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4 私の過去。妻子ある男性との同棲を‥

 少し昔の事を残します。
私がまだ二十歳前後の学生だった頃、妻子ある1つ年上の男性と仲良くなりズルズルと3年半付き合った事があります。
今だったらバレて裁判沙汰になっていたかもしれないしストーカーでどちらかが捕まっていたか?とにかく波瀾万丈の3年半。
いつかは別れるんだからまだ私は若いし今が楽しかったらそれで良い。 この人とは結婚しないんだし、、、 相手も仕事柄、本妻と子どもに会うのは1週間に何回?家に帰っていたのか?ほんとに不思議なくらいわたしのアパートで生活し、土日も本妻、子どもほったらかしで私との時間を過ごしていた。
 周りはボチボチ結婚していき、私も少し
結婚に焦っていた。母からは
早く嫁に行け、子どもを産める期間はあっという間に来るだの焦らされていた。
 別れたいなぁと常に思っていたが
私を離そうとしないしとにかく私に執着して
私も女友達と出かける時間がないほどだった。私が仕事終わる頃には近くまで来て私を待つ、、、 ストーカーか?って言う位
だった。奥さんにバレていない?
いや、奥さんじゃなく向こうの母親からは自分の息子が違う女のとこに入り浸っているのは薄々勘づいていたのかもしれない。
 当時、私は携帯電話を彼から与えられ
持っていた。それは契約は彼氏。だから
電話番号は向こうの両親は知っている。
ある時、電話がかかり出たら彼のお母さん。
『もしもし○に代わってください
○を出してください、帰るように言ってください』って言ってた。私はやばいと思いすぐ
電話を切ってしまった。 
  色々、中身の濃い3年半。
私も嫌だ、別れたいと思いながらもこれだけ長い時間いたら正直、情がうつっていた。
私の全てを知っている人。 妻子ある事を承知でズルズルと、、、ちょっと試してみようとある一言を彼に言ってみた。
『もう私も周りが結婚してる、子どもも産みたいし親からも結婚を焦らされてる
奥さんと別れて私と結婚したい気持ちあるならうちの両親に会って欲しい、私も覚悟を決めて結婚する』って。
 今まで向こうからは『結婚したい、結婚しよう』と言われても私は絶対に
それには応えなかった。 『しない』って。
 好きでもやっぱり妻子いるし別れさせてまで多分私はこの人と結婚はしない。
今まで触れて来なかったこれからの話、
結婚の話を私がした途端にこの関係が
崩れ始めた。 
花火大会も行く約束をしていたのに『女友達っと行けばいいがー』とか言う始末。
わたしが今度は逆にストーカーのように
ちくいち行動をチェック。 毎週土日は会っていたのにそれさえも用事、とか言われ逃げられる。
あーこれは私が結婚を言ったから逃げたなって気づいた。そして、私以外の違う女が出来ているような、、、 女の勘ってすごいよ。
本当に私以外の女を見つけて、今度はそちらに行っていた。あーもう終わるわ、って思ったが腹が立っていけない。どこの女だ!
本妻に戻るならまだしも、また不倫かよ!
 私は根掘り葉掘り聞いたり調べて
遂に私の次の女の居場所をつきとめた。
 音大に通う私と同じ名前の子。
アパートまでつきとめ、実際に夜に行くとちゃーんと彼の車が🅿️にある。
 悲しくて腹が立つし怒鳴り込んでやりたかったが部屋までさすがに分からない。
友達にやめとき、って言われ渋々帰ったけど
やっぱり私の次の音大の女と彼に何とかして別れて欲しくてたまらなかった。
また別の日私は1人で音大の女のアパートに行った。夕方だから彼氏の車は無い。
しばらくすると学生がアパートに帰ってきた。私は迷いもなくその学生に近づいて
『音大の学生さんで〇〇(名前)はどこの部屋か分かりませんか?』って友達のふりをしてたずねたらあっさり部屋を教えてくれた。
 私はいるかいないか分かりもしないがとりあえずピンポンしてみる事に。
 『〇〇さん(名前)』と呼ぶと自分の名前を知ってる人だ!と思い彼女もすぐに出てきた。 私は冷静に彼氏との事を尋ねてみた。
『はい、知ってます 付き合ってます
結婚しようって言われてます』と悪びれもせず言う彼女。
私はどんな顔してその子が言う事を聞いていただろうか?怒り?悲しみ?
『あぁそうなん、彼が結婚してるの聞いてる?私と今付き合ってるんだけど何か聞いてる?』
もう頭はパニック。 20年以上前の事だから全ては覚えてないけどその時には割と冷静に話をしたと思う。そして
『わかったもう私は別れるから幸せにしてあげて』って言って泣きながら帰った。
 それから私は病み期に突入。
ご飯が食べれない、寝れない、仕事に行くのがやっと。 どう立ち直っていこう?
死にたい、そんな事まで考えた時期。
 そんな病み期の時にまた1人で音大の彼女のアパートに行ってみた。居ても居なくてもどっちでも良かった。土日だからおそらく彼は音大の子んとこに居るだろう。
 アパートに着くとやっぱり車が止まってた。
抑えきれず私はアパートに向かって行き
刃物さえ持ってないが怒り狂ってピンポンピンポン押した。名前を呼んだら慌てて彼が出て来た。
『やめろや、でかい声出すな 近所迷惑だろ』と私をとにかく押して首ネックつかまれ
駐車場に。 車に押し込まれ
『もうやめてくれあれは友達だ』とか大嘘をつく。見ると泊まったらしく裸足で靴下も履いてない。私は泣き叫んで怒ったと思う。
私の次に可愛い獲物をゲットして、じゃあ私にはバイバイって離さない。卑怯!
 わたしが面倒くさくなったら本妻じゃなく次にまた新しい女。こんなやつか、、、
 それでもやっぱり3年半の付き合いは長すぎていざ離れていくと悲しすぎて。
 最後は一回、会って手紙を渡してサヨナラした。それから何度か実家に電話がかかってきていたけど母に事情を伝え私と彼はもう会う事が無かった。これで良かったのかな、とも思った。好きでもやっぱり妻子がいた人。
きっと私もこんな人と結婚しても親は喜ばないだろう… その時私は23歳位だったかな。
それから一年位はフリーで今まで遊べなかった女友達と遊んだり他の男性と遊んだり。
 妻子持ちの彼と過ごした三年半
無駄にしたかもしれない。いや、無駄じゃなかったかなー 色いろ経験したし悪い事だったけど楽しかった。今が良ければまぁいいかみたいな軽い考えで三年以上付き合ってたかな。それからその彼は本妻んとこへ戻ったかどうかは知らない。音大のフルート奏者だった彼女もさすがに他の誰かと結婚しているだろう。そして私がその彼氏とは真逆のタイプの人と結婚してるなんて元彼も思ってなかろう。
 若いから何でも出来たあの頃。妻子が居るのを知っていても全然気にする事なく
付き合っていた私のあたまも狂っている。
これは私の二十代の黒歴史。
 さて、もしこの彼と本当に結婚していたら
浮気されていたかな?いや、私が浮気をしていたかな? 

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