劇場版「Fate/stay night[Heaven’s Feel]」I〜IIIの考察・感想 間桐桜の聖杯戦争 その3

劇場版の完全なネタバレを含みますので、ご注意ください。
劇場版を見ないで読むのは、本当に勿体無いのでやめましょう。

このNoteの内容は私の主観(妄想や憶測)に関するものなので、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。

前回Noteです。特殊な見方でHFを振り返っています。
今回だけ読んでも話は通じないと思いますので、必ず前回のNoteをご確認ください。

2章


衛宮邸


セイバーは脱落しました。桜は士郎に「夜出歩かないか」、つまり聖杯戦争から撤退するかを確認します。答えはNoでした。桜はショックを受けます。

[はんてん姿の桜もかわいいです。が、士郎へは多分届いてないですね]

桜はお粥を食べていたので、体調が悪いのでしょう。
細かい演出が光ります。

学校


慎二は桜を学校へ連れ出し、桜を人質にとってライダーと士郎を戦わせます。場に遠坂はいません。

ヒーロー:衛宮士郎
ヒロイン:間桐桜
悪役  :間桐慎二
悪の手下:ライダー

この構図で、士郎が負けることはあり得ません。
気転を効かせて魔術を使用し、慎二を圧倒します。

[桜(ヒロイン)は士郎(ヒーロー)に助けられました。王道展開です]

学校その2(法則発動)


この場面はわかりやすいので、少し詳しくいきます。

士郎が魔術を使用した事実に、慎二が逆上します。
ライダーへの攻撃指示で、士郎がピンチに陥ります。

窓から遠坂凛とアーチャーが登場します。
場に3人が揃ったので、配役変更。法則が発動します

ヒーロー:遠坂凛
ヒロイン:衛宮士郎
悪役  :間桐桜
脇役  :間桐慎二

遠坂凛とアーチャーは、ライダーを圧倒し士郎のピンチを救います。

法則2:ヒーロー(遠坂凛)とヒロイン(士郎)は、ピンチで助け合います。

遠坂は士郎と共闘関係にあること。今日はずっと士郎と一緒にいたことを慎二に伝えます。桜は、遠坂と士郎が一緒にいた事実に大きく動揺します。

法則4:ヒーロー(遠坂凛)は悪役(間桐桜)を攻撃します。

※桜の動揺は正しく、遠坂と士郎は遠坂邸で1日一緒にいました。
士郎は桜の体調不良を伝えられないほど、遠坂は喋り続けました。
聞き上手な男性はモテます。遠坂は気分良く話していたはずです。
遠坂と士郎の関係は、軽い口論が出来るまで進展しています。

遠坂を怒らせた慎二は、更にライダーを使役しようとしますが、これは叶いません。ライダーが桜の元に戻る進行経路に、士郎がいました。遠坂は士郎へ伏せるように指示し、士郎は難を逃れます。

法則2:ヒーロー(遠坂凛)とヒロイン(士郎)は、ピンチで助け合います。

余談です。物語の最序盤の学校で、遠坂は士郎の命を助けています。ですので遠坂が士郎を助けるのは、今回で3回目です

セイバーは、既に脱落しています。
士郎を取り合うのが、裏の聖杯戦争(=間桐桜の聖杯戦争)です。

3人の立ち位置は、教室の窓よりの中央に士郎を挟んで、右に間桐桜&ライダー、左に遠坂凛&アーチャーです。要は、遠坂と桜の真ん中に士郎(聖杯)を置いて、お互いが正対しています。これは士郎を賭けて、遠坂と桜の一騎打ちの構図です。

話を戻します。

遠坂は桜がマスターである事実を暴きます。
桜が、士郎を欺いていた事実が明るみに出てます。
桜はショックを受け、士郎は驚愕します。

法則4:ヒーロー(遠坂凛)は悪役(間桐桜)を攻撃します。

脇役に耐えきれなくなった慎二が、人質としていた桜を暴走させます。
桜は穢らわしい(欲情した)姿を、士郎に晒してしまいます。

[桜にとっては、何一つままなりません。只々、悲惨です]

長くなったので一旦区切ります。

学校その3(法則発動)


桜の魔力が暴走し、士郎が危険な目に遭い、アーチャーが助けます。

法則3:悪役(間桐桜)はヒーロー(遠坂凛)、ヒロイン(士郎)を攻撃します。

アーチャーが停戦を要求、ライダーはそれを認めません。
桜を救うという理由で、ライダーは宝具を解放します。

ライダーは周囲から魔力を集め始めます。
慎二の時(お遊び)とは訳が違います。本気モードです。

桜は悲痛な(少し怒りを込めた)声で、ライダーに戦闘を止めるように懇願します。頼みの綱のライダーは、聞き入れません。

ライダーは更に、別の宝具を解放し、アーチャー、遠坂、士郎を石化させていきます。加えて桜の暴走(?)した魔力が、遠坂の眼前で破裂しようとします。

法則3:悪役(間桐桜)はヒーロー(遠坂凛)、ヒロイン(士郎)を攻撃します。

士郎は遠坂を庇って、大きなダメージを受けます。

法則2:ヒーロー(遠坂凛)とヒロイン(士郎)は、ピンチで助け合います。
士郎が桜の前で遠坂を助けた回数:2回目

自らが士郎へ傷を負わせた事実に耐えきれず、桜は悲鳴をあげます。
我を失い、桜の周りで3つの魔力が同時に暴走します。
誰も助けてはくれません。悪役(桜)は串刺になります。

