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コミュニケーションの鬼。

お店のパートさんの中に
『コミュニケーションの鬼』がいる。

もちろん、そんなあだ名は僕が勝手につけて、
僕が心の中で勝手に呼んでいるだけだ。

そのパートさん、Aさんは僕とほぼ同じくらい、40過ぎくらいなんだけど
もうこのスーパーには10年くらい勤めているようで
僕が見ている限り、同じ部門のパートさんや社員さんと仲良く話しをしているのはもちろん
他部門の社員さんパートさんや、副店長、店長ともよく話をしている。
しかもけっこうな長い時間にわたって。

もちろん、そんな人だから
とくし丸をやっている僕にも毎朝、笑顔で挨拶してくれる。

でもここまでだったら、せいぜい
コミュケーション能力の高い人
ぐらいだろう。

僕が心の中で
コミュケーションの鬼
と呼べずにはいられないのは、ここからが凄いからだ。

以前、このAさんは
冷凍品の納品業者さんとも楽しそうに話をしていた。

Aさんの部門と、冷凍品の納品業者さんは全く別の部門。
作業する場所が違うから、普通なら会話どころか、挨拶する機会もなかなかないはず。
それが、僕が見たときは、納品業者さんがトイレに行って戻るときに
どうやらAさんの作業場所を通ったようで、その時に話をしていた。

さらに
Aさんが退勤後に
店外のベンチで見知らぬおばあさんと
一緒に座り込んで話をしていたのを先日目撃した。

誰なんだ!?
仲の良いお客さんか?

そういえば、お店が開店してからも
Aさんはお客さんと話をしているところもよく見かける。

これを
『コミュニケーションの鬼』
と呼ばずしてなんと呼べば良いのか。

こんな人は、この店の中で他にいない。
いや、今まで出会ってきた人の中でもダントツだ。

コミュニケーションが苦手で
幼少の頃から今日まで、毎日生きづらさを感じている僕としては

『なんでそんなにコミュニケーション能力が高いのか?』
をぜひ聞いてみたいところなんだけど

コミュケーション能力が低過ぎて
その質問を話し掛ける勇気すらなかなか出ない自分に
もう、ただただ、驚嘆しています。

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