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漫画「リエゾン」感想②~子育てはトラップがいっぱい~

こんにちは~ St.Mです。前回に引き続き漫画「リエゾン」の感想です。リエゾンを読んで、子育てって本当に大変だと痛感しました。前回記事でも書きましたが、「恵まれた家庭で育つ」ことが子供にとって「困難」になりうるという話は強烈で、じゃぁ一体どうすればいいの?という感じです。

子供のためにと思うことが仇となることも

リエゾンに出てきた家庭の話から
学んだことですが

勉強ができて
学歴を手に入れて
いい会社に入れるよう

幼少期から多数の習い事をさせる

僕の生まれた家庭はお金が無かったので
人生これまで習い事はおろか塾にすら
通ったことがありません

僕からすれば
習い事をさせてもらえるのは
羨ましい話ですが

受け身でいるだけで
能力が高まるので

自分で考える能力が身につかない

いや

考える時間的な余裕がない生活を
幼少期から送ることは

心身の発達の上で
不具合を起こす可能性があるそうです

そして「察する能力が高い親」というのも
子供にとって「困難」となりえます

子供が失敗しないよう
先回りして何でもやってしまう

「あれしなさい」
「これはしてはダメ」

親の指示通りにすれば失敗しないので
思考能力が育たなくなるのです

photo by CDC

人にお願いできない知人

リエゾンに出てくる
こうした症例を読みながら

病院のデイケアに通う知人のことを
思い出しました
(40過ぎの男性)

自分から
「○○して欲しいです。お願いします。」
と言うことを一切せず

なんとなく匂わすことで
相手に○○しようか?と
言ってもらえるのを待っているのです

たとえばこんなことがありました

仕事終わりに電話がかかってきて
彼:「今近くのレンタカーショップにいるんですけど」

僕:「だから何?」

彼:「今日、知人を送るためにレンタカーを借りたんですよ」

僕:「だから何?」

彼:「だから、近くのレンタカーショップにいるんです」

僕:「要するに今からそこに迎えに来い
   そして自宅まで送ってくれということ?」

彼:「そういうことです」

彼は障害を持ち
人から支援を受けていかなければ
生きていけないのにも関わらず

自分から「お願い」をすることすら
できないのです

自分が匂わすだけで
周囲の人が動いてくれる
それが当たり前なのでしょう

親がすべて先回りして
何でもやってあげながら
育てるとこうなるのかと
衝撃的でした

きっと親御さんは
気が利く素敵な方なのでしょう

親がいい人間であることが
子育てにいい結果をもたらさない
というのは難しいですね

まとめ

核家族化で子育てが家庭内で閉じていることで
不具合を抱えて大人になりやすくなっていて

その不具合を抱えた大人が親となって
不具合を連鎖してしまいます

また親自身が
完璧な親になれない自身を責めて
苦しんでしまうこともあり

子供を育てるって
難しいな~と感じました

僕は経験できそうもありませんが
世の中のお父さんお母さんを応援したいですね

今回はここまで!
読んで下さりありがとうございました

ではまた!

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