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自分の幼さに愕然とする~発達障害者のお悩み相談~

こんにちは~ 先日、発達障害の友人からの電話相談がありました。大きな失敗をしてしまい、40年以上生きてきていまだに自分の精神年齢が10代レベルであることに落ち込んでいました。今回は彼へのアドバイスを記事にしたいと思います。


余計なアドバイスをしてしまった友人

友人は作業所の同僚に
余計なアドバイスをしてしまいました

問題だったのは
「アドバイスをする」というのは
「上から目線」であるということを
理解していなかった点です

相手がプライドが高い人だったので
トラブルに発展してしまいました

「助けてあげたい」と思う気持ちは
一見いいことのように感じますが

自分のことがきちんとできた上での話なので
自分を育てることを優先した方がいいよと
伝えました

アドバイスをするのは
求められた時だけでいいと思いますね

「人を助けられる人間になることよりも
 人に助けてもらえる人間になることが大事だよ」

と彼には話しました

助けてもらえる人ってどんな人?

①みっともない自分をさらせる人
②助けてもらった時に感謝の気持ちを伝えられる人
③人からのアドバイスと真摯に向き合う人

だと僕は思います

「人からの助けなんて要らない」て感じの
プライドの高い人は助けをもらいにくいです

むしろ
「自分は未熟なので助けて欲しい」
という人の方が助けをもらえます

そして助けてもらった時に
感謝の気持ちをきちんと伝えられる人
より多くの助けをもらえるようになります

そしてアドバイスを受けた時に
実際に行動を変えていこうとする人
より多くのアドバイスをもらえるようになります

人は何かをしていい結果が得られると
もっとその行動をしたくなるものなので

アドバイスをしたことで
すごく感謝されたり
行動が目に見えて改善したりすると
もっとアドバイスしたくなります

ドロップアウトした障害者が「幼い」ことは仕方ない

彼は自分の幼さに愕然としていました

社会で働いていると
「成長」を厳しく求められ続けるのですが

ドロップアウトして
デイケアや作業所の中で生きていると
「成長」をそこまでは求められないため

「普通の人」に比べて
「幼い」ままになってしまいます

親の資産で働かなくても生きていける
家事は親がしてくれる

といった人に囲まれて生きていると
危機感は持てませんから

ドロップアウトしている人が
幼いままであることは
ある程度は仕方がないことなのです

僕も結婚・子育てを経験していないので
そういう意味では「幼い」と自覚しています

幼い自分を受け入れる

自分の幼さに愕然がくぜんとしてしまう
気持ちはよく分かりますが

絶望していても
何も始まりません

今が10代レベルならば
20代レベルを目指す

20代レベルなら
30代レベルを目指す

助けてもらえる人間になり
助けをもらいながら
自分を育てなおしていけば
きっと状況は良くなっていきます

「人を助けてあげなきゃ」
というのはある意味 傲慢であり

「人に教えをわなきゃ」
という謙虚なスタンスで

周囲の人のいい部分を吸収しながら
努力していくと

次のステージへの扉が開いていくと思います

扉が開いたら開いたで
自分の未熟さを痛感し
苦しむことになりますが

たま~に自分の成長を振り返ってみて
自信を取り戻してみるといいと思います

最後に

僕自身もドロップアウトを経験していて
自分の「幼さ」に絶望すら覚えながら

周囲の人の助けを借りて
自分を育てなおしてきました

結婚・子育ても未経験
正社員登用されたのが40歳

というまだまだ「幼い」人間ですが
前向きに努力しています

少なくとも
自分育てのコツみたいなものは
つかめてきているので

不安は感じなくなってきました

ドロップアウトを乗り越えた体験として
参考にしてもらえると嬉しいです

ここまで読んで下さり
ありがとうございました
ではまた!

お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。