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「人格を磨くって何?の答えを探す旅④」~自分が正しいとは限らない~

こんにちはSt.Mです。僕は大学院在学中に精神病院へ長期入院、ドロップアウトした経験があります。その後、障害者雇用から必死で努力して人生を立て直してきた中で、自分らしく生きていくためには人格を磨いていく必要があると思い至りました。「人格を磨くって何だろう?の答えを探す旅」の第4回です。第1回記事はこちら。

自分が正しいとは限らないという思考

世の中に絶対的に正しいことはなく
人それぞれ考え方が違うことを理解し

「相手の立場を想像する」
意識づけができるようになると

不平・不満・怒りから解放されていきます

たとえば子供のころは
親が食事の用意をするのは当然
と思っていたとしても

いざ自分が料理をしてみると
食材を買い出しもあれば
片付けもありますし
そもそもお金が必要なこと
などいろいろ大変なことが分かります

子供のころは
親の手料理がまずい などと
不満を感じたとしても

それは親の立場を
理解していなかったからですよね

会社・上司・家族・友人など
自分からは腹立たしいと
思うようなことがあったとしても

自分のものの見方が足りていないのでは?
と思うようになると

相手が納得のいかない行動を
取ったとしても
その行動の理由を考えるようになります

「自分が正しいとは限らない」
という前提での思考の積み重ねが
人格を磨くことだと思います

それから自己肯定感が低めの人には
「自分は間違っている」と
責めるのも違いますよと伝えたいです

photo by Josiah Farrow

トラック運転手はマナーが悪い?

たとえば
高速道路の追い越し車線を
ゆっくり走るトラックに
怒りを覚える人もいるのでは
ないでしょうか?

実は重大事故が相次いだこともあり
トラックには出せる速度に
リミッターが設けられており
時速90㎞以上が出せなくなっているのです

時速90㎞までしか出せないんだったら
追い越し車線に出てくるな
という反論も出そうですが

トラック運転手の仕事は
「時間通りに」荷物を届けることです

遅れることは許されないのです

時間を守るためには
追い越していかなければならない時も
出てきます

そして「時間通りに」というのは
早く着くことも許されないのです

大型のショッピングモールなどでは
近隣住民の迷惑にならないようにと
近くに駐車することが
許されないお達しが出ている時もあり

一見迷惑に見える路上駐車も
サボっているのではなく
配送先の近くで待機しているだけなのです

ハンドルに足をのせて休んでいるのは
行儀悪く見えますし
サボってる感がしますが

エコノミークラス症候群に
ならないためなのです

このように
「高速道路をゆっくり走る」
「路上駐車でサボっている」
と一見腹が立つように見えることでも

「自分の視野が狭いだけかもしれない」
と考える習慣を持てると

不平・不満・怒りから解放され

人を批判・攻撃することがなくなります

今回の例で言えば
同じシーンを目撃した時には
感謝の気持ちが湧いてくるようになります

僕が働いていたお店では
駐車場が広いお店でしたので

トラックがよく
駐車して休んでいました

トラック運転手の事情を
ネット記事で知るまでは

お客様の迷惑だな~という
気持ちもあったのですが

こうした広い駐車場があって
時間をつぶすことができる場所は
貴重なのだということを知り

同じ場面を目撃しても
トラック運転手さんのおかげで
僕らは商売できているんだよな~
ありがたいな~と
思えるようになりました

まとめ

自分の感じ方が正しいとは限らないと理解し
いろいろな人の立場を想像できるようになると
感謝の気持ちを抱けるようになります

そういう意味では
自己肯定感が低く
自分に自信がない人の方が

自分に自信があり
自分が常に正しいと思っていて
他者に攻撃的な人よりも

ずっとずっと幸せになれる素質が
あるのかもしれませんね

参考になれば嬉しいです
ではまた!


お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。