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お師匠さんのクラウドソーシングにおけるクライアント・フリーランサーの見極め方【後編】

ども、こんちゃ!
お師匠さんの2回目の投稿なのじゃ。
わしのフリーランス苦労一筋10年の経験をもとにしたノウハウを、ここに書き記しておくぞい。(これはあくまで個人の見解によるものなのじゃ)

今回のお題は前編に引き続き「クラウドソーシングにおけるクライアント・フリーランサーの見極め方」についてなのじゃ。
前編はこちらじゃぞい。

今回は、お師匠さんが数多くのクライアントとのやり取りをしてきた中から3つの苦労話をピックアップして、その時に感じたことなども踏まえて書いていくぞい。(実話を元にしておるが、具体的なことは多少内容をぼかしておるぞ)

お師匠さんの苦労話その一

あれは、わしがフリーランスになりたての頃じゃった・・。
わしはクラウドソーシングサイトにて、とあるスタンドアロンなアプリケーションの開発案件を見つけたのじゃ。
内容としては「◯◯円以下でこういった機能のアプリケーションを、スタンドアロンで動くように作ってください。」といったようなものじゃった。

スタンドアロンなアプリケーションとは・・パソコンにインストールすると、そのアプリケーション単体で動作するようなものを指しておるぞ!

わしは己のスキルと必要な要件を比べながら開発可能であると判断し、とりあえず提案してみることにしたのじゃ。

クライアントからの返事は早く、早速受注できそうな雰囲気を醸し出しておった。
ただ、受注前にもかかわらず納品後の話や将来の展望、まずは試作品を欲しいなど、妙に前のめりに話が出てくる点に違和感を感じておったのじゃ。

その後、いくつかのやり取りを経て無事に案件を受注することが出来、あとはひたすら開発を行って納品をするだけ・・のはずじゃった。
ところが、開発がある程度進み必要な機能を実装した試作品をクライアントに渡した直後から、急に要件外の機能追加要望が出始めたのじゃ。

わしは当然、最初の費用に含められていないものは実装しない旨を伝えたのじゃが、クライアントはうまく話をはぐらかそうとしたり、更にはプライベートな方法でのやりとりまで求めてきたのじゃ。
つまり、クラウドソーシングサイトでは仮の契約を結んでおいて、クラウドソーシングサイト外で価格外の無茶な要求をしようとするクライアントだったわけじゃな。
その後も元々の条件でやりきる方向で話し合おうとするも、クライアントの態度は変わることはなく、結局はこちらから契約の終了を打診することにしたのじゃった。

今回は被害も最低限に抑えることが出来たのじゃが、やはり手痛い失敗であったことは間違いないのぅ。
今にして思えば、プロフィールについても過去の実績がなかったり、やけに契約までが早かったりと、少し怪しい点があったような気もしておる。
このケースでは、前編に書いておったこれらの内容に注意しておれば、事前に危険を察知して契約しないという手段を取れたかもしれんのじゃ。

・本人確認が取れていなかったり、過去の募集実績におかしなものがないかどうかよく確認する
・金額が◯◯円以下といったようになっていないかどうか確認する
・可能であれば一括見積もりではなく、フェーズや機能毎に分けて見積もりを取ってもらう
・コミュニケーションの距離感を注意深く観察する

とはいえ、このようなクライアントを回避することは至難の業であるとも言えるじゃろう。
こういったクライアントを回避するためには、契約前にクライアントの情報をよく吟味し、契約までの一連のやり取りにおかしな点がないかどうか、慎
重に観察する必要があるのじゃ。

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