見出し画像

転機となった一冊

印象画のほか、普段は絵描きとして日々絵を描いていると前回記事にしました。

印象画をお仕事としてやるまでというのは、
趣味の延長線上にあるような感覚が強く、人様からお金を頂いて描くには
あまりにも経験も技術もなく、自信も価値もそこに見出すことはできていなかったように思います。

そんな中、一人の画家さんと一冊の本を教えて頂きました。
それが、松井守男さんの「夕日が青く見えた日」です。

この本を読み、この画家さんのお姿をお写真で見たとき、
何かが吹っ切れたようなインパクトがありました。

その後すぐ描いた絵が前回も紹介した下記の絵になります。

『他者』

この本の中に、「誰もやったことがないことをやれ」というような言葉があります。
わたしはこの言葉を見たときに、新しことをやるのがいいのか。とは思わず、
他と比べるな。そのまま惜しまずやりなさい。と言われているように感じました。

そして、自分の見ている世界、感じている世界を、
曲げることなくそのまま表現しようと心底思えたのを覚えています。

それが、お名前だけでも出ているその方の色を一枚の印象画作品にしています。

上の作品を描いてからというもの、
印象画を描いていても、自分の作品を描いていても、
楽しくて嬉しくて、絵が描けることが心底幸せだと感じるようになっています。

『光芒一閃』

一つの色を表現するのに、何層も何層も色を重ね、イメージしている色にします。

『覆う』
街中の街路樹の樹皮に目を奪われ描いた一枚

そして、この辺りの作品を書き終えて気付いたことがあります。

今まで自分の作風や方向性が定まっておらず、
何を描こうかな〜から始まっていたことが多かったのに対し、
今は意図せずとも作風や方向性が定まってきていることに気付きました。

しかし、ここに気付いたからといって、気付きに囚われず、
自由に思うまま作品を描いていこうと思っています。

松井守男画伯に出会えたことで、わたしの絵描きとしての道を創造していくことになったと思います。

松井守男画伯と夕日が青く見えた日を教えてくださった方に深く感謝致します。

最後に、印象画を描くようになり有難いことに常にご依頼頂けていたのですが、
8月末よりご依頼がない状態が続いております。

ご自身の印象画があれば良さそうだなと思う方がまわりにいらっしゃいましたら、是非ご紹介頂けたらと思います✨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?