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唯一性〜ワンネス〜

今日やっと完成した作品。

先月伺った垂井町の川辺で途中描いていた作品です。
その時の記事はこちら↓


この日に、初めて外で描くという経験をしとことによって、
とても開放的に描けたことが忘れられず、家の中で描くことが止まってしまっていました。

そこからやっと、完成させることができました。

こちらは水流や滝を見てインスピレショーンを受けた作品となります。
水が石や別の水流にぶつかると現れてくるあの飛沫。

その光景をぼんやり眺めていると、ふと唯一・ワンネスという印象を受けました。

一つの存在から分裂してまた一つに戻る。
それは果たして一つであるのか否か。
分裂しているのか否か。

正解は重要ではなく、わたしがそう感じたのであります。
バラバラになったと思っていても(もしくは思い込んでいる)、
そもそもそれは一つの中で起こっていることなのではないか。

心もそう。思考もそう。自分や他者だと思っているものもそう。
草木や水、空や宇宙、夢や現実、過去や未来。
何もかもが一つの中で起こっていることなのではないかと思うわけです。

別という言葉や概念は一体どこに当てはまるのだろう。
そんなことを作品にしています。

作品が出来上がった今、幸せとか不幸とか。
頑張るとか休息するとか。
すごいとか平凡とか。
才能とか努力とか。
人間である中で思ったり経験することというのはそうであるにすぎないと、
そう思うんです。

しかしやはり、日々考えたり感じたり、見たり聞いたり、
五感や欲求などは常に存在しているので、そこのみで生きているとしんどくなるなと感じています。

誰かや何かと比べることなく、、、なんてよく聞きますが、
比較したいときはうんと比較することを利用したらいいんだと思います。
それが他者であったり、過去の自分だったり。

承認されたいと思うのであれば、承認されたい自分を大切にしたらいいと思います。
愛されたいと思うのであれば、愛されたい自分を受け止めたらいいと思います。

自分から湧き上がる何かは、それでいいはずなんです。

そういう存在が一つの中に無数に在るんだと思います。
その中の一つ一つに良い悪いと判断していてもいいと思うんです。
 
わたしが作品を描きながら思っていたのは、
どんなことであれ、全て貴重で尊く、愛しい体験なんだということでした。

こんなこと経験したくないと思ったそれすらも、
一つの中で分裂した飛沫にすぎない。そう今は思っています。

この記事を読んでくださった方が、ご自身の美しさを知っていますように。

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