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一店逸品運動のススメ その2

 前回ご紹介したように、北海道のとある町で、一店逸品運動はスタートしました。ワークショップを進めるにあたって、私はいくつかの条件を提示させていただいました。
➀参加費を取ること
②事前のガイダンスセミナーを受講した人に限ること
③あえてリーダーを決めないこと
④ワークショップではマイナス発言をしたら即退場すること
 ➀については、「やる気」のある人だけで進めたかったからです。毎月開催されるワークショップへの参加は、日頃商売をしている方たちにとって、少なからず負担となります。参加費というハードルを越えてくる、「やる気」がなければ、継続参加はできないと考えたからです。
 ②については、あえて強制参加や無理な勧誘をしませんでした。セミナーを受講して、逸品運動の意義や逸品の概念について理解している人だけで始めたかったからです。「儲かりそうだから」とか「お店の宣伝になりそうだから」といった考え違いをした参加者を生まないためです。
 ③については、自由に意見交換をしてもらいたかったからです。年齢や役職、経験年数などに関係なく、「一商売人」として参加していただくことをお願いしました。ワークショップでは、グループディスカッションが中心となりましが、毎回グループでの進行役を交代で演じていただきました。
 ④については、これから新しいことをするにあたって、マイナス意見は不要と考えたからです。➀から③の条件をクリアして参加された皆さんからは、マイナス意見は出るはずもなく、この条件は不要だったようです。
 こうした条件を前提に始まった、当地の一店逸品運動では様々な発見がありました。(次号へ続く)

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