透析室で働く看護師の仕事に興味を持つ人もいるだろう。透析室で働く看護師は、透析の準備や患者の看護、健康管理など仕事は多岐にわたる。
そんな透析室で働く看護師には多くのメリットがある一方、デメリットも存在する。まず、メリットとしては、緊急搬送が無く、患者の治療時間も決まっている為、残業が少ない。日勤のみで、子育て中や家庭との両立を考えている人にメリットがある。また、給与の面で日勤だけでは心配な人は、夜間透析を行っている病院もある。更に夕方、子供の保育園のお迎えがある人などは、早朝透析がある病院に勤務することも可能である。このようにライフワークに合わせやすいのがメリットである。他にも、永続的に治療を受ける一人の患者さんに寄り添った看護ができる。また、専門性が高まり転職にも有利に働く事などがメリットだ。
一方で、透析フロアはオープンフロアになっており、医師や担当外の患者、同僚などに見られるストレスやプレッシャーを感じる事がある。また、専門性は高められるが一般的な看護師業務のスキルが上がらない。そして患者に寄り添って看護ができる一方で、患者は永続的に週に2、3回、4時間〜5時間の治療を受ける為、そのストレスをぶつけられることもある。
このように透析室で働く看護師には、メリットもあればデメリットもある。しかし、担当の患者に寄り添いながら、永続的に続く治療の看護だけではなく、心のケアも行うやりがいのある仕事でもある。透析室に興味のある看護師は［透析看護師として働くために］に一度目を通しておくと良いだろう。