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超便利!仕事でつかえるコーチングスキル5選 Part 3

 こんにちは。カズノコです。「働くすべての人の気持ちに余裕を」を
コンセプトにブログを書いています。よろしくお願いします。

 私は、コーチングの勉強をした際、コーチがクライアントに使うスキルというものを勉強しました。そのスキルというのが、普段の仕事や営業にも使えそうなものだったのでご紹介します。スキルは全部で5つありますで、5回の記事に分けてご紹介します。

 今回は「伝えるスキル」です。フィードバックの意味でも多く使われ、目的は「クライアントの気づきを促す」こと。相手の話を聞いて、感じた事、見えた事、聞こえた事等を、そのまま伝える事が「伝えるスキル」になります。感じた事を確認する意味でも使います。

 営業の場面で使えるスキルというよりかは、部下との対話時に使えるスキルになってきます。最近では、上位の役職になる際はコーチングスキルを身につけてもらう研修をする会社も増えてきています。


Part 3、伝えるスキル

「伝えるスキル(フィードバック)」を使う際の効果的なタイミング。
①クライアントの視点が固定化している時
②一つのテーマが終了し、次に進めたい時
③質問が連続した後、少し緊張をほぐしたい時
④言葉以外のものを感じ取り、言葉等との食い違いを感じた時

 「伝えるスキル」は使い方によっては、相手の気持ちや動きをコントロールできてしまうほどのスキルです。使うタイミングや、スキルの内容は具体的に把握した上で利用するようにしましょう。

伝えるスキル「4つの具体的方法」

①クライアントの許可を得る

(例)聴いていて感じたことをお伝えしてもいいですか?
※前振りをし、相手に心の準備をしてもらう。

 いきなり感じたことを伝えてしまうと、クライアントも聞く体制になっていないので、聞き逃したり、重要なことと思って聞いてくれない時があります。クライアントの許可を取った上で、伝えるようにしましょう。

②「Iメッセージ」を使う

私には~のように聞こえます(聴覚)
        見えます(視覚)
        感じます(感覚)
        受け取れます(感覚)
(例)私には、あなたが本当にやりたいことは、別にあるように聞こえてきます。

 大切なのは感じたことを「私はこう思う」で伝える事です。ここで、「あなたはこう思っているのではありませんか」にしてしまうと、決めつけになってしまうので気を付けましょう。

③「YOUメッセージ」を使う

 相手が取っている行動や状況から見える事、聞こえる事の客観的事実を伝えます。評価や忠告ではありません。事実を伝えましょう。

(例)「あなたは、手の震えが止まりました。」

 大切なことは客観的事実を伝える事です。私の場合は声のトーンや、声の高さ、しぐさなどを伝えてあげることが多かったです。しぐさなどは、無意識のうちにやってしまっていることが多いので、それを伝えてあげるだけでも、クライアントの気づきにつながります。

④感じていることを確認する

(例)お話を伺っていると、~のように感じ取れますが、そうですか?
※間違うことを恐れない

 これはお互いの認識のズレをなくす意味でも使われます。ここで大切なのは、間違ってもいいから感じたことを確認することです。この確認が大切で、この確認を怠ると、コーチとクライアントの中に認識のズレが起こったままコーチングセッションが終わってしまうなんてこともあります。

「フィードバック」する際の留意点

①自分の感じたことを信じ、短く伝える
②「感じたこと」を正直に伝える
③コントロールする為に使わない

最後に

 最初にお伝えしましたが、このスキルは使い方を間違えると人をコントロールできてしまう程のスキルだと私は思います。伝えるスキルを使う人が上位の役職であればあるほどスキルの強さは強くなります。

 このスキルを使うときは、「Iメッセージ」と「YOUメッセージ」をうまく使い、クライアントや部下に気づきを与えてあげましょう。


ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは、今日も良い一日を。


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