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ギフテッドを『支援』なんてできるの!?

こんにちは~ 最近『支援とは何ぞや?』というテーマについて再び考えることになりましたので、整理するために記事にしてみたいと思います。位置づけとしては以下の記事の続編のような感じです。


支援者にできることには限界がある

『支援』というのは
あくまで自分のレベルまでしかできません

ひきこもり・ドロップアウトから
ピアサポーターなどを経て
福祉業界に入ったとしても

それ以外の業界で働いたことがない人が
『就労支援』はできませんよね

大卒からそのまま福祉業界に就職した場合も
同じことが言えると思いますが

要するに
支援者にできることには限界がある
ということです

それはすなわち
自分の力で成長しない限りは
支援が必要な状態を抜け出せない
ということです

そうなってくると
10の支援を受けても5しか前進できない人には
支援を『頑張る』意味はなく
(厳しい言い方ですが後でフォロー入れます)

10の支援を受けたら10以上の前進をできる人に
支援を注ぐ方がいいということになります

支援を受けている人には
『支援が足りないと嘆くのではなく
 自分が幸せになるためには自分が頑張るしかない』

と伝えたいです 

支援者に求められるのは『呪いを解く能力』

先ほど10の支援をしても
10未満しか前進できない人には
支援を控える方がいいと申しましたが

前進を妨げるものを
取り除くことができるならば
話は変わってきます

例えば僕は若い頃
『失敗はしてはいけないもの』
という呪いにかかっていたのですが

『失敗したら責任は俺が持つ
 やりたいようにやってみろ』
と言ってくれる上司との出会いによって
呪いが打ち破られ 成長のスイッチが入りました

こういった呪い(良くない思い込み)は
幼少期の親との関係でかかってしまっていることが多く
見抜くのが難しいです

何がその人の成長を妨害しているのか
それを見分ける目と
呪いを解くための呪文(言語化能力)が
支援者には求められます

苦しんでいる人や支援者に伝えたいことは

物事をどのように受け止めるかで人生が変わる

ということです

呪いにかかっている状態というのは
自分を苦しめる受け止め方を
してしまっている状態です

心が楽になる受け止め方の
引き出しを増やしていく訓練を積むことによって
人生は好転していきます

支援者には正しい受け止め方を
受け入れられやすい言葉で
伝える能力が求められますが

そうした能力を獲得するには
大きな挫折を経験し乗り越える必要があります

恵まれた人生を送っていて
苦しんだ経験がない人に
アドバイスをもらっても
お前に何が分かるねん!って思いませんか?

前置きが長くなりましたが

支援者には挫折を乗り越えた経験を持ち
その乗り越え方を言語化できる能力が
あった方がいい

ということです その上で

ギフテッド支援に対して思うこと

才能を伸ばすことが幸せに繋がるのか?

特別な存在であらねばならないと
追い込むことにならないか?

一定数発生するであろう積極的分離(人格崩壊)に対して
支援者はあまりに無力ではないか?

先ほど支援者には挫折を乗り越えた経験を持ち
その乗り越え方を言語化できる能力が
あった方がいいと話しましたが

積極的分離(人格崩壊)を起こしているギフテッドを
それを経験したことがない人が
サポートすることは不可能だと思います

note界隈でも
人格崩壊しかけている人を
見かけることがありますが

経験したことがない人からすれば
ただの異常者にしか見えないと思います

人格崩壊を起こした人を支援できるのは
同じく人格崩壊を起こして乗り越えた人だと思います

『多くの人がイメージするような』ギフテッド支援は
失敗する気がしてならないのですが
妻にはこのように言われて納得しました

『ギフテッド支援はまだ始まったばかり
 それは社会実験のようなものだから
 「失敗」を経験しながら
 より善い状態に進んでいくんじゃない?』

確かにやってみないと分からないことですね

次回記事では
ギフテッド支援からドロップアウトする人に向けて
記事を書いてみたいと思います

今回はここまで
ではまた!


お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。