[只々、桜に辛い展開になりました]

士郎と遠坂は計3回、助け合っています。
この扱いは、あまりに可哀想です。

教会(法則発動)


遠坂は魔術師として、暴走した桜を殺そうとします。士郎は異論を挟みます。遠坂は聞き入れず「あの子を殺すわ」と改めて断言します。
これに対し、士郎は反対の意志を示しません。

法則4:ヒーロー(遠坂凛)は悪役(間桐桜)を攻撃します。

遠坂は別室へ向かいます。桜は窓から逃げ出した後でした。
士郎は桜に渡していた衛宮邸の鍵を見つけ、桜を探しいきます。

[桜にはひたすら、厳しい展開です]

綺礼小さいの「ニヤ。」がいい味出してました。

イリヤ登場


士郎は桜を探しますが見つかりません。
士郎は、心を鉄にして桜を殺すか、悩みます。

悩む士郎の前にイリヤが現れ、大切な人、好きな人を守るのは当然のことで、士郎の味方をすると伝えられます。

[ここは重要なので飛ばせませんでした]

公園(RAIN)


士郎は桜を発見し、桜の不安を解消していきます。桜は洗いざらい、感情のままの士郎へ不安を伝えます。士郎はその全てに100点の答えを返しました。トドメに抱きしめ、桜を完全にKOします。

[桜の士郎に対する気持ちが、大きくなり過ぎます]
[士郎は「桜だけの正義の味方になる。桜を守る」と宣言します]

女性の好きは加点方式だそうです。
どこまで加点されたのか、見当もつかないです。

帰り道(法則発動)


遠坂と士郎、桜が揃ったので法則が発動します。

遠坂の声には殺気があります。
士郎は桜を守ると約束しています。戦闘になれば命を賭けて桜を守るでしょう。ライダーもいます。桜だけを攻撃することは不可能です。

法則で書くと、「ヒーロー(遠坂凛)はヒロイン(士郎)を攻撃できない」になります。物語中、遠坂と士郎が殺し合いで対立するのはここだけです。

メタ的にいうと、士郎は裏の聖杯なので殺せません。

[ここでの桜は、遠坂が闘う気なら応戦する構えです]
[RAINを経て、桜の精神状態はかなり安定しています]

衛宮邸(夜)


桜は士郎から、魔力供給として生き血を貰います。
魔力供給としての大人の行為は、踏みとどまります。

[それは後の切り札です。桜はよく踏みとどまりました]

衛宮邸(朝)


ヒーロー:衛宮士郎
ヒロイン:間桐桜

桜と士郎は、日常の朝を満喫します。

[桜と士郎の仲は、着実に進展しています]

衛宮邸玄関


士郎はイリヤの元へ出かけます。桜は士郎への気持ちが大きく成り過ぎたことも影響してか、士郎を思い出しながら自涜します。

自涜後、手を洗いながら、士郎が怪我をすれば、衛宮邸から外へ行かなくなるのではないかと、考えてしまいます。 

[桜にアンリマユの影響(壊れた性格が形成)色こく出始めます]

郊外の森(法則発動)


遠坂と士郎、虚数の影(桜)が揃ったので法則が発動します。
虚数の影(桜)は、前回の襲撃失敗を踏まえ、遠坂のすぐ近くに出現します。

法則2:ヒーロー(遠坂凛)とヒロイン(士郎)は、ピンチで助け合います。
法則3:悪役(間桐桜)はヒーロー(遠坂凛)、ヒロイン(士郎)を攻撃します。

ヒロイン(士郎)ヒーロー(遠坂凛)のピンチに気が付きます。
しかし、距離が遠く間に合いません。代わりに英霊エミヤが遠坂を庇い守ります。

[遠坂を守ったのは士郎ではないですが、限りなく士郎です]

郊外の森 その2(法則発動)


引き続き、法則は発動しています。

虚数の影(桜)は、魔力で爆発を起こします。英霊エミヤは宝具を解放し、爆発から遠坂、イリヤ、士郎を守ります。爆発に乗じて虚数の影(桜)は、士郎の左腕を肩口から切断し、大怪我を追わせます英霊エミヤは遠坂に別れを告げ、自らの左腕を士郎に託し退場します。

法則3:悪役(間桐桜)はヒーロー(遠坂凛)、ヒロイン(士郎)を攻撃します。

[またもや遠坂を守ったのは士郎ではないですが、限りなく士郎です]


2章は長くなるので、ここで一旦区切ります。

英霊エミヤが遠坂を守るのは、厳密には法則外ですけどね。
言わんとしていることが、なんとなくでも伝わればOKです。

遠坂は、士郎と、士郎が将来なりうる英霊(守護者)に、ピンチを助け続けられてます。















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