最古の朗読してみた動画」ってあるけどホント?

次は定番の踊ってみた動画
ベイダー様御一行が皆んなでもってけ!セーラーふくを踊ってくれたよ!という動画です。
どうだ、若いギャルたちが踊っている動画を紹介するとでも思ったかぁ!!!フハハ。
というか「です☆すた」じゃなくて「らき☆べだ」なんですね。

お次は演奏してみた動画から、ベースカバーを聴きましょう。
とにかく上手い。
YouTubeのコメント欄見て気付いたけど、演奏者さんもちゃんと体操服着てらっしゃるんですね。かわいいね!

今度は合唱カバーです。
真面目な混成合唱アレンジに乗せて、前半はOP再現、後半は合唱サークル(?)の日常風景を映像化したものになっています。
なんか楽しそうで本当に羨ましい限りです。
同性だけの集団でもいいから、私も何らかのオタク仲間グループを作っておけばよかった。歳を取ってから後悔しますね。

吹奏楽カバーもあるんですね。
いわゆるファーストテイク動画だそうで、編集やミックスをしてない生演奏感があって好みです。
後方にいらっしゃる白服のほうのパーカッション担当がずっとわちゃわちゃしてるのが見どころ。
演奏終わった後の「さすがっ!さすがっ!」て声が、興奮したオタクっぽくて親近感。

最後は海の向こうからやってきた踊ってみた動画。
タイトルの「In Real Life」という表現が趣深い。日本人からすればOP映像は「日常っぽい、探せば近場にありそうな風景」だけど、海外の人からすれば完全にファンタジー世界に見えてるんですね。
海外ニキたちが楽しそうで何より。

浴びよう

いやー今日もたらふく浴びましたね。アニソン。
私はなんだか元気が出てきたぜ!

ということで、呻きます。

ウオーー

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回の記事は「もってけ!セーラーふくの『オタクっぽいカバー』」を集めました。
これだけ有名な曲だとカバーが膨大過ぎて、選定がしんどかったです。
あと今回視聴したどの動画や記事でも、皆さんとにかく楽しそうにキラキラ輝いていて、

「綺麗だなぁ… なんでわたしはああじゃない… なんで私は濁っている」

Needy Girl Overdoseのせりふ

って勝手に落ち込んでました。(謎にダメージ受けるオタク)
なんなら今までの記事で一番書くのしんどかったかもしれん。

次回の記事はもっと孤独で†闇†に生きる者たちの歌を聴いて、精神を回復させる予定です。。。

お読みいただきありがとうございました。アディダス!アミーゴ!

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