勿論、私が離婚して彼と結婚するなんて
ドラマのような話はあるわけない。
一回、家族が帰省して私だけの時にうちに
1泊した事がある。
　その時に『○（私）にボクの子どもを産んでほしい‥ ボクの子どもをお母さんに見せたい、連れて帰りたい』とイチャイチャしてる時に言われた…もちろんそれはイチャイチャで盛り上がってつい口走ったコトバだとわかってる。　

不倫ではあったが付き合っている時にも
『今は○（私）だけだけど自分も結婚して子どもをお母さんに見せたい　彼女ができたらダメなの？結婚したらダメ？』そんな会話を
付き合いはじめの頃　話した。
　　嫉妬やヤキモチあるけどそれを
ストレートに出したら嫌がるし逆にそれを
好きで居てくれるから仕方ないってプラスに思っていたのは　初めの頃だけ。

　彼は出会いが無い訳ではなかった。
同じ国の友達から紹介の話は何回もあった。
長い間、彼女が居ない事もあったし
同じように日本に来ている同国の女性も周りにたくさん居たし‥  
　帰国した時にはそれこそ母国の知り合いから
紹介の話もあった。
　自分はそんなにホイホイ行くタイプじゃない　って言うだけあって全て断っていた。
　　○（私）が今は居るから他の女性にはいかない、興味がない　と　こんなおばさんでも
大切に思って　5年間　私だけだった事は
今更ながら感謝する。
　しかも遠距離になった2年半もちゃんと
私だけだった事も‥  

　結婚相手はどんな女性を選ぶだろう？
　○（私）みたいに自分を大切にしてくれる
女性と結婚したい‥
　やはり同じ国で同じ宗教で同じ文化でないと本当に分かり合える事もできないだろうなって今は思う。　
　独身男が既婚女と　それもだいぶ年上の
おばさんと付き合うって　援助交際そのもの？？　彼は超熟女好きだったんだろうか？
　私は浮気、不倫をしていた訳で
彼は時々は
やはり　この関係はよくないって口に出していた。
だから　彼女が出来た時にも
『もうこの彼女だけを大切に思って結婚したら自分は浮気はしない　彼女だけだ』
そのような話もした。
　当然のことである‥  
　でもその言葉がどれだけ私にはショックだったか。　
　私は彼を思って浮気、不倫を5年もしてきたんだよ。　いけない事ってよくわかっていたけど止めれなかった。
　悪い事してる私と離れもせず、喧嘩しても私を離そうとしなかったでしょ？
　私が連絡しなくてもあなたから連絡して来たじゃん！　
不倫のやめ時が絶対にあったはず。
　あなたから連絡して来なければ私からは連絡しなかったはずで、とっくに終わっていた。

　いざ、新しい彼女ができたら
真っ当な人間になって、真っ当な言葉を私に伝えてくる。　本当に辛かったよ‥
　いや、浮気はしないってそれを私に言う？
私の5年は何だった？　
　結局、この関係を自分の都合の良いように解釈して
自分の立場を正当化して　私達の5年間を
無かったように　　
『結婚したら自分は彼女だけ、浮気はしない』　って浮気をしていた私に言うなんて。

　私と仲良くした5年間は後悔はしないって言ったけど　彼女ができて私に伝えてきた
『結婚したら自分は浮気はしない』って
言葉が　私にとっての5年を否定されたような気持ちでどーんって突き離された感じで‥
　どれだけ既婚女の立場が弱者か。
試合に負けた感じ？敗北感？
自己肯定感が下がる？今までの関係を全否定された？

　

恩を仇で返す　色んな意味でこの言葉がピッタリな気がする。


　彼はうちの旦那と全く同じ血液型、しかも星座も同じ。　
　私は昔から血液型を気にする。
自分と相性の合わない血液型があって、
仲良くなるのもその血液型が何故か多い。
私の近くに寄って来がちな苦手な✴︎型の血液型。　
自分の血液型、星座と相性の悪い血液型は？星座は？　それを調べたら見事に
旦那と彼の　✴︎型の〇〇座　　泣
　他に調べてもやはり
この最悪な相性の組み合わせ。
　　仲良くなり始めの頃
どうか旦那と同じ✴︎型はありませんようにって思ったら　　『✴︎型ダヨ』って。
　　だからか　マウント気質な所や
自分が1番、自分を尊敬してほしいとこや
他の人の話をあまり聞かない、興味を持たないとこ　自分の話ばっかり　　
　　旦那に似て嫌な面が‥
これは私の苦手な✴︎型の特徴？なんだろうか？

　段々と彼の事を考えない時間、昔を振り返らない時間をつくるようにしているけど
たまたま付けたTVで彼が住んでいる所のニュースが出たり衣替えしようかとクローゼットをゴソゴソしていたら彼のジャケットが出て来た。　あ！これは冬にこっちに帰って来た時に　『また帰ったら着るから置いといて』と
預かったまんま…
そして　私のSNSでは
一年前の投稿の振り返りがお知らせされる。
　　なるほど、1年前は彼と会ってたんだな
って。　この頃には今の病んだ私は想像できたかな？　　
　　そして　金柑。
　『チイサナミカン』と言って彼が大好きだった。　知り合いの家に金柑の木があって
私が金柑ちょうだいって言って沢山もらってかえり　食べさせたら喜んで‥
　毎年、沢山できたよーって言って来てくれ
受け取ってた。
　　　それを彼にあげてた。
　今年も
『金柑たくさんなったからあげる！好きだったよね』
そう言って持って来てくれた。

　好きだったのは私じゃなく彼が好きだったから毎年、貰っていた。　
もう金柑すら見たくない、思い出すから‥

　一刻も早く忘れたい。
でもアイツの頭の中、アイツの心のすみっこでいいから私の優しい姿が
いつまでも残って忘れませんように。

　乙女みたいな事言っても私の話、
不倫の後腐れ。