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移りゆく時代を超えて 足助體操の教え

私は幼少期からカラダが弱い方で精神的にも浮き沈みがあったのは今思うと内臓が強くなかったからだと言えます。


足助照子先生から教わったこの體操(たいそう)は、自律神経を整えて、腸の働きを助け、五臓六腑のはたらきを活発にします。


習い出した頃は、まさかこんなに奥が深いとは知りませんでした。10年近く教室に通い、自然にカラダが憶えて照子先生から講師になるように言われたのでその後は助者として数年、照子先生が88歳で他界された日が私の誕生日だったこともあり、お世話になった気持ちも込めて照子先生の伝統的な教室のスタイルと空気を残していけるように現在は足助式医療體操協会の講師として體操教室を月10回程度、主に関西で開催しています。


照子先生は、宇宙や目に見えない世界についてよく話されました。目に見えない世界はエネルギーの世界です。波動や素粒子などにも興味がありよく一緒に講演を聞きに行きました。それといつもご主人の次朗先生の話をされました。

私にとって足助體操は、もちろんその技法については長年実践して熟知しているので本当にカラダや人生が深まりましたが、元々は照子先生があってのものでした。照子先生は物資的な価値観より深い精神性を兼ね添えられそこから教わることが多かったのです。


精神性とは、自分を通して宇宙を観れる、感じられるようなこと、自分と宇宙との関係を大事にする、そのような人であればどんな時代になっても人に親切に笑顔と優しさを忘れずに人のことを思いやれます。照子先生の姿はそのようなよい見本でしたし、次朗先生は凡人を超越した今では忘れられた療術という分野の治療家でした。


足助體操を他人に伝えていくことは、そこに込められた先代の魂を引き継ぐこと、またはそれに値するように體操をやり込むことと先生の言葉に重きを置くことです。


時代の変化に伴い、環境も昔とは違い、何もかもが便利で生活も楽になりました。

しかし、人体の機能やはたらきは何も変わらなく、それよりからだを動かさず、頭ばかりを使う時代になったので
体力的には弱くなってしまいました。

足助體操は、そんな時代に忘れていた自分の力を再獲得するきっかけになる素晴らしい内容です。


教室の案内

http://www.kanpoos.com/asuke/guidance.html

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